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50代以降の女性の2人1人が【卒婚】を考えている!? 増加中の「死後離婚」とは?

  • 2025.11.18

50代以降の女性の2人1人が【卒婚】を考えている!? 増加中の「死後離婚」とは?

家族がいてもいなくても、自分軸を定めて生きる。その一つの形が「卒婚」です。子どもが巣立ち、親を看取り、それまでの家族や夫婦の関係に変化が訪れるゆうゆう世代。卒婚を考えている人は半数近くにのぼりましたが、その実態は––––?

【読者アンケートより】ゆうゆう世代の半数近くが卒婚を考えている!?

Q 卒婚したいと思いますか?

Q 夫との同居を解消したいと思うことが

卒婚はしたいけれど現実には難しい

「卒婚したいけれど実現は無理かも」と答えた人のコメントには、長年積もった夫への不満が目立ちます。自由になりたくても、経済的・状況的に難しい現実があるようです。なかには「自分のことは自分でと伝え、夫の定年後は食事も洗濯も私は自分の分だけやっています」という強硬手段に出た人も。現実にはここが限界でしょうか。これもまた、一つの卒婚の形なのかもしれません。

【コラム】死後離婚は 増加傾向

死後離婚とは、正式には「姻族関係終了届」を提出すること。離婚したかったのに相手が死んでしまった、死後に相手の親族とつき合いたくないなどの理由で提出されることが多く、届け出るのは圧倒的に女性です。

姻族関係終了届を出しても戸籍には記載されず、周囲に知られることはありません。生命保険や年金など財産も相続できます。その一方で、配偶者の親族に対する扶養義務はなくなります。お金や介護の援助を頼ってきたら、「こういう届けを出して縁を切っています」と、自分の意思を示すことができますし、扶養しないことが法律的にも認められています。結婚生活に苦しんできた人には気持ちの救いになる、けじめとしての意味合いが強い制度だと言えるでしょう。

取材・文/荒木晶子

※この記事は「ゆうゆう」2025年12月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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