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無農薬&エコ!【街のボランティア花壇】晩秋の植えかえ作業を徹底レポート

  • 2025.11.20

無農薬&エコ!【街のボランティア花壇】晩秋の植えかえ作業を徹底レポート

地域のつながりを強化し、環境美化にも大きな役目を果たしているボランティアによる公共の場のガーデン作り。活動をとおして参加者同士のコミュニティも生まれます。道行く人を癒やすボランティア花壇の活動内容をレポートします。

協力して効率よく! 晩秋の花壇の植えかえ作業

ちょうふ花未来くらぶでは、年に2 度、花壇の植えかえを行っています。晩秋に行われた作業を取材しました。

①作業内容の確認

集合したら、当日の作業内容についてリーダーから説明を受けます。多くの人が経験できるよう、リーダーは植えかえ毎に交代。

②夏の一年草などを抜く

トレニア、ペンタス、ニチニチソウなどの夏の一年草、非耐寒性多年草のユーフォルビアを抜き取ります。縁石の縁取りに植えているイベリスやタマリュウは残すので作業は慎重に。

③低木類を剪定

花も香りも楽しめるラベンダーやローズマリーは、花壇の後方に植えています。かなりの大株に育っているので剪定して、コンパクトな樹形に。

④腐葉土などをまく

この花壇では、新しい苗を植えかえる際、土を耕したり掘り起こしたりせず、腐葉土を敷き詰めています。これから寒い時期を迎えるのでマルチングをすることで防寒になります。

⑤苗や球根の植えつけ

2グループに分かれて植えつけ作業をします。パンジーやストック、キンギョソウ、ハボタンなどの苗をポットのまま、チューリップの球根もまず配置。遠目から確認してから、ポットをはずしてていねいに植え込みます。

⑥掃除と水やり

植えつけが終了したら、花壇の周りをきれいに掃除します。そのあと、植えつけた苗にしっかりと水やりをします。

不耕起栽培&無農薬にチャレンジ!

農業でも注目されている不耕起栽培。土を耕さないことで、土壌中の微生物や菌根菌のネットワークが壊れず、自然な土壌構造を維持できるメリットがあります。また、多種の植物が蜜源となるため、この花壇にはチョウやハチが多く訪れます。生物多様性に貢献する意味でも、農薬はいっさい使わずに花壇を維持しています。

ちょうふ花未来くらぶの皆さん

現在のメンバーは20名。調布市在住の方以外に、近隣の市からも参加。メンバー同士の交流も深く、自分の庭で株分けした苗を持ち寄って交換したりすることも。

【ボランティア活動に関する問い合わせ】
メールでお問い合わせください。
ちょうふ花未来くらぶ hanamirai3@ymail.ne.jp

作業中に出た植物の再利用方法などは次の記事で紹介します。

撮影/柴田和宣(主婦の友社)
協力/ちょうふ花未来くらぶ、東京都調布市緑と公園課、NPO法人Green Works

※この記事は『園芸ガイド』2025年秋号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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