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【大谷翔平】スーパースターは、まだ学ぶ。その打法と野球哲学を解剖

  • 2025.11.17

【大谷翔平】スーパースターは、まだ学ぶ。その打法と野球哲学を解剖

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、4度目のMVPに輝きました。テレビで大谷選手の活躍を“朝のルーティン”にしている方も、少なくないでしょう。日本人初の元メジャーリーグコーチ、立花龍司 さん著『大谷翔平のバッティング解剖図鑑』(エクスナレッジ刊)から、“大谷選手あるある”を抜粋。第5回は、バッティングのコツの一部をご紹介します。試合を見るのが段違いにおもしろくなること間違いなしです。

著者の立花龍司さんは「大谷選手が〝二刀流〞に挑戦することが決まってからの大ファンで、彼の一挙手一投足から発言までを常に追い続けている」といいます。

「これまで収集したデータに基づき、現在の大谷選手のバッティングを徹底解剖することで、打球を可能な限り遠くへ飛ばすにはどうすればよいかを解説している」著書から、私たちもまねしやすい箇所を抜粋してご紹介します。
今回は、大谷選手の「ボールを極限まで引きつけて打つ」コツの一部を見ていきましょう。

ボールを極限まで引きつけて打つ

大谷選手はステップ足の位置やバットの握り方を工夫したうえでバッティングに臨みますが、その最大の特徴は「極限までボールを引きつけて打つ」ことです。そのため、大谷選手はインターフェア(打撃妨害)の多いことで有名です。

日本人選手の多くは、ボールを前でとらえて軽打するイメージが強いものです。しかし、米国では、できるだけ引きつけて打つことがセオリーになっています。

大谷選手の場合、とくにアウトコースのボールに対しては、その傾向が顕著で、軸足(大谷選手の場合は左足)前でボールをとらえています。そのため、流すのではなく、〝反対方向に引っぱる〞ようにフルスイングをしているのです。

日本では、つまらされることを恥と考えますが、米国では泳がされることを恥と考えます。おそらく、そうした文化の違いが影響しているのではないでしょうか。

バットスプレーの使い方も独特

バッティングの技術以外でおもしろいのは、バットスプレーの使い方が独特なことです。

普通は、バットのグリップ付近にスプレーを直接吹きかけるものです。

ところが大谷選手は、空中にスプレーを噴霧し、そこにバットを差し出して、まるでしゃぶしゃぶをするかのようにバットを動かすのです。

あくまでも推測ですが、そうすることによって、バットにスプレーが均一にいき渡るようにしているのかもしれません。大谷選手の繊細な一面を見たような気がします。

データ・映像・コーチのアドバイスを重視

最後に、大谷選手の野球に臨む姿勢や性格、メンタルなどの特徴をいくつかあげましょう。

野球に臨む姿勢としては、データ・映像・コーチのアドバイスの三つを重視している点です。

とくに映像に関しては「映像を見るのが趣味」というほどで、ベンチやロッカールームで常に映像を見ています。

また、コーチのアドバイスを重視する姿には、スーパースターらしからぬ素直な性格がにじみ出ています。

イラスト/横山英史

※この記事は『大谷翔平のバッティング解剖図鑑』立花龍司著(エクスナレッジ刊)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※2025年5月29日に配信した記事を再編集しています。

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