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階級を捨て極貧生活…インドの難民キャンプで暮らすクリスチャンの男性が“ヒンドゥー教を辞めた”理由「親が亡くなった後…」

  • 2025.11.25
【写真・画像】階級を捨て極貧生活…インドで暮らすクリスチャンの男性がヒンドゥー教を辞めた理由「親が亡くなった後…」 1枚目
ABEMA TIMES

令和ロマン・くるまがインドで出会った男性は、国民の8割がヒンドゥー教を信仰する同国で、家のドアに十字架を掲げていた。一族代々ヒンドゥー教を信仰し、最高位の階級に属していたその男性は、ある時キリスト教に改宗。階級を捨て、裕福な暮らしを手放してでも、クリスチャンになった理由とは…。

【映像】難民キャンプの光景&迫害を受けた人々

11月23日、ABEMAオリジナルドキュメンタリーバラエティ番組『世界の果てに、くるま置いてきた』#9が放送された。

『世界の果てに、○○置いてきた』シリーズ(通称・せかはて)の第3弾となる本作では、物心ついてから海外旅行経験がなく、ほぼ人生初海外となる令和ロマン・くるまが、バングラデシュ南端の離島に置き去りに。過去シリーズ同様に、移動手段はローカル路線バスやヒッチハイクなど基本陸路のみというルールの中、約2週間の南アジア縦断旅に挑んでいる。

インド・ダージリンで迎えた南アジア旅8日目。民家のドアに掲げられていた十字架が、くるまの目に留まった。ちょうど家主の男性が家の前にいたので「クリスチャンですか?」と尋ねると、「そうだよ」と答えが。旅に同行した大前プジョルジョ健太ディレクターは「このあたりでクリスチャンって、かなり珍しいですよね」と口にした。

【写真・画像】階級を捨て極貧生活…インドで暮らすクリスチャンの男性がヒンドゥー教を辞めた理由「親が亡くなった後…」 2枚目
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家にお邪魔して話を聞くと、キショップさんというその男性は「うちは一族代々ヒンドゥー教なんだ。ヒンドゥー教には4つの階級があって、うちの一族はバラモン(最高位)だった。その階級というだけで周りから慕われる。でも親が亡くなった後、自分を見つめ直してキリスト教に改宗した」とクリスチャンになった経緯を説明。周囲の反対を押し切り、階級を捨てキリスト教に改宗し、生活は大きく変わったという。「改宗したおかげで、毎日安い服だ。それでもキリスト教の自由な考え方に共感したんだ」とキショップさんは語った。

なお、インドで暮らすキリスト教徒は、わずか2.3%。キショップさんには妻と息子がいるが、息子はヒンドゥー教の神・シヴァを信仰しており、親子で信仰する宗教が異なっているのだという。キショップさんは隣の部屋にいる息子に聞こえないよう声をひそめ、「思想の親子喧嘩だね」と少し複雑そうに話していた。

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