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もうパサパサに戻れない!鶏むね肉が驚くほどしっとりする方法。〈幸せテクに注目!〉

  • 2025.11.16

こんにちは。「家事コツ研究室」研究員Oです。家計にやさしく高たんぱくな鶏むね肉ですが、「加熱するとパサついてしまう…」という声も多いですよね。そこで朗報! 鶏むね肉を“○○”に浸すだけで、驚くほどしっとりジューシーになるという噂があるんです。今回は実際に試して、しっとり感や味の入り方、手軽さまで徹底検証してみます。

鶏むね肉をしっとりさせるために使うものとは!

それでは検証をスタート!今回は○○に浸けておいた鶏むね肉の効果を確認するために、なにもしないそのままの鶏むね肉と比較してみます。

<材料>
鶏むね肉…1/2枚
水…500ml
塩…15g

さっそく○○の正体がわかりましたね。そうなんです。○○とは3%の食塩水のことなんです。確かにこれならほとんどお金をかけずにできますね♪

比べてみました

①鶏むね肉を半分に切る
今回はわかりやすいように1枚の鶏むね肉を半分に切り、左側を3%の食塩水に浸け、右側はそのまま使用します。

②3%の食塩水を作る
水500mlに塩15gを入れて溶かし、3%の食塩水を作ります。
ちなみに、これ以上に濃度が高い5%の食塩水とかにすると、仕上がった料理がしょっぱくなったりする可能性があるようなので、ぜひ3%は守るようにしましょう。

③食塩水に鶏むね肉を2時間浸けておく。
3%の食塩水に1、の左側の鶏むね肉を浸けます。

その後、ラップをし、冷蔵庫で2時間浸けておきます。これで下準備は完了です。とっても簡単な下準備ですが、これで本当に鶏むね肉がしっとりするんでしょうか!?

④2時間後の鶏むね肉はこちら
3%の食塩水に2時間浸けておいたものがこちらです。全体的に少し白っぽくなったような気もしますが、見た目の大きな変化は特になさそうです。

この後、鶏むね肉を食塩水から取り出し、キッチンペーパーでしっかり水分をふき取ります。

⑤2つを比較
水分をふき取った鶏むね肉を比較してみました。左側が食塩水に浸けたもの、右側がそのままのものですが、若干左側の方がぷりっとしていて、若々しい感じがするような気もしますが…。

さらに、もともと隣り合っていた部分を切って断面を見てみると、こちらも少し左側の方が弾力がありそうな気がしませんか?

⑥焼いて比較
見た目だけでははっきりした効果の違いが分かりづらかったので、いよいよ焼いて比較してみます。両方に塩こしょうをし、熱したフライパンに入れて、両面を同じ時間焼いてみました。果たして効果の違いはあるのでしょうか!?

焼き上がったものを比べてみました

焼きあがった2つのお肉はこちらです。左側が食塩水に浸けた鶏むね肉、右側がそのまま焼いたものなんですが、なんとなく左側の方が全体的にハリがあり、ぷっくりしている感じがしませんか?

そこでさっそく食べてみたところ、そのまま焼いたものはあのいつものパサパサした食感だったのに対し、食塩水に浸けたものは噛むたびに肉汁があふれ出し、「これが同じお肉!?」と思ってしまうほど。

ちなみに、この方法は「ブライニング」と呼ばれていて、料理店などでも用いられている本格的な方法なんだとか。

海水に近い濃度の水に肉を浸けると、肉の繊維がやわらぎ、細胞内へ水分が入りやすくなります。今回の鶏むね肉も元の水分量以上をキープできたため、焼いてもパサつかず、しっとりと仕上がりました。

せっかくなので1品作ってみました

こんなに柔らかい鶏むね肉があるので、簡単にできる1品を作ってみました。

鶏むね肉のオイマヨソースあえ

<材料>
3%食塩水に浸けた鶏むね肉…1/2枚
塩こしょう…少々
片栗粉…大さじ2
サラダ油…大さじ1
マヨネーズ…大さじ1
オイスターソース…大さじ1/2
砂糖…大さじ1/2
しょうゆ…小さじ1/2
酢…小さじ1/2
パセリ…少々

<作り方>

①鶏むね肉をそぎ切りにする
3%食塩水に2時間浸けた鶏むね肉をそぎ切りにし、食べやすい大きさに切ります。

火の通りを均一にするため、できるだけ同じ厚さになるようにしましょう。

②片栗粉をまぶす
そぎ切りにしたお肉に片栗粉をまぶします。こうすることで、つるんとした食感と肉汁を閉じ込めることができますよ。

③フライパンで焼く
2の鶏むね肉を、サラダ油を中火で熱したフライパンの上に重ならないように並べ、まず片面に焼き色がつくまで焼きます。

焼き色がついたらひっくり返し、ふたをして弱火で約3分間蒸し焼きにします。

蒸し焼き後のお肉はこんな感じ。見た目からぷりぷりしていますね♪

④ソースを絡めて炒めれば完成
マヨネーズ、オイスターソース、砂糖、しょうゆ、酢を混ぜ合わせたソースを3のフライパンに入れ、お肉と絡めながら炒めれば完成です。

出来上がりはこんな感じ

完成した「鶏むね肉のオイマヨソースあえ」はこちらです。最後にパセリをふって、緑をプラスしてみました。見るからにプリっとしていますよね。

さっそく出来立てを食べてみると、先ほど感激した鶏むね肉のしっとりジューシーさはそのままに、口に入るときのつるんとした食感やコクがあるソースが合わさって、絶品の一皿に。

ひと口食べると次々に手が伸びてしまうほどクセになる味です。調理時間も5分ちょっとだったので、食塩水に浸けた鶏むね肉さえ準備しておけば、お弁当のおかずにもぴったりですよ。

もうこれ以外の鶏むね肉は食べられない!

正直なところ、食塩水に2時間浸けるだけで本当にあの鶏むね肉がしっとりするの?と半信半疑のまま始めた検証だったのですが、驚くべき結果が出て、疑った自分を反省するほどでした。逆になんで今まで我慢してあのパサパサしたお肉を食べていたのか…。

もっと早くに出会っておきたかった!皆さんも今からでもまだ遅くありませんよ。一度試すともう二度と戻れなくなるこの裏ワザ。ぜひ試して、この感動的なしっとりジューシーな鶏むね肉に出会ってみてください。

取材・文/JUNKO、暮らしニスタ編集部 ※記事を再編集して配信しています。

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