1. トップ
  2. ファッション
  3. 英ロイヤルに学ぶ、気品あふれるチェックコーディネート45選

英ロイヤルに学ぶ、気品あふれるチェックコーディネート45選

  • 2025.11.17
Getty Images

トレンドは、常に一時的なもの。チェックも長年、流行り廃りを繰り返してきたが、スコットランドが発祥の地である「タータン(格子柄)」は、イギリス王室のメンバーにとってはまさに定番。流行とは関係なく、いつでも装いに取り入れている。

アメリカの国立学術文化研究機関、スミソニアン協会が発行する『スミソニアン・マガジン』誌によると、チェックの柄の名称は、厳密にいえば「plaid(プレイド)」ではなく「tartan(タータン)」だとか。もともとスコットランドのクラン(氏族)がそれぞれの家を表すための柄として、衣類や装飾などに使用していた色と柄だという。イギリスのロイヤルたちが、外国を訪問するときにチェックをまとうのは、何世紀にもわたって進化を遂げてきたこの柄が、現在もスコットランドと王室に強く結びついているためだとされている。

エリザベス女王のスカートから、80年代にダイアナ妃が披露した大胆なルック、そしてキャサリン皇太子妃の洗練されたコートドレスまで、ロイヤルたちが披露してきたチェックの装いをご紹介。

※肩書は、いずれも写真撮影当時のものです。

From TOWN&COUNTRY

Chris Jackson / Getty Images

チャールズ国王&カミラ王妃

どちらもタータンをまとい、2025年のブレイマー・ハイランド・ゲームズを観戦。

WPA Pool / Getty Images

キャサリン皇太子妃

2023年11月のスコットランド訪問時、「バーバリー」のチェックのキルティングジャケット姿で公務に臨んだ皇太子妃。スコットランドでは、「ロスシー公爵夫人」の称号を与えられている。

ALASTAIR GRANT / Getty Images

キャサリン皇太子妃

2025年9月上旬、エリザベス女王の逝去からちょうど3年となった日、ウィリアム皇太子とともに、サプライズで婦人会(Women's Institute、WI)の施設を訪問。

お気に入りのブランドのひとつ、「アレッサンドラ・リッチ」のチェック柄のドレスを着て登場。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

ダイアナ妃

ダイアナ妃ほど、チェックをおしゃれに着こなしてきたロイヤルメンバーは他にいない。

1982年、毎年スコットランドで開催されるブレイマー・ハイランド・ゲームズの会場で撮影されたもの。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

エリザベス女王

スエードのジャケットとチェックのスカーフ、頭にはスカーフといういで立ちは、エリザベス女王の定番スタイルのひとつ。

写真は1973年、夫のフィリップ殿下(右)とともに、総合馬術大会、バドミントン・ホース・トライアル観戦中の様子。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

ウィリアム王子

イギリスのブランド、「バブアー」のジャケットとウェリントンブーツにはチェック柄の傘がよく合う。

幼い王子は、すでにそれを知っていたのかも?

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

エリザベス女王

スカートとジャケットの襟の内側を同じチェックでそろえ、スカーフも色を合わせた。

Getty Images

メーガン妃

2018年2月、ロイヤルファミリーの一員として初めてスコットランドを公式訪問したメーガン妃は、「バーバリー」のシックなネイビーとグリーンのチェックのコートを着用した。

この投稿をInstagramで見る

The Prince and Princess of Wales(@princeandprincessofwales)がシェアした投稿

シャーロット王女

かわいらしいチェック柄のスカートをはいて元気に遊ぶシャーロット王女。2019年5月、4歳の誕生日に公開された一枚。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

ダイアナ妃

1990年に訪問した日本で、「キャサリン・ウォーカー」のチェックのコートドレスを披露。

Anwar Hussein / Getty Images

ダイアナ妃

幼いウィリアム王子の手を引き、ロイヤルヨット、ブリタニア号を降りるダイアナ妃。1985年撮影。

Chris Jackson / Getty Images

キャサリン妃

2020年1月、ハウンドトゥース柄のドレス姿で、ウィリアム王子とともにウェスト・ヨークシャーのブラッドフォードを訪問。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

エリザベス女王

1975年、ロイヤル・ウィンザー・ホースショーでジャケット&チェックのワンピースという定番の組み合わせに、差し色の赤が鮮やかなスカーフを合わせた。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

ダイアナ妃

チェックは中間色がベスト? そんなことはない。それを証明したのが、この明るいイエローのエスカーダのコートを身にまとったダイアナ妃。1987年撮影。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

エリザベス女王&フィリップ殿下

1994年4月、どちらもタータンの装いでブレイマー・ハイランド・ゲームズの会場に姿を見せた。

Getty Images

メーガン妃

2017年12月、グレンチェックの「セオリー」のジャケットで、夫のヘンリー王子(左)とウェールズを訪問。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

ダイアナ妃

ロイヤルたちの大半は伝統的なデザインを選ぶことが多いが、80年代のダイアナ妃は、あらゆる色のチェックをまとっていた。写真は1985年5月に撮影されたもの。

Julian Parker / Getty Images

ダイアナ妃

新年の華やいだ気分を、赤と緑のチェックで表した。1989年1月撮影。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

ダイアナ妃&チャールズ皇太子

ロイヤルたちは、それぞれの「バルモラル・タータン」を持っている。

グレーに赤と黒のラインが入ったチェックは、1853年にヴィクトリア女王の夫がデザインしたとされる柄。使用が許可されているのは、君主とそのバグパイプ奏者、そして君主が許可を与えたごくわずかな数の人たちのみ。

1982年9月に、ブレイマー・ハイランド・ゲームズ出席したダイアナ妃(中央)は、キャロライン チャールズのピーターパンカラーのチェックワンピースを、チャールズ皇太子(右)は「バルモラル・タータン」のスカートを着用。

Chris Jackson

キャサリン妃

2017年のクリスマスの朝、「ミュウミュウ」のチェックのコートを着て家族で礼拝に出席。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

チャールズ王子

こちらは、「バルモラル・タータン」をまとった幼少期のチャールズ国王。1955年撮影。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

チャールズ皇太子&カミラ夫人

特別なタータンの着用を認められたチャールズ皇太子とカミラ夫人、2006年撮影。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

キャサリン妃

キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子のためにも、それぞれの柄のタータンが作られている。

写真は2013年4月、赤と黄色の「ストラサーン・タータン」のスカーフを身につけた、「ストラサーン伯爵夫人」の称号も持つキャサリン妃。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

ベアトリス王女

ネイビーとエメラルドグリーンのタータンのドレスで、夫のエドアルド・マペッリ・モッツィ(左)と長男のクリストファー・ウルフ(中央)とともに、2023年のクリスマスキャロル礼拝に出席。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

ダイアナ妃

ハンサムなスーツルックも、ビビッドな赤のチェックで華やかに。1991年撮影。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

ユージェニー王女

裾のフリンジが特徴的なチェックのコートをまとい、ウェストミンスター寺院で開かれたクリスマスキャロル礼拝に夫のジャック・ブルックスバンク(右)と出席。2022年撮影。

Princess Diana Archive / Getty Images

ダイアナ妃

1989年のスコットランド訪問時に披露したチェック柄のドレスと帽子は、キャサリン・ウォーカーが手掛けたもの。抑えた色合いながら、大胆な印象の組み合わせ。

Tim Graham / Getty Images

アン王女

チェックは、写真のアン王女のようにブレザーに取り入れてもすてき。カラフルなチェック柄をグリーンのスカートと合わせれば、雨の日でもフレッシュな印象に。2000年撮影。

Tim Graham / Getty Images

ベアトリス王女&ユージェニー王女

姉妹でおそろいのチェックのスカートをはいた、幼き頃のユージェニー王女(左)とベアトリス王女(右)、1997年撮影。

Anwar Hussein / Getty Images

ダイアナ妃&チャールズ皇太子

異なるカラーのチェックを用いて、リンクコーデを披露した皇太子夫妻。

Mark Cuthbert / Getty Images

キャサリン妃

コートなどの秋冬ファッションや、春先に着るコートドレスなどにチェックを選ぶことが多い印象のキャサリン妃、2013年4月撮影。

Chris Jackson

キャサリン妃

ルイ王子を妊娠中だった2017年12月には、「L.K.ベネット」のグレーのチェックのコートドレスを着て外出。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

ダイアナ妃

チェックをフォーマルに着こなしたダイアナ妃、1990年頃撮影。

Tim Graham / Getty Images

ヨーク公爵夫人&王女たち

1994年のクリスマス前後に撮影されたヨーク公爵夫人セーラ妃
(現在はセーラ・ファーガソン)と、娘のベアトリス王女(左)、ユージェニー王女(右)。

Princess Diana Archive / Getty Images

ダイアナ妃

オーストラリア公式訪問中のダイアナ妃は、ロマンチックなレースの襟元が印象的なチェックのワンピースをセレクト。1985年撮影。

Tim Graham / Getty Images

チャールズ皇太子&ヘンリー王子

チェックのシャツにタータンのキルトをはいたチャールズ皇太子と、異なるチェック柄のシャツをまとったヘンリー王子。

2699b67d-1af0-4e81-89c6-1cb8db762db1 / Getty Images

チャールズ皇太子

ハットとジャケットにチェックを取り入れた、ひげを伸ばした皇太子、1976年撮影。

Chris Jackson / Getty Images

キャサリン妃

クラシックなネイビーとダークグリーン、黒のラインが施された「ブラックウォッチ・タータン」は、お気に入りの柄のひとつとみられる。

2013年12月には、「マックイーン」のコートドレスと「ジーナ・フォスター」が手がけたハットで、シックにまとめた。

Karwai Tang / Getty Images

キャサリン妃

2018年にスコットランドのダンディーにオープンしたデザインミュージアム、V&Aダンディーを訪問した際にも、このコートドレスを着回した。

Julian Parker

ザラ・フィリップス

チェックは小物に取り入れてもすてき。2011年3月に行われたチェルトナム・フェスティバルに姿を見せたアン王女のひとり娘ザラは、黒のコートにチェックのハットをコーディネート。

Pool/Tim Graham Picture Library / Getty Images

チャールズ皇太子

1999年、湖水地方を訪れた皇太子は、全体をアースカラーでまとめ、こなれたチェックスタイルを披露。

Tim Graham / Getty Images

アン王女

1990年にロシア・モスクワを訪問した際には、イエローのチェックのジャケットをセレクト。

WPA Pool / Getty Images

キャサリン妃

2014年10月、ウィリアム王子と訪英中のシンガポール大統領夫妻を出迎えるキャサリン妃。「マックイーン」のチェックのコートドレスも、エレガントに着こなしている。

Mark Cuthbert / Getty Images

カミラ夫人

鮮やかなブルーが引き立つチェックのコートに、パープルやピンクのデザインがあしらわれたカラフルなスカーフを合わせたカミラ妃。

WPA Pool / Getty Images

エリザベス女王

ロイヤルファミリーのなかでも、誰よりチェックを愛してきたと思われる。こちらは2010年12月に撮影されたもの。

元記事で読む
の記事をもっとみる