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冬の庭が寂しくならない!常緑性のリーフプランツ[8選]【ガーデニング】

  • 2025.11.27

冬の庭が寂しくならない!常緑性のリーフプランツ[8選]【ガーデニング】

咲く花も少なくて寂しくなりがちな庭に、寒くても葉が残る常緑性のリーフプランツは貴重な存在。グラウンドカバーやこんもり茂る株で、庭に彩りを添えてくれます。カラーリーフやグラスからブッシュ(低木)まで、冬の庭の骨格になるリーフプランツを紹介します。

冬も彩りが楽しめる 常緑のリーフを忘れずに

霜が降りるころになると、庭やベランダで咲く花はパンジーやビオラ、ガーデンシクラメンなど、ほんの数種に限られます。茎葉が枯れる宿根草も多いので、地面が目立ったりして寂しい印象。そんなときにグリーンやシルバーなどの葉を残す常緑性のリーフが役立ちます。

「植栽プランは冬の景色から考える」と教えてくださったガーデナーさんがいらっしゃいました。冬でも寂しくならない工夫、見どころとして、常緑性のリーフを仕込んでいるとのこと。横に広がって地面を覆い、鉢縁から枝垂れるグラウンドカバープランツや、こんもり茂るブッシュ(低木)などです。

リーフプランツは葉の色や形、サイズなども様々で、組み合わせることで思いがけないほど彩り豊かで変化に富んだシーンが生まれます。咲く花はほんの少しでも、常緑のリーフを組み合わせて冬の庭やベランダを楽しみませんか。丈夫で“絵になる”おすすめリーフを紹介します。

冬の庭にとり入れたい常緑性のリーフ8選

斑入りや艶のある葉が密生する アジュガ

草丈:10~20㎝(花穂をふくめて)

まずは草丈低く横に広がって地面を覆ったり、鉢縁から枝垂れるグラウンドカバータイプです。アジュガは黒味を帯びて艶のある品種や紫や白の斑入りなど、多くの園芸品種があります。根が浅くて乾燥に弱いので、日陰向き。春には紫やピンクの花を穂状に立ち上げます。

モフモフの姿が鉢植えでも愛される サギナ(アイリッシュモス)

草丈:5~10㎝

モフモフの姿から「モス」の名がありますが、ナデシコの仲間で5~8月に白い小花を咲かせます。寒さや暗さに強いので、屋外での越冬や屋内の観葉植物としてもOK! ただ、蒸し暑さや乾燥に弱いため、地植えする場合は木の下草や夏に風通しよい場所で育てます。

花壇の縁取りからアクアリウムまで ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)

草丈:10~30㎝

日本をふくむ東アジアの林床に自生するグラスです。古くから花壇や池の縁取り、日陰のグラウンドカバーに用いられ、水槽のアクアプランツとしても利用されます。明るい斑入りや‘コクリュウ’という黒葉の園芸品種が人気。花は目立ちませんが、秋に美しいブルーの実を結びます。

つるをフェンスに絡めたりグラウンドカバーに ‘ハツユキカズラ’

草丈:つる伸び50㎝~

緑葉のテイカカズラの園芸品種。濃いピンクの新葉がやがて薄くなり、さらに緑地に白の斑点と変化して、秋に鮮やかに紅葉します。つる性なのでフェンスに絡めたり、地面に広げたり、寄せ植えに利用できます。日陰では斑の色がよく出ず、夏の強光では葉が傷みやすいのが難点です。

シルバーリーフを代表するリーフプランツ シロタエギク(セネシオ)

草丈:10~60㎝

一般的にはセネシオ・シネラリアの園芸品種を指すものの、タナケツム属の‘シルバーレース’などもふくめる代表的なシルバーリーフ。苗は草丈10㎝ほどですが、初夏の開花期には30~50㎝ほどにも伸びるので、切り戻して株元に出る新芽を株分けしてもよいでしょう。

カラーリーフ人気に火をつけた多彩な葉色 ヒューケラ

草丈:10~60㎝(開花時)

ツボサンゴという和名をもつように、珊瑚飾りのように美しい花を初夏に咲かせる種類もあります。けれども人気の理由は、赤やピンクからシルバーやブロンズ、黄色系まで多彩な葉色の園芸品種がそろうこと。株元が次第に木質化するので、切り戻してさし木するのも手軽にできます。

ふんわり半球状にまとまるシルバーの低木 モクビャッコウ

樹高:30~50cm

原産地が東アジアの亜熱帯~熱帯なので、今回ご紹介するなかでは寒さにやや弱いですが、関東南部以西では庭植えOK。シロタエギクと同じようなポット苗で流通しますが、低木なのでよく分枝して自然にこんもりまとまって庭の骨格に。乾燥に強く日当たりを好みます。

艶のある大きな葉が庭のアクセントに ツワブキ

草丈:30~60㎝

東北地方南部より西に自生して、黄色の斑入りなど多彩な園芸品種があります。艶のある大きな葉が目立ち、年々大株に。日脚の短くなる10~12月に、光を集めたような黄色の花を咲かせます。日陰でも育つことから地味な印象でしたが、いまは造形的な葉が人気を集めています。

寄せ植えや“霜の華”も楽しみたい

今回紹介したリーフプランツは、常緑で花よりも葉の観賞価値が高いもの。冬には寒さや乾燥で葉が傷むこともありますが、冬枯れた庭やベランダに彩りを添えてくれます。霜が降りても葉の輪郭や葉脈を美しく際立て「霜の華」と呼ばれる美しさを見せるものもあります。

また、咲く花の少ない季節では、寄せ植えにも重宝です。グリーンの葉は反対色の赤い花や実ものによく映え、シルバーは赤やピンクの花を引き立てます。クリスマスやお正月というイベントを飾る素材としても、リーフプランツに注目してはいかがでしょう。

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