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植えっぱなしで楽しむ春の小球根[8選]パンジー&ビオラと相性ぴったり!【ガーデニング】

  • 2025.11.25

植えっぱなしで楽しむ春の小球根[8選]パンジー&ビオラと相性ぴったり!【ガーデニング】

秋に植えつけると晩春まで咲き続けるパンジー&ビオラ。長く咲いてくれるのは嬉しいけれど、「たまには変化も楽しみたい」方に、おすすめしたいのが春に咲く小型の球根植物です。バンビオとの相性抜群で、植えっぱなしOKのかわいらしい顔ぶれです。

早めの春を彩るかわいらしい小球根植物

「春は足元からやってくる♪」とよく言われるように、春の訪れを知らせてくれるのは草丈の低い草花。なかでも小型の球根植物は、まだ雪の残るなかで咲き出して、春が来た喜びを感じさせます。

園芸品種のチューリップなどに比べると、小さな球根なのに1球からいくつもの花を咲かせたり、丈夫で育てやすく、植えたまま翌年も開花するものが多いのです。でも、クロッカスやムスカリ以外、あまり知られてないようでもったいない! この秋はぜひ植えつけてみませんか。

これらは小鉢などに球根をぎっしり植え、群れ咲かせるとかわいらしさも格別に楽しめます。また、パンジーやビオラ、デージーやスイートアリッサムなど、草丈が低く秋から晩春まで長く咲く草花との相性もGOOD! 小さな球根を苗の株元に忍ばせておくと、春にすてきな組み合わせができます。

パンビオと楽しみたい小球根8選

パンビオと花色が合わせやすい【クロッカス】

開花期:2~4月
草丈:7~15㎝

ぷっくり膨らむ蕾が開くと、春の光を集めてほほ笑むようなかわいらしさです。葉が伸びるよりも先に花が咲くので、小さいながらも目立ちます。黄色のほかに紫色や白、紫のストライプなどの花色がパンジーやビオラに合わせやすいのでは。花後に残る葉も細い線形なので邪魔になりません。

ブルーのラインが愛らしい清楚な花【プシュキニア】

開花期:2~4月
草丈:10~15㎝

ヒアシンスを小さくしたような愛らしいようすで、ブルーのラインが印象的です。トルコやレバノンなどの高山に自生するため暑さはやや苦手、花後は球根を土の中で休眠させて、秋に再び水やりすることで翌年も咲かせましょう。プシュキニア・スキロイデス(旧名リバノチカ)がおもに流通。

地際からひょっこり咲くアヤメの仲間【ミニアイリス】

開花期:2~3月
草丈:10~20㎝

アヤメの仲間ならではの華やかな花を、地際から咲かせて不思議な存在感を放ちます。紫色から水色までの各色、白や黄色などと花色が豊富で園芸品種が多数。開花期には葉が短くその後に線形に伸びだします。これも地中海沿岸地域が原産なので、夏は乾き気味に管理を。

コンパクトでよく咲く人気のスイセン【スイセン‛ティタティタ‘】

開花期:2~3月
草丈:10~20㎝

ミニスイセンを代表する人気の品種です。誕生から70年経つといわれますが、‛Tate a tete‘をテータテートやチタチタなどと、表記が分かれます。小さな球根からいくつもの花を咲かせ、パンジーやビオラとの相性がぴったり。植えっぱなしで、よく分球してふえます。

早春に目をひく鮮やかな青い花【シラー(スキラ)・シビリカ】

開花期:2~5月
草丈:10~15㎝

100種以上の原種があり、草丈80㎝ほどになるベルピアナなどが知られるシラー属。そのなかでごく小さなシビリカですが、鮮やかな花色で視線を集めます。山野草的な繊細なイメージなので、パンジーよりもビオラと咲かせたい花。植えっぱなしでよく咲きます。

雪を溶かして春一番を告げる【スノードロップ(ガランサス)】

開花期:2~3月
草丈:10~20㎝

名前のように積もった雪を解かすように現れ、白い小花を下向きに咲かせます。可憐な姿で春を告げるので人気の球根植物。原産地の東ヨーロッパでは落葉樹の林床に群生するので、栽培においても葉が枯れた夏は日陰で乾かし気味に管理するとよいでしょう。

花の中心が白く抜けて輝きをたたえる【チオノドクサ】

開花期:2~4月
草丈:10~20㎝

1球から3~5輪ほどの花が、次々に20日ほども咲き続けます。花中心が白く抜けて輝くようで、小さくても華やかな魅力。地中海沿岸地域の高山地帯の原産ですが、暑さ寒さに強く丈夫です。庭植えでは植えっぱなしでよくふえ、群生すると見ごたえがあります。

ユニークな花が春の景色のアクセントに【ムスカリ】

開花期:3~5月
草丈:10~20㎝

壺形の小さな花をブドウの房のように集めるユニークな花。育てやすく、放任しても毎年よく咲くので人気があります。近年は白花やバイカラー、香りのあるものなど、園芸品種のバリエーションが豊かに。ただ、植えたままにすると葉が伸びすぎるところに難があります。

小球根を植えるアイデアいくつか

ここで紹介した球根の直径は2㎝ほど。とても小さいので、パンジーやビオラの株元に埋め込みやすく、場所をとりません。同じ値段でもチューリップなどより多くの球根が買えるので、手軽に育てられます。

植えつけるときは、鉢や植え穴の底の土に緩効性の肥料を混ぜて植えつけます。どの球根も植えっぱなしで数年は咲きますが、庭植えで花後に掘り上げる場合は、かごに入れて植えると掘り上げるときに便利です。

小さな球根植物は1種類だけを群生させてもかわいいものですが、長く咲くパンジーやビオラと組み合わせると春の変化が楽しめます。また、球根の花が咲くまでの水やりを忘れることも防げるというメリットがあります。

※2024年11月13日に配信した記事を再編集しています。

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