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星野リゾートが「界 宮島」を2026年夏に開業予定!全室オーシャンビューの極上滞在を味わえる

  • 2025.11.23

星野リゾートは2026年夏、広島県宮島エリアに新たな温泉旅館「界 宮島」を開業予定だ。全54室すべてがオーシャンビューで、客室「海霧(うみぎり)の間」では、瀬戸内の自然現象「海霧」に着想を得た幻想的な空間を楽しめる。

「界 宮島」のご当地部屋「海霧(うみぎり)の間」。大きな窓から見渡す瀬戸内海は穏やかで贅沢な時間をもたらしてくれる
「界 宮島」のご当地部屋「海霧(うみぎり)の間」。大きな窓から見渡す瀬戸内海は穏やかで贅沢な時間をもたらしてくれる

瀬戸内海の自然現象「海霧」に着想を得た客室

「界」ブランドでは、地域文化に触れられる客室「ご当地部屋」を各施設に設けている。「界 宮島」は、全54室すべての部屋から瀬戸内海を望むことができ、今回新たにその客室名を「海霧の間」に決定した。

海霧とは、暖かく湿った空気が冷たい海面に触れることで発生する霧で、瀬戸内海の地形的特性から比較的よく見られる現象。とくに初夏には、空・海・島々が織り成す幻想的なグラデーション風景を生み出す。この自然美を、客室全体で表現したのが「海霧の間」だ。

【写真】瀬戸内海の地形が生んだ自然現象「海霧」。幻想的な光景は「界 宮島」の客室デザインにも取り入れられている
【写真】瀬戸内海の地形が生んだ自然現象「海霧」。幻想的な光景は「界 宮島」の客室デザインにも取り入れられている

絶景と調和するロングソファと、グラデーションが印象的なカーテン「海霧の間」

客室の窓辺にはロングソファを設け、目の前に広がる瀬戸内の島々と海を一望できる特等席としている。窓の左右には、海霧を思わせるグラデーションカーテンを配し、室内と外の風景がなめらかに溶け合うように設計されている。

グラデーションカーテンが包み込む瀬戸内海の景観。椅子に身をゆだね、目の前に広がる海を眺めるだけで日常から遠く離れる
グラデーションカーテンが包み込む瀬戸内海の景観。椅子に身をゆだね、目の前に広がる海を眺めるだけで日常から遠く離れる

香川にゆかりのある素材「庵治(あじ)ガラス」を用いた照明

照明には、香川県産の高級石材「庵治石(あじいし)」の粉を用いて制作された「庵治ガラス」を採用。瀬戸内海を思わせる穏やかな蒼(あお)色が印象的で、背景の壁にはグラデーションの左官仕上げを施し、地域に根ざした工芸品と自然美を調和させた空間に仕上げている。

庵治ガラスの照明。自然が描く絶景と、職人の手が紡ぐ意匠が見事にそろう
庵治ガラスの照明。自然が描く絶景と、職人の手が紡ぐ意匠が見事にそろう

備後地域発「福山デニム」の藍色クッション

ソファに添えられたクッションには、広島県福山市を中心とする備後地域で製造される「福山デニム」を用いている。江戸時代から続く備後絣(びんごかすり)の技術が息づく藍染めで、美しい色落ちと深みのある風合いが魅力だ。

福山デニムのクッション。ただ泊まるだけではない、風景に触れ、文化と出合う宿
福山デニムのクッション。ただ泊まるだけではない、風景に触れ、文化と出合う宿

瀬戸内の漁師文化を感じるテーブルと、「大竹和紙」の光

客室のテーブルには、漁師が魚を入れていた籠「魚籠(びく)」を模した網目のデザインを採り入れ、瀬戸内らしい趣を添えている。また、寝台の背面には、広島県大竹市で400年以上の歴史をもつ手すき和紙「大竹和紙」を使用。地元産の楮(こうぞ)のみを原料としたしなやかで丈夫な質感が、柔らかな灯りとともに空間を包み込む。

魚籠をイメージしたテーブル
魚籠をイメージしたテーブル
寝台の後ろに「大竹和紙」を使用
寝台の後ろに「大竹和紙」を使用

湯治文化を再構築した「界 宮島」の温浴体験

客室以外にも、瀬戸内海を一望できる最上階の大浴場や、古くから伝わる「石風呂」を現代的に再構築した温浴施設を備えている。瀬戸内の海や山、文化を五感で堪能できる、安らぎに満ちた空間が広がる。

瀬戸内海を望む露天風呂
瀬戸内海を望む露天風呂
石風呂
石風呂

施設概要

施設名:界 宮島

所在地:広島県廿日市市宮島口西1丁目

アクセス:JR宮島口駅・広電宮島口駅から車で5分、広島空港から車で60分

客室数:54室

付帯施設:フロント、大浴場、石風呂、食事処、ショップなど(宿泊者専用)

延床面積:7830.70平方メートル

開業日:2026年夏を予定

予約開始:2026年春を予定

※掲載情報は変更となる場合がある

 瀬戸内の山々を見晴らす内湯
瀬戸内の山々を見晴らす内湯

「界」ブランドについて

「界」は星野リゾートが展開する温泉旅館ブランドで、全国に23施設を展開している。「王道なのに、あたらしい。」をコンセプトに、和の伝統や季節感を活かした新しいおもてなしを追求する。

各施設では、その土地ならではの文化を体験できる「ご当地楽」や、地域の工芸や文化に触れられる「ご当地部屋」を設けている。2026年には、「界 草津」(群馬県・草津温泉)と「界 蔵王」(山形県・蔵王温泉)が開業予定で、「界 松本」(長野県・浅間温泉)のリニューアルも控える。さらなる進化が期待されている。

全国に展開する温泉旅館ブランド「界」。ただ“泊まる”のではなく、“出合う”という体験ができる温泉旅館だ
全国に展開する温泉旅館ブランド「界」。ただ“泊まる”のではなく、“出合う”という体験ができる温泉旅館だ

大きな窓から見渡す瀬戸内海と、静かに溶け合う伝統工芸の美。「海霧の間」は、地域とひとつになれるような、穏やかで贅沢な時間をもたらしてくれる。

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