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【トイレ洋式化率ランキング】1位は京都:約97%!一方、最下位:香川は…?トイレの「地域格差」が調査で明らか

  • 2025.11.18

全国トイレ格差が明らかに!「洋式化率」で京都府と香川県に3.4倍の差

全国トイレ格差が明らかに!
全国トイレ格差が明らかに!

トイレの「地域格差」が深刻な問題となっています。全国2万か所以上のトイレデータを保有する「TOIMAP(トイマップ)」を運営するKICKs(キックス)が発表した分析結果によると、インバウンド対応で重要な指標となる「洋式化率」で、トップの京都府(96.6%)と最下位の香川県(28.2%)の間には3.4倍もの格差があることが分かりました。

京都府は洋式化率96.6%でほぼ完全普及

今回の分析は、TOIMAPが保有する全国2万カ所以上のトイレデータと、各自治体が公開する「公衆トイレオープンデータ」を組み合わせて実施されました。対象となったのは100か所以上の施設データを公開している14都道府県(合計4383か所)です。

洋式化率のランキングでは、トップの京都府(96.6%)に続いて宮城県(74.9%)、和歌山県(74.4%)が上位3位に入りました。一方、最下位は香川県(28.2%)でした。

特に注目すべきことは、東京都(66.5%)や大阪府(69.0%)といった大都市圏でさえ7割程度にとどまっていることです。観光客の多い大都市においても、和式トイレに遭遇する可能性が残されていることを示しています。

「トイレ格差」の経済損失は年間3000億円以上

さらに深刻なのが「女子トイレ比率」の地域差です。男性用1に対する女性用の比率を算出したところ、都市部で低いスコアが目立ちました。トップは京都府(2.20)、山口県(1.88)、福井県(1.85)で、最下位は愛知県(1.27)となっています。

この「女子トイレ不足」による経済損失について、TOIMAPは年間3000億円以上の機会損失が発生していると試算しています。観光客や外出を控える要因となる「トイレ不安」が、地域経済に与える影響の深刻さを物語っています。

データに基づく「トイレの資産化」を目指す

TOIMAPの担当者は「トイレはコストである」という従来の認識を改め、今回の分析で明らかになった「地域格差」を解消することで、トイレを「まちの資産」に転換できると提言しています。

同社は「洋式化率」や「女子比率」が高い地域ほど、適切な改善により「トイレという『資産』に投資する」ことで、インバウンドを含めた持続的な地域活性化の基盤を築くことができると考えています。

TOIMAPはEBPM(証拠に基づく政策立案)を支援するプラットフォームとして、マクロな課題の解決から、市民一人ひとりまで実感できるミクロな改善データまで、様々な様式や時間軸と実例を連動させ、トイレを「コスト」から「まちの資産」へと変換する「デジタル・ホスピタリティ」の社会実装を推進。今回の分析により、全国のトイレ環境における地域格差の実態が数値で明らかになりました。

(LASISA編集部)

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