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イエローベースの人は「暖色系」しか似合わないって本当? タイプ別「避けた方がいい色」

  • 2025.11.22
イエローベース(イエベ)の人は寒色系に苦手意識を持つ人が多いようです。しかし、イエベの人にも似合う寒色系があり、トーンや明度を吟味することが重要。今回は、イエベの人に似合う寒色系をご紹介します!
イエローベース(イエベ)の人は寒色系に苦手意識を持つ人が多いようです。しかし、イエベの人にも似合う寒色系があり、トーンや明度を吟味することが重要。今回は、イエベの人に似合う寒色系をご紹介します!

パーソナルカラー診断が普及するにつれて、さまざまな誤解も生まれています。例えば、「イエローベース(イエベ)にブルーは似合わない」「イエベは寒色系は避けた方がいい」もよくある誤解の1つです。

イエベの人は一般的にあたたかみのある色(暖色系)が肌になじみやすいとされていますが、選び方によっては寒色系もとても似合います。ポイントは「黄みがかった寒色」を選ぶことです。

イエローベースの人に似合う寒色系
イエローベースの人に似合う寒色系


今回は、イエベの人に似合う寒色系をご紹介します!

スプリングタイプに似合う寒色系

スプリングタイプ(イエローベース・春)の人に似合う寒色系は、黄みを含んだ明るく鮮やかでクリアな色。ブルーベースの青みの強い寒色ではなく、黄み寄りの寒色や、やや中性色寄りの柔らかい寒色を選ぶことで、肌の明るさと透明感が引き立ちます。

◾️ブルー系
黄みや緑みを感じる明るい青。濁りのないクリアな色が◎

・アクアブルー(緑みを帯びた明るい水色。澄んだ印象で肌を明るく)
・ターコイズブルー(黄みのある明るく軽やかなターコイズ)
・スカイブルー(明るく柔らかい水色。透明感を引き出す色)

◾️グリーン系
明るく爽やかで黄みのあるグリーン

・ミントグリーン(黄みがあり爽やかで、春らしい柔らかなグリーン)
・アップルグリーン(明るくフレッシュな黄緑。元気な印象に)
・パステルライム (ほのかに黄みを感じる軽やかなライムグリーン)

◾️パープル系
青みが強すぎない、やや赤寄りで明るいパープルが似合う

・ピンクライラック(赤み寄りの明るいラベンダー。可憐な印象に)
・ソフトラベンダー(柔らかく透明感のある赤みラベンダー系。青みが強すぎないものを)
・ペールプラム(上品で清潔感のあるパープル。明度が高く肌色を明るく見せる)

スプリングタイプが避けた方がいい寒色系

避けた方がいいのは、ネイビー、アイシーブルー、ロイヤルブルーなど、青みが強く冷たい印象の色。

スプリングは透明感がないくすみ色は苦手なので、グレイッシュな寒色系も避けた方がいいでしょう。

スプリングタイプが寒色系を取り入れるなら?


・白やベージュと合わせると、寒色系でもスプリングの柔らかい色調を引き立てます。
・トップス、小物、ネイルなど、分量を少なめに取り入れるとバランスが取りやすいでしょう。
・フローラル柄の寒色系や、シフォンのような透け感のある生地なら肌なじみが◎。

オータムタイプに似合う寒色系

オータムタイプ(イエローベース・秋)の人は、深み、あたたかみ、落ち着きのある色が得意です。寒色系を選ぶ際は、黄みやグリーンを含んだ深みのあるトーンを選ぶと、肌に自然になじみ洗練された印象になります。

◾️ブルー系
緑みを帯びた深い青や、くすみ感のある青が◎

・ティールブルー(緑がかった深い青。黄みを含んで落ち着いた印象に)
・スモーキーブルー(くすみ感のある青緑。シックで大人っぽい寒色)
・デニムブルー(インディゴ寄りの青。カジュアルに使いやすいトーン)

◾️グリーン系
黄みと深みのある落ち着いたグリーンが得意

・オリーブグリーン(黄みとくすみを含んだ深いグリーン。肌に自然になじむ)
・モスグリーン(土や自然を感じさせる深い緑。ナチュラル感が魅力)
・セージグリーン(グレーを帯びたグリーン。上品で柔らかな印象に)

◾️パープル系
青みが強すぎない、赤みやくすみのあるパープル系がなじむ

・プラム(赤みを帯びた落ち着いた紫。重厚感があり秋らしい色)
・バーガンディパープル(紫と赤の中間。深みとあたたかみがあり大人っぽさが◎)
・マルベリー(ワインのような赤紫。青みが少なくあたたかみがある)

オータムタイプが避けた方がいい寒色系

ロイヤルブルー、アイシーブルー、シアンなどの冷たく鮮やかな青は、肌がくすんで見える可能性があります。

明るく青みが強いパステルブルーやラベンダーは浮いてしまうので避けた方がいいでしょう。

オータムタイプが寒色系を取り入れるなら?


・深みカラーとニュートラルカラー(ベージュ、ブラウン)を合わせると、全体が落ち着いて見え、統一感が出ます。
・リネン、スエード、ウールなど、自然素材で寒色系を取り入れるとよりしっくりきます。
・主役でなくても、小物や柄の一部に寒色系を取り入れることでこなれ感が出ます。

今回ご紹介したように、イエベの人にも似合う寒色系があります。もちろん個人差があるので、人によってはしっくりこない色があるかもしれませんが、黄みがかった寒色系を選び、トーンや明度を吟味することが重要です。

色見本やコーディネート方法を参考に、寒色系にチャレンジしてみてくださいね。

松本 英恵プロフィール

カラーコンサルタント歴20年。パーソナルカラー、カラーマーケティング、色彩心理、カラーセラピー、ラッキーカラー(色占い)などの知見を活用し、カラー監修を行う。執筆、メディア出演、講演、企業研修の講師など幅広く活動。近著に『人を動かす「色」の科学』。

文:松本 英恵(カラーコーディネートガイド)

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