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グレーにこだわるのは病気のせい?洗われないまま使い続けるタオルに不安が<母の認知症介護日記>

  • 2025.11.22

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんが暮らす施設では、夕食後に自動販売機で飲み物を買っておしゃべりをするのが定番になっているようで、あーちゃんも参加しています。しかし、毎回甘いミルクコーヒーを買って参加しているため、ワフウフさん姉妹は「買うならお茶にして」と伝えました。その場では「そうね」と返事をしていたあーちゃんですが、結局そのまま甘いミルクコーヒーを買い続けています……。毎週インスリン注射をお願いしている施設の看護師さんも、そのことが気になっているようで、ワフウフさん姉妹に「やめさせたほうがいい」と忠告してくれました。ただ、あーちゃんが飲みたいと思っている以上、やめさせるのは難しく……。ワフウフさん姉妹は頭を悩ませています。

施設では洗濯もお願いできるのですが、あーちゃんは下着を洗ってもらうことに抵抗があるようで、恥ずかしいから自分で洗うと言います。しかし、そのわりには下着を洗っている形跡がなく、ワフウフさんはちゃんと替えているのか心配していました。すると、ある日あーちゃんの部屋に入った途端、万国旗のように堂々と干されている下着を目撃……。スタッフの目につきそうな場所なので、こっちのほうが恥ずかしいのでは……? とワフウフさんは思ってしまいました。

色と模様は認知機能と関係あり…?

あーちゃんは引っ越しのときに3枚のバスタオルを持ってきました。施設では週2回お風呂に入るので、これで足りるはずだったのですが……。

お風呂に入ってバスタオルを使ったら……。

洗濯カゴに入れています。問題はそのあと……。

次にお風呂に入るとき、洗濯カゴの中から湿ったバスタオルを持って行くのです。

そして、入浴後それを使い……。

そのまま、洗濯カゴの中へ。

しかし、次のお風呂のときに、またいつものグレーのバスタオルを洗濯カゴから出して持って行くので、グレーのバスタオルは結局洗うことのないまま……。

今日もヘビーローテーションです。

姉が新しいタオルをセットしても置き換えてしまうので、状況は変わらず……。調べると、認知機能と色や柄が関係しているかもしれないと書いてあるサイトを見つけたので、もしかして? と思って、一緒にバスタオルを買いに行くことに。

すると、あーちゃんが選んだのはやっぱりグレー。こちらはちゃんと使ってくれているので、ひと安心です。

施設に引っ越すとき、あーちゃんはバスタオルを3枚持って行きました。グレー、白、白地に花柄です。施設での入浴は週2回なので、バスタオルは3枚あれば事足りるはず。しかし、なぜかあーちゃんの中で「バスタオルはグレー」という認識になっているようで、グレーのバスタオル以外は使ってくれません。

使用したバスタオルを洗濯カゴの中に入れたかと思うと、次のお風呂のときに湿ったグレーのバスタオルを洗濯カゴから取り出して使っているため、洗われないままになっています。姉が新しいバスタオルをセットしておいても、それを出してグレーのバスタオルを入れ直す始末。

困っているのでいろいろと調べてみたところ、はっきりとした結論は出ていないものの、「色や模様と認知機能の関係」を調べているサイトを見つけました。もしかしたら、あーちゃんも認識しやすい色があるのかも……? と考え、一緒に1枚バスタオルを買いに行くと、やっぱり選んだのはグレー。これはきちんと使ってくれているようで、ひと安心です。ただ、施設では入浴時にバスタオルを出してくれることをあとから知り、あーちゃんが自分のバスタオルを何に使っているのかという新たな疑問が……。

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バスタオルはきれいになった体を拭くだけなので、汚れていないと考える方もいると思いますが、それでもずっと洗わないのは不衛生ですよね。直接肌に触れるものなので、気にしておきたいところです。お気に入りのバスタオルを買い足したことで、スムーズに問題が解決してよかったですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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