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どの季節も花を楽しめる【街のボランティア花壇】剪定枝や抜いた花の再利用アイデアも公開!

  • 2025.11.21

どの季節も花を楽しめる【街のボランティア花壇】剪定枝や抜いた花の再利用アイデアも公開!

地域のつながりを強化し、環境美化にも大きな役目を果たしているボランティアによる公共の場のガーデン作り。活動をとおして参加者同士のコミュニティも生まれます。道行く人を癒やすボランティア花壇の活動内容をレポートします。

無駄なく最後まで楽しむ! 作業中に出た植物も再利用

植えかえの際に抜いた花や剪定した枝は、“もったいない”の精神でアップサイクル。メンバーはアイディアを出し合い、違う形に変化させて最後まで植物を楽しみます。

植えかえた花や剪定枝でブーケ作り

まだ花が咲いているけれど抜いてしまったペンタスやサルビア、剪定したミニバラやローズマリーの枝などを使ってブーケを。束ねるのがじょうずなメンバーが担当し、抜いたり切ったりしたものだけで作ったとは思えないおしゃれなブーケができあがりました。

剪定枝を使ったミニスワッグやリース

大株になったローズマリーなどの枝は、1枝を丸くしてミニリースに。香りもよく、部屋の壁にいくつか飾ってもすてき。いろいろな枝を集めたスワッグもおしゃれです。

ニューサイランの葉を編み込んだランチョンマット

平たく長いニューサイランの葉は、格子状に編み込めば、ナチュラルなランチョンマットに。編み方を教えてもらって、家で挑戦してみるというメンバーも。

おもてなしガーデンの秋から初夏

年に2度、植えかえをして花壇をリニューアル。季節の花が、駅を利用する人、道行く人の目を楽しませてくれます。

2024年10月

今回の植えかえ作業をする前の花壇。11月に植えかえをするまで、5月に植えたニチニチソウやペンタス、トレニアなどが咲き、後方の草丈のあるサルビアもよく咲いていました。

2024年12月

今回の植えかえの約1カ月後。水やりは植えつけた後のみですが、自然灌水だけでしっかりと根を張っているよう。冬の間はハボタンとやや草丈のあるストックが活躍。

2025年1月

厳冬期の1月、植えた草花は寒さにじっと耐えて、動きはほとんどなく静か。カレックスなどのグラス類は寒風にさらされても元気。

2025年3月

気温の上昇につれ、パンジーやキンギョソウが次々と花を咲かせるようになり、春花壇らしく。球根を植えつけたチューリップも芽が出てきて、本格的な春の訪れが近い予感。

2025年4月

色とりどりのチューリップが咲いて、まさに春らんまん。イベリスの白花も満開に。花壇の奥のほうでは多年草のラナンキュラス ‘ラックス’ が咲き始めます。

2025年6月

晩秋に植えた花は5月まで楽しみ、夏~秋仕様に衣がえ。葉色が鮮やかで暑さに強いコリウスやジニアで明るく。晩秋に剪定をしたラベンダーも圧巻の咲き姿に。

ちょうふ花未来くらぶの皆さん

現在のメンバーは20名。調布市在住の方以外に、近隣の市からも参加。メンバー同士の交流も深く、自分の庭で株分けした苗を持ち寄って交換したりすることも。

【ボランティア活動に関する問い合わせ】
メールでお問い合わせください。
ちょうふ花未来くらぶ hanamirai3@ymail.ne.jp

撮影/柴田和宣(主婦の友社)
協力/ちょうふ花未来くらぶ、東京都調布市緑と公園課、NPO法人Green Works

※この記事は『園芸ガイド』2025年秋号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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