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消費者「ポッキー、味変わった…?」グリコが謝罪「600万個を自主回収」チョコに香りが移った“意外なワケ”

  • 2025.12.11
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

2025年12月8日、江崎グリコは「ポッキーチョコレート」を含む計20品目、約600万個を自主回収すると発表しました。公式Webサイトでは「本来の風味と異なる商品が流通したため」としており、品質に問題が生じたことを認めています。

SNSでは以前から「ポッキーの味がスパイシーだった」「味変したの?」といった声が相次いでおり、今回の発表で、戸惑いと不安が一気に広がっています。

何が起きたのか、対象商品や回収方法、そして消費者の反応を整理します。

背景に“保管環境”の影響「香辛料の香りが移った」

江崎グリコによると、今回風味が変わってしまった理由は、カカオ豆の保管環境にありました。

対象製品に使われたカカオ豆は、物流倉庫の改修工事に伴い、一時的に香辛料と同じ場所で保管されていたといいます。その影響で、カカオ豆に香辛料の香りが移ってしまい、チョコレートから“スパイシーな風味”を感じる商品が出てしまったということです。

ただし、安全性に問題はないと明言しており、“そのままお召し上がりいただいても安全性に問題はございません”と説明しています。

出典:商品回収に関するお詫びとお知らせ(江崎グリコ株式会社)

ポッキーや神戸ローストショコラなど20品目が回収の対象に

自主回収の対象は「ポッキーチョコレート」「ポッキー<極細>」「冬のくちどけポッキー」「神戸ローストショコラ<芳醇カカオ>」といったチョコレート菓子など計20品目です。

全国のスーパーやコンビニで販売された商品、合計約600万個が回収の対象となっています。いずれも特定の賞味期限やJANコード(バーコード)に該当するものです。

対象商品は、グリコの公式サイトで一覧が公開されています。

回収は、インターネット上の専用フォームに必要事項を入力すると、後日、宅配業者が商品を引き取りに来る仕組みです。返送後は、商品代金相当の「QUOカード」が送られるとのことです。

江崎グリコは、お詫びとともに、再発防止のために倉庫の保管ルールや検査体制を見直すなど、品質管理を徹底していくとコメントしています。

回収前から「なんかスパイシー?」と違和感の声が続々

SNSでは、回収が発表される前から違和感を覚えた人たちの投稿が相次いでいました。「今日食べたポッキー、なんかスパイシー?」「味が変わった?」「おいしくなくなった…元の味に戻してほしい」「リニューアルしたのかな?」と不思議な味を指摘するコメントが多く見受けられます。

そして発表後には「やっぱり勘違いじゃなかった!」「原因が分かってスッキリした」とこれまでの違和感に納得したという声が広がっていました。

また「安全性に問題がないなら良かった」「味のリニューアルじゃなくて本当によかった」など安心する声がある一方、「600万個の自主回収はさすがに大変…」「大手でもこういうことあるんだね」と企業への同情や驚きの声も寄せられています。

安心して商品を手にできる環境づくりの重要性

今回の問題は風味の変化であり、健康への影響はないとされています。しかし、日常的に親しまれている商品だけに、消費者が戸惑うのは当然です。

グリコは迅速に自主回収を決め、原因の調査と再発防止策を進めています。今後は原料保管や品質管理の徹底がより一層求められるでしょう。

大きな混乱には至っていませんが、安心して商品を手に取れる環境づくりの重要性が改めて浮き彫りになった出来事でした。


参照:商品回収に関するお詫びとお知らせ(江崎グリコ株式会社)


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