1. トップ
  2. 更年期ケアにも!シルクで冷え改善・美肌にも効く東洋医学的アプローチとは

更年期ケアにも!シルクで冷え改善・美肌にも効く東洋医学的アプローチとは

  • 2025.11.21

更年期ケアにも!シルクで冷え改善・美肌にも効く東洋医学的アプローチとは

「足先から冷えて仕方ない」「寝癖がおさまらない」「肌が敏感になって衣服がチクチクする」・・・それらの不調は“素材選び”で改善できるかもしれません。 特に40代以上の女性が抱える身体の悩みに答えるべく、養生ダイエットコンサルタントのEllyさんが、東洋医学の視点から“シルク”がもたらす美容・健康効果について分かりやすく解説。 高級素材と思われがちなシルクは、意外と日常に取り入れやすく、体を整える“養生アイテム”なのです。

高機能な素材であるシルク

日常でシルクに馴染みのない人にとっては、シルクに対して「滑らかそう、高級そう」といったイメージくらいかもしれません。シルク素材は意外と身近に取り入れられるにも関わらず、その健康や美容効果についてあまり知られていないとしたら、それはもったいない!

天然の美容繊維ともいわれるシルクは、摩擦が少なく、肌への刺激も少ない素材。乾燥や小じわ、肌荒れの原因となる摩擦ダメージを防ぎ、敏感肌でも安心して使えます。

さらに、保湿と通気性のバランスに優れ、季節を問わず快適な肌環境を保つことも可能。
なぜならシルクを構成するタンパク質は、人の肌に近いアミノ酸組成を持っており、天然保湿因子(NMF)に似た働きでバリア機能をサポートするからです。

髪にもやさしく、枕カバーやナイトキャップとして使えば、寝癖や切れ毛を防ぎ、翌朝のまとまりも良くなるという優れもの。

そんなシルクの真の実力について、養生の観点からこの方にお話を伺いました。

Elly(エリー)
養生ダイエットコンサルタント/ボディメイクトレーナー。一般社団法人養生ダイエット協会代表理事。1978年東京生まれ。大手コンサルティング会社を経て、35歳でヨガインストラクター・ボディメイクトレーナーに転身。漢方アドバイザー・望診法指導士の資格を持ち、東洋医学・栄養学・美容整体などを融合した独自メソッド「養生ダイエット」を提唱。これまで2000人以上を指導し、2か月で10kg超の成功者も多数。YouTube「Ellyのボディメイクチャンネル」は登録者57万人。著書『押すだけで勝手にやせる7つの老廃物ほぐし』『自然やせ力』は累計10万部を超えるベストセラーとなっている。

初めてのシルクは枕カバーがおすすめ。若い世代がシルクの効果を実感しにくい理由とは?

以前、Ellyさんはご本人のYouTubeチャンネルの動画の中で「シルクの枕カバーを使うと髪が絡まない」とおすすめしていました。

「寝癖がつきにくく、髪が絡まず、抜け毛も減ります。吸水性が高いので、頭部の湿気を逃してくれて、朝の髪と肌のコンディションが全然違います」

最近はナイトキャップも人気ですが、Ellyさんは「まずは枕カバーから」とすすめます。
「顔にも直接触れる部分だからこそ、シルク100%で無着色、滑らかな手触りのものを選ぶようにしています」

若い世代にも“シルクは髪に良いらしい”と広まっている現状をEllyさんから納得の回答が。

「なぜ若い方がシルクの効果を実感しにくいか?というのは、体にそんなに不調が起こっていないからなんですよね。40代以降の女性はいろいろな不調を経験するのでシルク素材の良さを実感できる。だから若い方には、『シルクの枕カバー使ったら髪がツルツルになった!』など、効果を感じやすい部分で広まったんだと思います」

シルクなどの自然素材を活用。Elly式養生メソッド

Ellyさんは、東洋医学・美容整体・栄養学を融合した「養生ダイエット®︎」の提唱者。五臓や気血水のバランスを整え、無理なく痩せやすい体質へ導く“自然やせ力”を引き出すメソッドで、これまで2000人以上を指導。

養生メソッドの柱は以下の3つ:
・「ハレの日・ケの日」食事法
・老廃物ほぐしによる巡りの改善
・習慣の“仕組み化”による継続力の強化
この考え方にぴたりと寄り添う素材が、シルクなのです。

シルクや麻などの自然素材を「生命力を高める素材」と、Ellyさんは位置づけています。

「自然素材は、体の巡りを妨げません。通気性が悪いと熱や湿気がこもり、病気の原因になります。日本では2000年以上前から、自然素材であるシルクと麻が陰と陽の布として受け継がれてきました。絹(シルク)はハレの日、麻はケ(日常)の日に使われるという文化が残っています」

身体の“滞り”を改善。シルクが巡りを助ける

東洋医学では、病気の原因は「不足」と「滞り」の2つ。現代人の不調の多くは“滞り”によるものだとEllyさんは語ります。

「滞っていると、上が熱くて下が寒い。座禅や瞑想で、意識を丹田(お腹のおへそ下あたり)に下げるように、体の巡りを整えることが大切です」

シルクは皮膚呼吸を妨げず、自然の働きを邪魔しない素材。日常に取り入れることで、心と体の巡りを助けてくれます。

更年期の不調にも活用。シルクで“上熱下寒”を

Ellyさんは、40代以降の女性の健康、とくに更年期の体調管理についての発信に力を入れています。重視するのは「余分な水分の排出」と「リラックス」の2点。

「むくみが冷えを招きます。体内に水分が溜まりすぎると、下半身が冷え、逆に上半身は熱を帯びる“上熱下寒”の状態になります」とEllyさん。
改善には足のケアが有効で、足首を温めることで体温のバランスが整い、冷えやむくみの緩和につながるといいます。
レッグウォーマーの着用や足湯、リフレクソロジーなどが効果的です。

もう一つのポイントは、ホルモンバランスの変化に対応すること。
更年期にはエストロゲンが減少し、代わりに緊張感を高めるテストステロンが優位になります。
「だからこそ、意識的にリラックスする時間を持つことが大切です」とのこと。

冷えは「温める」より「塞ぐ」。シルクが“冷えの入り口”をシャットアウト

Ellyさんがシルクを意識的に使うようになったきっかけは、東洋医学の知識からでした。

「東洋医学では足首の周りのツボ、三陰交(さんいんこう)を温めることが、女性の婦人科系の不調や更年期に向けてのケアに非常に良いとされています。年齢を重ねると体が冷えやすくなるので、普段のファッションの中でさりげなくこの部分を守れるものを探していたとき、シルクのアンクルウォーマーに出合いました」

彼女が重視するのは、“温める”というより“冷えの入り口を塞ぐ”という発想。

「冷えは首・手首・足首など“三首”から入り込むと言われています。だからこそ、そこを塞いでしまう感覚が大切なんです」

肌にやさしく、通気性と保温性を兼ね備えたシルクは、まさにその役割にふさわしい素材です。

手軽に始められるシルク養生

高級品と思われがちなシルクですが、枕カバーやレッグウォーマーなど、手軽に始められるアイテムも豊富。

「私たちの中には自然に回復する力が備わっているので、それを邪魔しない生活をしたいですね。皮膚呼吸を妨げないようにしようとか、自然の働きを邪魔せず共に生きていく感覚です」

シルクの心地よい肌触りを感じながら、東洋医学の知恵に触れる──それが、現代に生きる私たちの新しい養生法かもしれません。



取材・文/船木圭子

元記事で読む
の記事をもっとみる