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「もう限界…」産後の育児で心身共に疲弊し、実母にSOS。すると返ってきたのは耳を疑う予期せぬ言葉だった!

  • 2025.11.24

感染症への不安から自宅にこもり、孤独な育児で心身ともに限界を迎えていた私。「お母さんなら助けてくれる」そう信じてSOSの連絡を入れたのですが……、 返ってきたのは、耳を疑うような衝撃の言葉でした。

実母にSOSを出した結果

ちょうど出産を控えた時期と、世間で感染症が流行するタイミングが重なってしまいました。おなかの子への感染が怖くて外出もままならず、友人や両親にも会えない日々。楽しみだったはずのマタニティライフは、誰とも会話しない静かな部屋で過ぎていき、気づけばストレスばかりが溜まっていました。

出産して退院する日は実母が来てくれましたが、そこから先は夫も仕事で日中不在。赤ちゃんと二人きりの生活が始まりました。なんで泣いているのかわからない、自分もいつ寝たのかわからない。右も左もわからないまま過ぎていく毎日に、不安だけがどんどん膨らんでいきました。

心身ともに限界を感じ、すがるような思いで実母に「また手伝いに来てくれないかな」と連絡を入れました。当時の私にとって、気を使わずに頼れる実母だけが、唯一の頼みの綱だったからです。

しかし返ってきたのは、「私の時代は、誰にも頼らず一人でやってきたのよ」という説教めいたメッセージでした。心配してくれる、飛んできてくれると信じていた分、突き放されたような言葉に心底がっかりし、スマホを握りしめて涙が出そうになりました。一番わかってほしい人にわかってもらえないことが、こんなにつらいとは思いもしませんでした。

世間の流行り病が少し落ち着いてきたころ、勇気を出して近所の子育て支援センターに行ってみました。すると、職員さんたちは驚くほど親切で、私の話を親身になって聞いてくれたのです。実の親よりも他人のほうがやさしく受け止めてくれたことに、張り詰めていた糸が切れたようにホッとしたのを覚えています。

あの時、もっと親に「つらい」と泣きついてもよかったのかもしれません。でも同時に、「血がつながっていなくても、助けてくれる人はいる」と知れたことは、私にとって大きな経験でした。家族に頼れない時は、外の世界に頼ってもいい。わが子のために母親である私が笑顔でいられるよう、助けが必要な時は周囲を頼ることも大切なのだと思っています。

著者:田中千佳子/30代女性/元気いっぱいの幼稚園児を育てている専業主婦です。趣味は映画鑑賞。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

ベビーカレンダー編集部

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