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三吉彩花、DIZ、森井勇佑らからコメントが到着『12月の君へ』幻想的なアザービジュアル3種も公開

  • 2025.11.25

世界中で絶大な人気を誇るハン・ソヒが待望のスクリーンデビューかつ初主演を飾った韓国映画『12月の君へ』が、12月5日(金)より公開となる。このたび、アザービジュアル3種類が公開。あわせて三吉彩花をはじめとした著名人からコメントが到着した。

【写真を見る】真冬の海辺でサーフィン用のウェットスーツに身を包み、遠くを見つめる2人

【写真を見る】真冬の海辺でサーフィン用のウェットスーツに身を包み、遠くを見つめる2人 [c]2025 Elles Films Co., Ltd.
【写真を見る】真冬の海辺でサーフィン用のウェットスーツに身を包み、遠くを見つめる2人 [c]2025 Elles Films Co., Ltd.

アジアを代表するインディペンデント映画祭の一つとして名高い、第24回全州国際映画祭の韓国コンペティション部門に正式出品され、わずか1分でチケットが完売した本作。「わかっていても」で大ブレイクし、数々の大ヒットドラマに出演する韓国ドラマ界の女神と呼ばれるソヒ。彼女のスクリーンデビューとなる本作では、子役出身で人気俳優の転校生ソルを演じ、繊細かつ深みのある演技で新境地を開く。ソルと運命的に出会い、惹かれ合う俳優志望の高校生スアンを演じるのは、“韓国映画界の秘宝”とも称される実力派ハン・ヘイン。2人が紡ぐのは、“友情”と“恋”の狭間で揺れながら惹かれ合いながらも、離れ離れになった少女たちの物語。大人になったある日、雪の降りしきる幻想的な冬の海で、伝えられなかった「好き」が再び動きだす。その深い想いがつながった時、彼女たちがたどり着く未来は、あたたかな温もりか、それとも…。

このたび解禁されたのは、まるで雪の中で運命的に出会ったソルとスアンの心象風景を映しだすような、淡く美しい幻想的なアザービジュアル3種。心のうちに孤独を抱える2人の少女が雪に包まれるようなビジュアルにはそれぞれ、物語の重要な断片が捉えられている。一つ目は、波打ち際でスアンが持つビデオカメラに向かって演技をするソル。二つ目は、真冬の海辺でサーフィン用のウェットスーツに身を包み、遠くを見つめる2人。そして三つ目は、雪深い森に向かって歩くスアンと、手を振るソルを捉える。

雪深い森に向かって歩くスアンと、手を振るソル [c]2025 Elles Films Co., Ltd.
雪深い森に向かって歩くスアンと、手を振るソル [c]2025 Elles Films Co., Ltd.

各ビジュアルに添えられた「愛だと知らずに傷つけた。もう一度、会いたい。」の言葉には、“友情”と“恋”の狭間で揺れながら離れ離れになってしまった初恋のせつなさが深くにじみ出す。本作の全編を通して象徴的に登場する「ビデオカメラ」、「演技」、「真冬のサーフィン」、「雪山」。それらのモチーフに込められた深い意図に気づいた時、せつなさが観る者の心に強烈に残る。降り積もる雪のように儚い2人の愛の行方を、ぜひ劇場で体感してほしい。

あわせて解禁されたのは、本作に魅了された著名人から届いたコメントの数々。三吉は「私はハンソヒさんの瞬きと息遣いがとても好きである」とコメント。また『こちらあみ子』(22)、『ルート29』(24)の森井勇佑監督は、「この映画のハン・ソヒさんの美しさを思いだすたびに、冬のキンとした冷たい空気が一緒についてきます」と語っている。

ハン・ソヒとハン・ヘイン、2人の圧倒的な表現力によって描かれる、淡く美しい愛の詩。『12月の君へ』というタイトルの通り、心に深く降り積もる物語に期待しよう。

<コメント>

●イシヅカユウ(モデル、俳優)

「この世界は全部誰かが書いている物語で、それは全部、私が自分で書いていて、私はあなたのことを抱きしめているつもりで、ずっと私自身のことを抱きしめていただけなのかもしれない。だけどあなたがここにいてもいなくても、この気持ちが届いていますように」

●エルビアンTV(同性カップルYouTuber)

「今回私は、長年の同性のパートナーと共にこの映画を拝見しました。この映画は、現実と幻想の境界が曖昧で、まるで夢を見ているような不思議な余韻が残る作品でした。恋なのか友情なのか、名前のつけられない感情の揺れを繊細に描いていて、観る人それぞれの記憶や心に重なる部分があると思います。私自身、現在は同性同士で長くお付き合いをしていますが、学生時代には、想いが通じない同性に対して、『尊敬なのか、友情なのか恋なのか分からない』そんな複雑な感情を抱いた経験があります。強い想いがありながらも、心が波打つような複雑な感情を感じていました。

ハン・ソヒさん演じるソルの人間味あふれる繊細な表情が印象的で、言葉にならない想いが静かに伝わってきました。演じることを通して惹かれ合い、そしてすれ違っていく2人の姿がせつなくも美しく、見終わったあともその感情の余韻が心に残る作品でした。この映画が、誰かの中にある"名前をつけられない想い”をそっと肯定してくれるような存在になればと思います」

●辻愛沙子(株式会社arca CEO/Creative Director)

「ハン・ソヒの印象も相まって、息を呑むほど美しい肖像画のような映画だった。ただ同時に、"美しい女性同士の愛"と短絡的に消費されてしまうような、よくあるクィアロマンス表現への抵抗と意志を感じる作品でもあった。ブッチと呼ばれるようなハンサムなスタイルの女性像も、その意思の一つなのだろう。アジアのクィアロマンス映画が多様な形で盛り上がっていくことがとてもうれしい」

●DIZ(映画アクティビスト)

「詩のように美しく、雪解けのように心に沁みるクィアロマンス。言葉より先に表情が語る、友情と恋の狭間で揺れる繊細な感情。すべての瞬間が恍惚とするほど夢幻で、せつなく胸に突き刺さる。──冬になるたび、この映画を思いだすだろう」

●三吉彩花(俳優・モデル)

「ソルを見ていると自分が見透かされているような気持ちになる。自身を生かすのも殺すのも自身なんだと。心が朽ちていかないようにするので精一杯だった。そして私はハンソヒさんの瞬きと息遣いがとても好きである」

●森井勇佑(映画監督)

「素朴でせつなくて、とても好きな映画でした。この映画のハン・ソヒさんの美しさを思いだすたびに、冬のキンとした冷たい空気が一緒についてきます。こんなセンチメンタルな気持ちになったのは久しぶりです。ぼくは『12月の君へ』推しです」

文/サンクレイオ翼

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