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【小学生の金銭トラブル】なぜ息子は「2000円貸して」と言ったのか?友達の“ゲーム課金地獄”に巻き込まれた小学生のリアル【作者に聞く】

  • 2025.11.20
イマドキの小学生って、2000円は当たり前なの? 画像提供:星河ばよ(@bayo_fantasy)
イマドキの小学生って、2000円は当たり前なの? 画像提供:星河ばよ(@bayo_fantasy)

小学生になると行動範囲が広がり、駄菓子屋やコンビニでの「おごり・おごられ」といった金銭トラブルが発生することがある。「たかが数十円」と安易に考えると、親同士のトラブルに発展しかねない。今回は、そんな小学生の金銭トラブルを描いた星河ばよさん(@bayo_fantasy)の漫画『2000円持ってきてね』を紹介する。

駄菓子屋でのおごりから「2000円の忘年会」へ

【漫画】「2000円持ってきてね」を読む 画像提供:星河ばよ(@bayo_fantasy)
【漫画】「2000円持ってきてね」を読む 画像提供:星河ばよ(@bayo_fantasy)
2000円持ってきてね1(2) 画像提供:星河ばよ(@bayo_fantasy)
2000円持ってきてね1(2) 画像提供:星河ばよ(@bayo_fantasy)
友達に「おごってあげた」と自慢げに話す長男くん 画像提供:星河ばよ(@bayo_fantasy)
友達に「おごってあげた」と自慢げに話す長男くん 画像提供:星河ばよ(@bayo_fantasy)

星河ばよさんの長男が小学5年生のときの話だ。ある日、長男は「友達におごってあげたんだよ!」とうれしそうに星河さんに報告した。今までお金の使い方について家庭で話していなかった星河さんは、「おごり・おごられ」のトラブルを避けるため、お友達が財布を持っていないなら駄菓子屋に行くのをやめようと諭す。

しかし、トラブルは再び起きる。長男から突然「ママ、2000円貸してくれない?」と言われたのだ。小学生には大金である2000円の使い道を尋ねると、友達のKくんが企画した「忘年会」の参加費だという。

困惑しているとママ友から電話があり、衝撃の事実が判明する。Kくんはゲームで課金をしすぎてお小遣いを止められており、忘年会の費用を誘った友達に支払ってもらうつもりだったのだ。

ママ友の情報と家庭でのルール作り

同じ中学校に通うことになるため、些細なトラブルでギクシャクしたくないと考えていた星河さんに、当時の心境や対応について話を聞いた。

星河さんは、自分が知らないだけで小額のおごり・おごられはあるかもしれないとし、「近所に駄菓子屋さんがあって長男も次男もよく行きますし、知っているお友達にたまに会うので、気をつけようと思いました」と語る。この件をきっかけに、子どもたちには「小額でもおごるのもおごられるのもだめ」と約束させ、お金のやりとりについて考える機会を持ったそうだ。

長男がおごったことを正直に話してくれたことについて、「実は長男はお友達におごったことを『よいこと』と捉えていたようでした。おそらく私が褒めてくれると思って話したのかもしれません」と振り返る。

今回の解決にはママ友の情報が大きかった。「ママ友からの連絡は本当にありがたかったです。とにかく子どもの金銭トラブルが初めてで、対処に慌ててしまいました。よく遊ぶお友達が知っているママ友の子どもだと、安心感がありますね」と、横のつながりの重要性を語った。

1000円以上のお金を持ち歩く子どももいれば、キャッシュレス決済も普及している現代。家庭内でのお金の話は早めにしておく必要がありそうだ。

取材協力:星河ばよ(@bayo_fantasy)

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