「ふたりで食べた方がおいしい」隣に住む元教え子が人懐っこすぎる

ラノベ作家として細々と活動する古橋湊大（35歳）。デビュー作『太陽の女神が俺にだけデレてくる』（通称「俺デレ」）はアニメ化されるほどヒットしたものの、以降の作品はなかなか売れず、市の文化講座で受講者に文章の書き方を教えることで生計立てていました。

そんなある日、アパートの隣の部屋に大学時代に家庭教師をしていたときの教え子・音成 奏（27歳）が引っ越してくることに。彼女を勝手に「俺デレ」のヒロインのモデルにしていた古橋は、その秘密がバレないように距離を置こうとしますが、奏はグイグイと距離を縮めてきて――!?

昔を思い出したり、懐かしいあの人に会いたくなったり…ちょっと「エモい」気持ちになる元教え子と先生のお隣ライフをのぞいてみましょう。

※本記事は佐野 妙著の書籍『理想のおとなりさん』から一部抜粋・編集しました。

著＝佐野 妙／『理想のおとなりさん』