1. トップ
  2. 【実話モデル】「外見だけで幸せ者と判断」された美少女の悩み!SNS普及が生んだ「自分の幸せ度の偏差値」の息苦しさ【漫画】

【実話モデル】「外見だけで幸せ者と判断」された美少女の悩み!SNS普及が生んだ「自分の幸せ度の偏差値」の息苦しさ【漫画】

  • 2025.11.26
画像提供:乃田ユウキさん
画像提供:乃田ユウキさん

大学生の頃に漫画を描き始め、X(旧Twitter)を中心に作品を公開している乃田ユウキさん(@nd___yk)。2024年、「くらげバンチ」にて『かわいそうな私たち』が掲載された。 容姿端麗で成績優秀、クラスの人気者である藤島さんが、外見だけで「幸せ者」だと判断されてしまう苦悩と、本当の幸せについて考え始めていく青春物語だ。今回は、本作が誕生した背景や裏話について、乃田ユウキさんにインタビューした。

■「幸せの偏差値」が可視化される時代の息苦しさ

画像提供:乃田ユウキさん
画像提供:乃田ユウキさん
画像提供:乃田ユウキさん
画像提供:乃田ユウキさん
画像提供:乃田ユウキさん
画像提供:乃田ユウキさん

本作が誕生したきっかけについて、乃田さんは「自分のことを『かわいそう』と認めてあげるのが難しい時代だなと感じ、その息苦しさを漫画にしました」と語る。 「SNSが普及して、自分より恵まれている人、恵まれていない人の生活が見えるようになって、自分の幸せ度の偏差値がわかりやすくなったと思うんです。そんな中で、例えばとっても悲しいことがあったときに、『今自分はかわいそうだ』と自分で自分を慰めてあげるのは、真面目な人ほど難しいことなんじゃないかなと思い、この漫画を描きました」

■「私の悩みなんて大したことない」…モデルは実在の友人

美少女の藤島さんと、写真部の松崎さん。見た目も性格も対照的な2人だが、実はモデルが存在する。 「2人とも、私の友達がモデルです。ある友達は、悩み相談の中で『でもこんな悩み、ほかの人に比べれば大したことないから』と笑顔で言い、ある友達は、ときには周りの目を気にしながらも『これが私がしたいことだから』と自分の信じる道を突き進んでおり、この2人をモデルにキャラクターを考えました」

作中で藤島さんが望まないミスコンへの参加を断らなかった理由については、「『出場したい』という意思はなかったと思います。藤島さんは周りの期待や視線を無意識に考えて行動する癖がついているので、出場しなかったときに周りからどんなふうに思われるかを考えたうえで、最終的に出場したのではないでしょうか」と、美少女ゆえの心理的な重圧を分析した。

■「生きづらさの中で一生懸命生きる人」を描きたい

乃田さん自身が幸せを感じるときは、「家族、恋人、友達など大事な人と一緒にいるとき、漫画を描いているとき、自分の目標を達成したとき」だという。 今後の展望については、「生きづらさの中で一生懸命生きる人たちを描きたいです。最近は描きたいことが見つかってきた気がしています。これからどんどん挑戦して、ばんばん失敗して、それでも少しずつ前進できるように全力で頑張ります!」と力強く語った。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。製品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格が異なる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる