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ゆりやんレトリィバァ初監督映画『禍禍女』前田旺志郎、アオイヤマダ、高石あかりら追加キャスト解禁

  • 2025.11.20

芸人、俳優、ラッパー、声優、ラジオパーソナリティなど多方面で活躍してきたゆりやんレトリィバァが初監督を務めた映画『禍禍女』が2026年に公開される。このたび、本作の追加キャスト、本編一部映像が解禁。さらに、ゆりやん監督が参加した第62回台北金馬映画祭の写真も到着した。

【写真を見る】第62回台北金馬映画祭で舞台挨拶に登壇したゆりやんレトリィバァの姿も到着

【写真を見る】第62回台北金馬映画祭で舞台挨拶に登壇したゆりやんレトリィバァの姿も到着 金馬影展執委會 Taipei Golden Horse Film Festival
【写真を見る】第62回台北金馬映画祭で舞台挨拶に登壇したゆりやんレトリィバァの姿も到着 金馬影展執委會 Taipei Golden Horse Film Festival

2021年、あるテレビ番組で次に挑戦したいこととして「映画監督」と発言したゆりやん。そんな彼女の姿を観た本作のプロデューサーがコンタクトを取ったことから本企画が始動。2024年のカンヌ国際映画祭の開催期間中に、カンヌの地で映画監督デビューが発表され、話題になった。プロデューサーは、撮影までの約1年間、ゆりやんと頻繁に会って“恋バナ”を聞き続けたという。そんなゆりやんの今までの恋愛の全てが詰め込まれた初監督作となっている。先日、本作の主人公で、ある男性に想いを寄せる美大生、上原早苗役を南沙良が演じることが発表され、大きな話題となっていた。

第62回台北金馬映画祭のQAに登場したゆりやんレトリィバァ 金馬影展執委會 Taipei Golden Horse Film Festival
第62回台北金馬映画祭のQAに登場したゆりやんレトリィバァ 金馬影展執委會 Taipei Golden Horse Film Festival

初監督作品の快進撃は目まぐるしく、世界の22の国際映画祭に正式出品、ノミネートされ、第45回ハワイ国際映画祭では「ハレクラニ・ヴァンガード・アワード」を受賞。第54回モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭ではTemps 0部門の観客賞を受賞した。さらに、イタリアの第8回モンスターズ・ファンタステック映画祭では国際長編映画コンペティション部門で「最優秀作品賞」に輝いた。“3冠達成”という異例の快挙は、すでに世界から大きな注目を集めている。いまだその全貌は明らかにされていないものの、各国の映画祭で高い評価を獲得し続けている。

今回、本作に出演する豪華な追加キャストとキャラクターの狂気性と特徴が少しだけ観られる本編一部映像が解禁に。追加キャストには、映画にドラマに引っ張りだこの俳優、前田旺志郎、『PERFECT DAYS』(23)などにも出演するアオイヤマダ、連続テレビ小説「ばけばけ」でヒロインを演じる高石あかり、お笑い芸人の九条ジョー、鈴木福、前原瑞樹、水島麻理奈、本島純政、平田敦子、平原テツ、斎藤工、田中麗奈らが決定。各キャストが演じる役どころや、物語の全体像は、未だ謎に包まれたままだが、映像で描かれている印象的なセリフから、映画で描かれる内容に期待が高まる。

あわせてキャスト陣のコメントも到着。増村宏役の前田は「元々ゆりやんさんのネタが大好きだったので、あの世界観が映画になるとどうなるのかワクワクしました。いざ現場に入ると本当に楽しくて幸せでした。ゆりやんさんの朝礼から撮影が始まるのですが、そこでぐっと座組に一体感が生まれるような気がして、ゆりやんさんの人柄というか人を惹きつける力が凄まじいなと日々思わされていました」と撮影を振り返っている。

望月瑠美役のヤマダは「心の底から抉られるような気持ちになる場面がたくさん。人間の数と、それ以上に渦巻く怨念の数。きっと、地球のどこかで今日もまがまがしてる。純粋だけど純粋が故に透き通った威力が一周して突撃してくる。いつ自分が禍禍女になるのかも、または禍禍女らしきものに取り憑かれるのかもわからない、幽霊よりも怖いもの、それを体験し、見てきた人だから描ける物語りだと思いました」と本作についてコメント。寺本唯役の高石は「ゆりやん監督にしか出せない世界観とアイデア、ユーモアにあふれている現場で、だからこそ自分もいろいろな考えを持ち込み、挑戦することができました」とコメントした。

第62回台北金馬映画祭に参加したゆりやんレトリィバァ 金馬影展執委會 Taipei Golden Horse Film Festival
第62回台北金馬映画祭に参加したゆりやんレトリィバァ 金馬影展執委會 Taipei Golden Horse Film Festival

さらに、第62回台北金馬映画祭(11月6日から11月23日)にゆりやん監督が参加。毎年数多くの日本映画が上映されている本映画祭は、これまでに大島渚監督、黒沢清監督、岩井俊二監督、是枝裕和監督など数々の巨匠たちの作品が上映されてきた。ゆりやん監督は、11月17日(月)から19日(水)に実施される舞台挨拶や観客とのQA、セレモニーに登壇。アジア映画の新たな才能を顕彰する「NETPACコンペティション」で、アジア映画促進ネットワーク(NETPAC)の審査員によって優秀作品が選出されるNETPAC賞にノミネートされている。映画祭開催中には、NETPAC賞にノミネートされているアジア各国(台湾、マレーシア、韓国、シンガポール)の監督陣と肩を並べ、トークイベントに招かれた。

映画監督として国際的な注目が一気に高まっているゆりやん監督。彼女の恋愛の全てが詰め込まれた初監督作に期待が高まる。

<追加キャストコメント>

●前田旺志郎(増村宏役)

「元々ゆりやんさんのネタが大好きだったので、あの世界観が映画になるとどうなるのかワクワクしました。いざ現場に入ると本当に楽しくて幸せでした。ゆりやんさんの朝礼から撮影が始まるのですが、そこでぐっと座組に一体感が生まれるような気がして、ゆりやんさんの人柄というか人を惹きつける力が凄まじいなと日々思わされていました。演出も思ったことを真っ直ぐな意見でくださるので信頼してましたし、『なにそれ!?』みたいな指示がたまにあって、ゆりやん組やなぁと興奮しました笑 完成した作品は脚本からは想像がつかないような仕上がりになっており、本当におもしろかったです。えげつない映画ができたと思います。みなさまぜひぜひご覧ください!!」

●アオイヤマダ(望月瑠美役)

「心の底から抉られるような気持ちになる場面がたくさん。人間の数と、それ以上に渦巻く怨念の数。きっと、地球のどこかで今日もまがまがしてる。純粋だけど純粋が故に透き通った威力が一周して突撃してくる。いつ自分が禍禍女になるのかも、または禍禍女らしきものに取り憑かれるのかもわからない、幽霊よりも怖いもの、それを体験し、見てきた人だから描ける物語りだと思いました。いつも人に対して丁寧で、学びの姿勢を忘れないゆりやん監督。集中と緩みの繰り返される現場は心地のいい時間でした。ありがとうございました!!」

●高石あかり(寺本唯役)

「ゆりやん監督にしか出せない世界観とアイデア、ユーモアにあふれている現場で、だからこそ自分もいろいろな考えを持ち込み、挑戦することができました。自分の持つエネルギーを全て放出するような感情爆発のシーンもあります。迫り来る禍禍女はもちろん、欲望や執着心など人間の怖い部分にもご注目ください」

●九条ジョー(安田明人役)

「吉本興業の養成所の同期として、お笑いを始めたころからゆりやんレトリィバァは、僕らを軽々と置き去りにしていく存在でした。追いつけないまま年月が過ぎ、劇場の合間に恋愛の話をした時、ようやく彼女の“人間らしさ”に触れた気がしたものです。しかしその数年後、彼女はその恋愛経験さえ奇々怪界な映像表現へと昇華してしまった。思えば、僕が最初に出会った『禍禍女』は、まさにゆりやん本人でした。今回オファーをいただき、映画監督、俳優、同期という肩書きを越えて、彼女の内側にある混ざり合った感情に触れてみたいと思い向き合いました。知れば知るほどわからなくなる――そんな彼女に翻弄されながら、気づけば撮影は終わっていました。アメリカへ旅立った彼女が日本に残した、最高で最恐の禍禍しい置き土産。ゆりやんレトリィバァという“人間の禍禍しさ”を、どうぞご堪能ください。ほら、振り返ると…あなたの後ろにも“あの女”が」

●鈴木福(大石俊介役)

「ゆりやんさんのお笑いの世界観がもともと好きだったので、監督をされる初めての作品に出演できて本当にうれしいです!とてもインパクトのある役どころをいただけたことも、とてもうれしく思います。ゆりやん監督は、本人の持っているイメージをやってみせてくれたので、現場でも笑いながら楽しくやらせていただきました。撮影中はなんだかゆりやん監督からの愛も感じて、とてもうれしかったです(笑)とんでもなくおもしろい、最高の作品になっています。新しいエンタテインメントを見たぞ!!と、観たあとも不思議な高揚感がありました!多くの方に、この映画の衝撃を受け取ってほしいです!!」

●前原瑞樹(犬山宗助役)

「ゆりやんさんが初めて映画を監督すると聞いた時に、きっといままでにみたことのない型破りな映画が撮られるのだと思い興奮しました。ゆりやんさんが撮る映画ってどんなのだろうと想像されると思いますが、その想像を超える新しい映画が完成したと思っています。ぜひ観てください」

●水島麻理奈(吉田百合花役)

「ゆりやん監督のこだわりが詰まった作品です!監督の記念すべき処女作ながら、最初から世界観がしっかりと立ち上がっていて、撮影の時から独特の空気があり、私自身すごくワクワクしながら参加しました。完成した映像を観たとき、出演者である私自身も“この世界に参加できて本当によかった”と思えるほどの余韻がありました。ぜひ、この独特の空気とこだわりを味わってください。多くの方に届くことを願っています」

●本島純政(阿久津拓哉役)

「ゆりやんさんが監督をされるからこそ、絶対にいままで見たことのない世界が生まれると思って、ご一緒できるとなった時はすごくうれしかったです!観た人にしかわからない衝撃体験が詰まっている作品です。僕自身もいままでのイメージを裏切れるキャラクターに挑戦させていただきました!公開されるのが本当に楽しみです!!」

●平田敦子(吉田涼花役)

「記念すべき初監督作品に参加させていただけて光栄です。まだまだ不思議でわからない方なのでそれを解明するべく、今後もなにか関わらせていただけたら嬉しいです。いろいろな怖さがある映画なのできっとどこかで必ず身につまされる。それを体験してください」

●平原テツ(渡瀬昭役)

「ゆりやん監督作品に出演が決まって、普段から才能を爆発させてる方なので、どのような作品に仕上がっていくんだろうと凄く興奮しました!作品に対しても俳優に対しても凄く真摯に向き合ってくれて、本当に演じやすかったですし、なによりも人としてすばらしかったです。いままで観たことのないジャンルの映画だと思うので、衝撃を受けてください。本当におもしろいです」

●斎藤工(江野光聲役)

「ゆりやんさんの唯一無二の世界に触れられる喜びと同時に怖さがありました。自分に務まるのかなと。説明不要なまでに多方面に才能があふれる彼女と映画監督としてご一緒し、ゆりやんさんの最適な職業は映画監督なのだと確信しました。いまは“映画監督ゆりやんレトリィバァ”さんのファンです(にしても長いな名前、アピチャッポン・ウィーラセタクンばりに)ぜひ映画館で、ゆりやん監督の才能の海に呑み込まれて下さい。新たなご自分に出会えるはずです」

●田中麗奈(渡瀬玲子役)

「今回ゆりやんレトリィバァさんの初監督作品に出演出来てとても光栄です。衣装合わせで初めてゆりやん監督にお会いした時、なぜ、この作品を作るにいたったかということをとても丁寧にご説明いただいたのが、印象的です。現場はとても楽しく、ゆりやん監督の健気でひたむきなお人柄にみなさんメロメロという感じでしょうか。現場を愛し、そして愛される方だなぁと思いました。日に日に監督としての力を発揮されていくお姿を側で見られたこと、とても貴重だと思っています。そして、脚本に描かれている強烈なキャラクターを違和感なくさらりとキュートに演じてしまう南沙良ちゃんには驚かされました!ぜひ、期待していただきたいと思います。出来上がりを試写で観たインパクトは忘れられません。公開してたくさんのみなさまに観ていただけること楽しみにしています」

文/鈴木レイヤ

※高石あかりの「高」は、「はしごだか」が、「Temps 0」の「0」はスラッシュ付きOが正式表記

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