1. トップ
  2. 生活費は月12万円の年金のみ。楽しく節約して暮らす【ショコラさん】の家計簿を拝見![前編]

生活費は月12万円の年金のみ。楽しく節約して暮らす【ショコラさん】の家計簿を拝見![前編]

  • 2025.11.20

生活費は月12万円の年金のみ。楽しく節約して暮らす【ショコラさん】の家計簿を拝見![前編]

2人の子どもを育て40代で離婚してから、身の丈に合う暮らし方を続けてきたショコラさん。2023年3月にパートを辞めて年金生活になりましたが、家計管理はどうしているのでしょうか。年金だけの節約生活とは思えない、楽しく気楽な暮らしぶりを深堀りしました。 ※記事内容は、取材時の状況です。

PROFILE
ショコラ
しょこら●1956年生まれ。結婚後、2男の子育てと家事をこなす。42歳で別居。営業職で自活し、4年半後に離婚。60歳のときに、日常をありのままに綴ったブログ「60代一人暮らし 大切にしたいこと」を始める。著書に『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』『68歳 おひとりさま 幸せに年を重ねるための お金と時間の上手な使い方』(ともにマガジンハウス)などがある。

年金だけで暮らそう。10年前に決意した

大きな窓から明るい光が差し込む1LDKのマンションは、ショコラさんの小さなお城。正社員としてがむしゃらに働きながら住宅ローンを完済したのは56歳のとき。体調を崩したこともあり、57歳で退職。そこからショコラさんの今まで以上の「節約生活」が始まった。

「60歳になる前に、年金事務所で将来いくら年金がもらえるか計算してもらったんです。企業年金も合わせると約12万円と言われ、じゃあその範囲で暮らせるように今から練習していこうって決めました」

ショコラさんはパートを始めた。60歳からは月5万円の企業年金が支給され、65歳からは介護保険料を引いた月12万円の支給が始まったが、12万円を超えた収入はすべて貯蓄に。そしてこの春パートを卒業し、年金だけで暮らす生活になった。

「月々の予算は12万円のままですが、出費の内訳が少し変わりました。昼食用のお弁当が不要になったので食費が少し浮いたかな。あとは、通勤用の服が不要になったのでバッグやスカートをメルカリで売ったら、思いがけない臨時収入に! ちょっとしたメルカリバブル(笑)」

一方で増えた出費もある。運動不足解消のために通い始めたフィットネスクラブだ。

「区が高齢者の健康増進のために助成金を出してくれたので、水中ウォーキングとフラダンスを始めて、今も継続中。水着やフラのスカートはヤフオク!で、スポーツバッグはメルカリでお得に買っています」

お金はメリハリをつけて使います

ショコラさんは毎月末に銀行口座から翌月分の変動費6万円を一括でおろし、食費2万円と、残り4万円を2つの財布に分けて入れる。

「食費は生きる基本なので、財布を分けて残高を確認しやすくしています。ただ、家での食事は質素なので予算オーバーはしません。そのぶん外食が小さな贅沢。安くておいしい海鮮丼を食べに行ったり、レトロな喫茶店を巡ったり。外食は私の趣味なので趣味娯楽費に入れています」

固定費も常に見直している。昨年は思い切って固定電話を解約した。

「スマホだけになっても不便はしていません。固定電話にかけてくるのは営業だけだったんですよね」

ブログやメルカリなどでスマホを使いこなしているショコラさんだが、意外にも支払いは現金派だ。

「現金だと、財布を開けるだけでお金の減り具合がわかりますよね。キャッシュレスだとその感覚がつかめないんです」

ショコラさんが実感する現金のメリットはもう一つある。

「小銭はできるだけもらいたくないので常に計算するじゃないですか。960円ってことは1010円払えば50円玉のお釣りをもらえるな、とか。日常の中での脳トレです」

【固定費】は銀行引き落としに

固定費の予算は6万円。固定といっても、水道光熱費や通信費は毎月金額が変わるが、「そのあたりはキチキチ考えません」とショコラさん。

1年間の平均額を参考にして予算を組み、年間で予算内ならOK。隔月や年1回の引き落としのものは1カ月の金額にならして毎月の予算に入れ、口座に残しておくので「今月引き落としだった」とあわてることもない。

【変動費】は2つのお財布で管理。小銭での買い物は頭の訓練にも!

お財布① 食費の予算2万円を入れます

手前の財布が食費用。家に置いておき、食費を使ったら「お財布②」にお金を移動する。そのつど食費の残金が確認できるのが安心。

お財布② 外食代、娯楽費、日用品費などの予算は4万円です

奥のピンクの財布には4万円を入れて持ち歩く。左にあるノートは金銭出納帳。何にお金を使ったか、忘れないための備忘録。

撮影/橋本 哲 取材・文/神 素子

※この記事は「ゆうゆう」2023年10月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

※この記事は2025年11月20日に文章構成を変更しました。

元記事で読む
の記事をもっとみる