絶妙なシルエットバランスで脚が長く見える！【実録】オトナミューズ掲載のパンツを自腹買い

アメトラ&アイビー好きの父の影響で、小学校の卒業式は紺ブレにチェックスカートで挑み、中学時代はその紺ブレにデニムを合わせた渋カジスタイルも楽しんでいました。今思えば、父からトラッドの英才教育を受けていたのかも！ その甲斐もあって（!?）、筆者のファッションの根底にはつねにトラッドがあると思います。
 
そんなわけで、『オトナミューズ12月号』の巻頭の特集「大人トラッドの最適解」は、非常に楽しかったです。トラッドというとメンズはコテコテにまとめてしまいがちですが、女性は自由度が高いですね。長らくメンズ誌をやっていたからか、すごく新鮮に感じたスタイリングも数多くありました。
 
これまた欲しいアイテムも盛りだくさんだったのですが、迷いに迷ってこちらを購入しました。それがPART2「樋口かほりに学ぶカジュアルトラッドの極意」（P48参照）で紹介されていた、【シンゾーン】のトムボーイパンツです。今っぽくスタイルアップも叶えてくれる優れモノだったので、その魅力を勝手に熱く語っていこうと思います！ ちなみにオトナミューズでは、編集部や関係者が自分たちで掲載したり紹介したアイテムを自腹で買ってしまうことを「おのれ買い」と呼んでいるそうです。

とにかくシルエットが絶妙！筆者が求める「大人トラッド」を体現したパンツでした

トムボーイパンツ￥20,900（シンゾーン）

トムボーイパンツは、【シンゾーン】の定番ボトムスのひとつ。スケーターパンツをイメージしているらしいのですが、とにかくシルエットが絶妙。ツータックなので腰まわりに程よくボリュームがあるのですが、裾に向かってストンと落ちるストレートシルエットに。しかも筆者大好物のハイウエストも相まって、めっちゃ脚が長く見えるんです！
 
適度にゆったりしているのでストリート感もあるのですが、光沢のある生地感のおかげでどこか大人っぽい印象。40代後半の筆者も抵抗なく取り入れることができました。ジャケットなどのきちんと感あるトップスとも相性がよさそうだし、スタイルアップも狙えちゃうなんて素敵すぎ！ まさに「大人トラッド」を体現したパンツだと思います。

ゆったりとしたヒップに対し、ウエストはキュッと仕上げているのが好き♡

コットンにポリエステルをブレンドした生地なので、適度に光沢感があってラフすぎないところもツボでした！

はくとこんな感じ！シンプルなトップスでも洒落て見せてくれます！

足元はキルトタッセル付きのサンダルで、ラフさを出してみました。ローファーとも相性がよさそう！

『オトナミューズ12月号』掲載していたのはブラックですが、筆者はネイビーをセレクトしました。年齢を重ねたからなのか、なんだか最近は改めてネイビーって魅力的だなと思っていて。カジュアルになりすぎず、品よく見えるのもなんかイイんですよね。
 
で、まずはこの絶妙なシルエットを堪能したかったので、ハイゲージのカーディガン×Tシャツのシンプルなトップスに合わせてみました。色合わせもシンプルなので「地味に見えすぎちゃうかも」って心配したのですが、トムボーイパンツのシルエットが独特なので洒落た印象に仕上がっていますよね。これにはちょっとびっくりです。全体的にゆったりとしているのですが、野暮ったく見えることなくすっきり着こなせるのもさすがのひと言。【シンゾーン】の定番ボトムスとして、長く愛されている理由もここにあるんじゃないかと思いました。

【シンゾーン】のトムボーイパンツは、実際にはいてみると想像以上に魅力的でした。スタイルアップも狙えるし、適度なストリート感もあるし、何より2万円で買えちゃうところも素敵すぎます。全色買いしたくなるほど好きです♡ スタイリスト樋口かほりさんのスタイリングもさすがだし、『オトナミューズ』掲載のアイテムは本当にハズレがないですね。毎号欲しいものがありすぎて、マジで困っちゃいます（笑）。
 

text:KYOKO CHIKAMA