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50代からのひとり旅デビューなら温泉旅行!心も体も整う宿5タイプをご紹介【中道あんさん流】

  • 2025.11.21

50代からのひとり旅デビューなら温泉旅行!心も体も整う宿5タイプをご紹介【中道あんさん流】

ひとりで行く温泉旅行——。ちょっとワクワクしてきませんか。「年金プラス10万円を稼ぐ仕組みを構築中」を連載中の中道あんさんに、番外編として、50代からのひとり温泉旅行について語っていただきました。中道あんさんがおすすめする、ひとり旅に向いている温泉宿 5タイプとは?

いやぁ~寒くなりましたね~。私ごとですが、いま執筆作業に追われて鬼のようにPCに向かってキーボードを打ち込む日々を過ごしております。ずっと同じ姿勢で作業をしていると、「目は疲れるわ」「肩は凝るわ」もう、「腰は張ってくるわ」で身体のメンテナンスも必要に。仕事終わりにストレッチで身体をほぐすのが日課なのです。

そして心はというと、「温泉に行きたい~」。ここ数年、冬は温泉に浸かってのんびりと過ごすという旅をしていますが、今年はまだ行けていません。「あぁ~この仕事が終わったら、温泉に連泊するぞ~」もちろんひとりで!

「温泉にひとりで泊まってもいいんですか?」という疑問をお持ちのみなさんへ。温泉旅こそ、ひとりで行って、お湯に浸かっては、部屋で寛いで、また体が冷めてきたらお湯に浸かるというのを愉しんで欲しいと思います。

私の温泉ひとり旅のきっかけは二人旅からでした。友人と一緒にでかけた日帰り温泉旅行。大阪から車をすっ飛ばして(もちろん安全運転で)どこにも寄らず、温泉宿に夕方までのひとときを一緒に過ごす。

後から気づいたのですが、私は「観光」にさほど興味がなくて、「せっかく来たのだから近くの名所を見てみよう」なんて気持ちは1ミリたりとて湧いてはこない。体に優しいお湯と美味しい食事があれば120%満足できるのです。だから、温泉にだけ行く!というプランが本当に自分にはマッチしていて、その後も二人で日帰り温泉旅行をしました。

ただ、問題は自分で車を運転できないというハンデ。つまり、車を運転してもらえる相手から誘って貰わない限り、遠慮があって自分から「一緒に行きましょう!」とは言えなかったのです。「相手」があってこそ成り立つ旅に、ちょっと不完全燃焼をおこしちゃう自分がいました。

そこで「ひとり」ならどんな旅になるのだろう?と試したのが「おひとり様日帰り温泉旅行」。そしてめでたく「1泊2日のおひとり様温泉旅行」へとステップUPしたのです。いまやひとり温泉パラダイスです。

ここでひとり温泉旅行のメリットを上げてみたいと思います。
・自分が入りたいタイミングでお風呂に入れる
・入浴場では話し相手は必要ない(浴場でペチャクチャ話すのはマナー的にイマイチ)
・室温を自分好みに調節できる
・部屋で、どんな格好(服装)をしていてもいい(真っ裸でもいい)
・あれこれ物思いにふけるひとり時間を持てる
・自分のペースで食事ができる

などですが、良い風にとらえれば「自由」であるということ、悪くいえば「わがまま」、気ままに過ごすといことでしょう。

この「わがまま」って、やっていない人は多いんじゃないでしょうか。家でも会社でもPTAだって、相手に気を使い、空気を読んで言葉を選び、取るべき態度を決めてはいませんか。誰だって多少は気を使って暮らしているものです。しかも一日のうちで、自分だけの時間はそれほど多くはないはずです。ということもあって私もハマってしまったひとり旅だったのです。

とはいっても、ひとりで温泉旅行なんて変な風に思われないかしら?というみなさんへ。

「ひとり旅に向いているお宿」をご紹介

ダントツにおススメする5つ

★おひとり様プランのあるお宿
なんといっても人の目が気になるのは食事のときです。「ひとりでご馳走を食べて寂しそう……」なんて思われないかしら。という人のために個室を用意してくれたり、お部屋食にしてくれるお宿を選びましょう。

★お食事はブッフェ会場で
また、意外といいのがブッフェ。多少落ち着きませんが、人が料理を運ぶために、席を立ったり座ったりと忙しいので「ひとり」というのが目立ちにくいものです。なんたって主役はブッフェコーナーですから。好きなものを好きなだけ食べられるし、給仕に気を使わなくていい!

★温泉付きビジネスホテル
夕食は外に出かけ好きなものを食べたい人におススメ。好き嫌いが多かったり、そこまで量が食べられない人は、外で食べるほうが満足度UP。私は、美味しいお寿司屋さんを探すのを楽しみにしています。

★客室露天風呂温泉
どうせなら、豪華に過ごしてみたい人におススメ。部屋から一歩も出ずにリラックス三昧。
たまの旅行だ!お金には糸目をつけない!というときに行ってみたいですね。

★有名温泉地の温泉宿
温泉宿を浴衣でひとりそぞろ歩きがいい!関西なら城崎温泉などの外湯巡りがおススメです。部屋でジッとしているのが苦手な人は、外湯めぐりをしながら、気になったお店にぷらっと入ってお腹を満たすのもいい。温泉帰りの生ビールは最高!

「お風呂」「食事」「部屋」など3つの具体的な内容から好みのスタイルを選んで試していくうちに、自分らしい「ひとり温泉旅行」の過ごし方を見つけられると思います。

では、「サービス」はどんな感じ?と思われるかもしれませんが、お宿の方は、ひとりであろうが、団体であろうが、一組ずつできることをされていると思います。

以前、妹夫婦と泊まった山形県蔵王温泉のお宿に団体(20人ほど)くらいで、しかもほとんどが「ひとり部屋」でというツアーを組んだことがあります。(主宰は私です。)7倍の人数で宿泊したらサービスが7倍になるわけでも1/7になるわけでもなく、妹たちと泊まったときと同じくらい丁寧なおもてなしを受けました。つまるところは、「いいサービス」とは「自分にとっていい宿」かどうかではないでしょうか。

そうそう一度だけ、個室のレストラン会場で食事をしていて、「忘れられている!」と思ったことがあります。全然お料理が出てこなくなって、遠慮しながらホテルマンに尋ねてみたら、案の定。その時は、お詫びにとワインを1杯サービスしてくれたという。これも旅のいい思い出です。気にかけてくれるより、気にしないでいてくれた方が気分も楽というものです。

これを書いている間も、今すぐにでも白濁したお湯がこんこんと湧き出る「山の秘湯」に行ってみたいという思いが募ります。還暦の記念にひとりでパリに行ってみた秋。さらにパワーアップした冬のひとり時間を仕事だけで終わらせたくはない。

あなたもぜひ、自分だけの「ひとり旅行」をプランしてみてください。

※この記事は2024年2月3日に配信した記事を再編集しています。

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