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ワンナイトのつもりが…。定型発達の人にはわからない〈恋愛トラブルが起きやすい人〉の理由とは【もしかして…発達障害!?】

  • 2025.11.28

「お世辞や社交辞令を真に受けてしまう」「恋愛で裏切られることが多い」。これがいつものこととなると、発達障害の傾向がありそうです。

人の言葉を疑いなく信じて、痛い目にあってしまう【ASD傾向】

ASDの人は、言葉の裏にある意味を読み取ったり、深読みしたりすることが苦手です。言われたことをそのまま素直に受け取ってしまう傾向があり、「ちょっと遊んでやれ」というような悪意ある言葉に込められた下心にも気づけないことがあります。

また、お世辞や冗談も真に受けやすく、「ラフな服装だね」と皮肉を込めて言われても、その意図に気づかないことがあります。

たとえば、引っ越しのあいさつ状に書かれている「お近くにお越しの際はお立ち寄りください」といった社交辞令も、文字どおりに受け取り、本当に訪ねて行ってしまい、相手を困らせてしまう…というようなこともあります。

こうしたタイプの人は、「すぐ返すから1万円貸してくれない?」と言われれば、「すぐ返してくれるなら大丈夫だろう」と考えて、あっさりお金を渡してしまうこともあります。

「忘れたふりをされて返してもらえないかもしれない」という疑念を持たなかったり、たとえ「この人に貸すのはちょっと…」と感じても、頼まれたことを断りにくいのも、ASDの特性のひとつです。

疑うことを知らず、断るのも苦手。だからこそ、悪意のある人や、強引なセールスをしてくる人にとっては、格好のターゲットになってしまいます。

その結果、あまり経済的な余裕がないにもかかわらず、不要な保険に次々と加入してしまい、月に5万円以上の保険料を支払っている…といった状況に陥ることもあるのです。

その場ですぐに返事をしないで、考える時間をかせぎましょう

ASDの人は、悪意をもってだまそうとしたり、甘い言葉で誘惑しようとする人の言葉も、素直に受けとってしまいがちです。残念なことですが、世の中にはそういう人もいるのだということを、まずは心に留めておきましょう。

何度か痛い目にあっているのなら、自分はそういう人に狙われやすいタイプかもしれないと自覚しましょう。

そのうえで、相手の気持ちがよくわからなかったり、少し変だなと思ったりしたら、すぐに返事をしないのがおすすめ。「考えさせてください」「あとでご連絡します」というように、いったんその場から離れるのです。

ASDの傾向がある人は断ることも苦手です。でも、「少し待って」と伝えるのは、その場で断るよりもハードルが低くなります。ずるずる巻き込まれないためにも、考えたり相談したりする時間をかせぎましょう。

教えてくれたのは…司馬理英子先生●司馬クリニック院長。医学博士。岡山大学医学部卒。1983年渡米。アメリカで4人の子どもを育てるなか、ADHDについての研鑽を深める。1997年に帰国し、東京都武蔵野市に発達障害の専門クリニックである司馬クリニックを開院。以来、子どもから大人までの治療を行っている。

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