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【グルメ漫画】昭和レトロな京都の大衆食堂で昼呑み。圧巻のメニュー数に、お酒が進んで止まらない!

  • 2025.11.24

大阪の食文化と人間ドラマを描いた漫画『ナニワめし暮らし』の作者であるはたのさとしさん(@hatanosatoshi)。たちのぼる湯気や香りを感じるような、緻密な描写が特徴だ。

漫画『味わいの京』は京都を舞台に、新人編集者である小園ひよりの目を通してグルメや文化、そして彼女の成長を描く作品。

今回は、京都で長年愛される大衆食堂の「京極 スタンド」について。メニューが多くどれもおいしいことから、一日中多くの人で賑わう。

昭和の空気を今に伝える、食の文化遺産

京都を代表するレトロな「大衆食堂」という言い方で紹介されることの多い「京極 スタンド」。だが、その一言では表しきれない独特の雰囲気が漂う。関東大震災で東京・浅草から京都に移住してきた初代が、1927年(昭和2年)に大正時代の建物を使って、何を食べても10銭という食堂を開いたのが同店の始まりという。

とりわけ目を引くのはそのたたずまい。店先にかかったのれんと看板の「スタンド」の文字は、確かにレトロなのだが、令和の今となってはむしろ新鮮で印象的だ。

そして店内。壁に貼られたメニューや開業時から使用されているテーブル、大理石のカウンターといった調度が昭和初期にタイムスリップしたような空気を醸し出している。

もちろん、レトロな空気を味わうのも楽しいが、何と言っても本領はメニューの数とその味わい。常時60種以上がそろい、おでんや鶏の唐揚げといった居酒屋メニューはもちろん、定食やラーメンなどしっかり食べたい人向けの料理もそろう。定番のオムデミグラスソース丼はハイカラな洋食の味わいを今に伝える。ラストでひよりが注文した揚げそばも気になるところ。

昭和を伝えるたたずまいと、連綿と受け継がれてきた味の数々。これはもう、食の文化遺産といえる存在だ。

京極 スタンド

住所:京都市中京区新京極通四条上ル中之町546

TEL:075-221-4156

営業時間:12時~21時

定休日:火曜

席数:42席

駐車場:なし

アクセス:阪急京都河原町駅9番出口からすぐ

ライター=鳴川和代

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