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2025年の人気コスメNo.1はあのクレンジングオイル!@cosmeがベストコスメ&2026年上半期トレンド予測を発表

  • 2025.11.22

「@cosmeベストコスメアワード2025/2026上半期トレンド予測」の発表イベントが2025年11⽉19⽇に都内にて開催された。

「@cosmeベストコスメアワード2025」が発表!
「@cosmeベストコスメアワード2025」が発表!

「@cosmeベストアワード」は、実際に商品を使用した“@cosmeメンバー”から寄せられたクチコミ投稿をベースに、今、生活者が支持している商品を表彰するアワード。2000年より毎年発表されており、@cosmeならではの生活者視点に立った受賞ラインナップが、化粧品業界および美容業界からも注目されている。

今回、受賞したのは以下の10商品。「アテニア/スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」(総合大賞)、「ロージーローザ/マルチファンデパフ 2P」(2位)、「コスメデコルテ/ルース パウダー」(3位)、「ランコム/ジェニフィック アルティメ セラム」、「THE ANSWER/スーパーラメラシャンプー&EXモイストトリートメント FOR DAILY DAMAGE」、「rom&nd/ハンオールブロウカラ」、「RMK/デューイーメルト リップカラー」、「ロージーローザ/パウダーブラシEX」、「ルルルン/ハイドラ EX マスク」、「SK-II/ジェノプティクス インフィニットオーラ エッセンス」。

2年連続で総合大賞を受賞した「アテニア/スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ リフレシングシトラスの香り」について、アイスタイルデータコンサルティング @cosme リサーチプランナーの原田彩子さんは「アワードにノミネートされた商品、5万商品を超える中から選ばれるたった1つの総合大賞、それを2年連続で受賞するというのはいかにスゴイことか。しかもスキンケアアイテムでは初めてのこと。支持される要因の1つとして考えられるのは、“香りのバリエーションが増えた”ことなのではないかと思います。アテニアのこのクレンジングオイル商品には、オレンジとローズの香りも出ていますが、『クレンジングアイテムも気分によって日々変える』という人は意外に多いんです」と解説。

【写真】総合大賞を受賞したのは「アテニア/スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ リフレシングシトラスの香り」!
【写真】総合大賞を受賞したのは「アテニア/スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ リフレシングシトラスの香り」!

また「(分析結果を見てみると)夏場に新規顧客が増えているのですが、今年の“酷暑の影響”というのも考えられそうです。今夏は『暑さで毛穴が気になるようになった』、『悩みが増えた』という人が増加したのですが、(同商品の)リピーターからは『(使用後は)鼻の角栓がかなり目立たなくなりました』、『小鼻のザラザラ感が使い続けることで取れてきました』、『夏は柑橘系の香りがいい』といった声のほか、洗浄力の高さを支持する声が口コミに投稿され、それが新規顧客の獲得にもつながったのではないかなと思います」と話していた。

次に注目したいのが、TOP10に2商品ランクインしたメイクツールブランド「ロージーローザ」だ。総合2位に輝いた「ロージーローザ/マルチファンデパフ 2P」は、全タイプのファンデーションに対応する2つ入りスポンジパフ。ふかふかリッチな厚みで、毛穴にファンデーションを埋め込みやすく均一肌に仕上げてくれるのがポイントとなっている。

総合2位に輝いたのは「ロージーローザ/マルチファンデパフ 2P」
総合2位に輝いたのは「ロージーローザ/マルチファンデパフ 2P」

一方の「ロージーローザ/パウダーブラシEX」は、極細繊維毛をたっぷり使用した、極上な肌当たりのブラシ。ふんわりと柔らかく、パウダーをきれいに肌にのせることができる、そのタイパの良さが好評。フィット感あるベースメイク作りが叶い、崩れにくく、メイクもワンランク上の印象に仕上がる。原田さんは「ロージーローザの商品は、肌当たりのよさ、使用感のよさ、使い勝手のよさ、手頃な価格…というところが、生活者のニーズを捉えているのではないかと思います」と分析する。

「ロージーローザ/パウダーブラシEX」もTOP10にランクイン!
「ロージーローザ/パウダーブラシEX」もTOP10にランクイン!

続いて、同イベントでは「2026上半期トレンド予測」も発表された。@cosmeでは2022年に「@cosmeトレンド予測部」を発足し、今後の生活者インサイトや美容トレンドを予測。2026年上半期に向けた「ネクストトレンドキーワード」を発表している。

その「ネクストトレンドキーワード」の1つとして挙げられたのが「美湯〜ティ(ビューティ)タイム」。近年は“風呂キャンセル界隈”という言葉も話題となっているが、一方で「自分に合った“いたわり方”を選ぶ“ご自愛入浴”がセルフケアの新定番になる予感」(原田さん)とのコメントも。

バスタイムを、美容・リラックス・自分をいたわる“有意義な時間”と捉え、そのための投資に「価値があると感じる」という人が、アンケートで80%を超えたのだ。ちなみに10月には、ラグジュアリーブランドから、美容液成分を凝縮して配合する特別感のあるボディウォッシュ「コスメデコルテ/AQ ラディアンス マイルドエッセンス ボディウォッシュ」も発売されるなど、“じっくりケア派”向けのアイテムも続々と登場中。同商品は、@cosmeのショップでもお試しする人が続出しているとか。注目を集めているようだ。

ラグジュアリーブランドから登場した「コスメデコルテ/AQ ラディアンス マイルドエッセンス ボディウォッシュ」は、“じっくりケア派”向けのバスアイテム
ラグジュアリーブランドから登場した「コスメデコルテ/AQ ラディアンス マイルドエッセンス ボディウォッシュ」は、“じっくりケア派”向けのバスアイテム

そのほかの「ネクストトレンドキーワード」としては、「超キラメロコスメ」「夢中美容」「肌守り市場拡大中」「先どりパーツケア」「日本プライドコスメ」というワードが挙がった。

「超キラメロコスメ」は、90年代カルチャーの平成リバイバルブームが続くなか、平成の“カワイイ”を象徴するキラキラアイテムに注目して作られた言葉。特に、韓国コスメで人気の「タンフルリップ」や、キラキラと輝く「ラメ入りグロス」は、ラグジュアリーブランドからも続々と登場しており、注目度大!@cosme スタッフエキスパートのウトン光恵さんは、「涙袋をグリッターにしたり、ハイライトをキラキラにしたり。これまでハイライトは難しいアイテムだと思われていましたが、これも最近は“カワイイ”という印象に変わり、目周りをツヤツヤさせたいと思っている人も増えたように思います」とコメント。ブランド側もこのキーワードに着目しているようで、人気ブランドの「キャンメイク」からは“平成っぽいカワイさ”を意識したアイシャドウパレット「スーパーかわいい!パレット」などが登場している。

「キャンメイク」からは“平成っぽいカワイさ”を意識したアイシャドウパレット「スーパーかわいい!パレット」などが登場
「キャンメイク」からは“平成っぽいカワイさ”を意識したアイシャドウパレット「スーパーかわいい!パレット」などが登場

ほかにも、新ワード「夢中美容」では、最近伸⻑が著しいリカバリーウェア市場をはじめ、スキンケアにおいても注目を集める“睡眠コンセプト”のアイテムをフィーチャー。例えば、睡眠中にケアできるスリーピングマスクやナイトパック、ナイトリペアクリームなど。今夏には、睡眠と美容の関係に着目した、日中に受けた紫外線などの乾燥ダメージを集中ケアする「YOLU/スキン オーバーナイトクリーム モイスト」などが登場している。

最近伸⻑が著しいリカバリーウェア市場
最近伸⻑が著しいリカバリーウェア市場
“睡眠コンセプト”のアイテムも要チェック!「YOLU/スキン オーバーナイト」のシートマスクなど(写真手前左)
“睡眠コンセプト”のアイテムも要チェック!「YOLU/スキン オーバーナイト」のシートマスクなど(写真手前左)

そして、「肌守り市場拡大中」のキーワードは、CICAやレチノールなどの“成分買い”と同時に話題となっている“敏感肌向けアイテム”が注目として挙げられた。⻑年、敏感肌アイテムを展開してきたブランド「ミノン アミノモイスト」などからも、リニューアルでパワーアップした商品が次々と発売されているのだ。

「ミノン アミノモイスト」シリーズも、リニューアルしてパワーアップ!
「ミノン アミノモイスト」シリーズも、リニューアルしてパワーアップ!

さらに、2026年上半期のトレンドとして「先どりパーツケア」とのワードが挙がったのは、筋膜アプローチに着目した美顔器“フェイスポインター”などがSNSで話題になったことから。また、“国産”の信頼感が美容業界でも高まっているとともに、「酒粕・米・発酵・温泉水など日本にゆかりのある成分に魅力を感じている人も多い」ということから、「日本プライドコスメ」というワードも来春トレンドとして予測された。

“フェイスポインター”などもSNSで話題
“フェイスポインター”などもSNSで話題
希少な国産繭シルクエキス、発酵はちみつエキス、ビタミンC誘導体を配合した「FAS / FAS ザ ドレープ ボディミルク YUGIRI」(写真右)など“日本のプライド”を感じさせる商品も
希少な国産繭シルクエキス、発酵はちみつエキス、ビタミンC誘導体を配合した「FAS / FAS ザ ドレープ ボディミルク YUGIRI」(写真右)など“日本のプライド”を感じさせる商品も

取材・文/平井あゆみ

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