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【韓国料理レシピ】済州島の味! 李映林さん・コウ静子さん親子に習う“太刀魚のヤンニョム焼き”【李家の日々ごはん】

  • 2025.11.16

毎日食べたくなる、季節に寄り添ったごはんを、「薬食同源(食べることは心と体を育む)」の考え方をもとに料理を提案する、料理家の李映林さん、コウ静子さん親子に教えてもらいました。今回は、"太刀魚のヤンニョム焼き"のレシピです!

リピート必至! 太刀魚の魅力を実感できる逸品

「故郷の済州島で食べられる魚はなんでもおいしいですが、特に大好きな魚が太刀魚です。済州島に住んでいたときは丸ごと一尾で購入し、焼いたり煮たりするのはもちろん、一夜干しにもしていろいろな食べ方を楽しんでいました。

今回ご紹介するメニューは、太刀魚を塩焼きにしてからヤンニョム(合わせ調味料)で風味づけをした、わが家の定番料理。上品な甘みがあってクセがない太刀魚と、唐辛子、万能ねぎ、白ごまをプラスした旨辛のヤンニョムはとっても相性がいいので、ぜひ作ってみてください。炊き立てのごはんと一緒に食べれば、箸が止まらなくなりますよ。

主菜が塩味をしっかり感じる料理なので、副菜には塩味を控えめにした、やさしい味わいのナムルを組み合わせました。味のバランスを整えてメリハリをつけることで、食べ飽きない献立に仕上げましょう」

主菜 太刀魚のヤンニョム焼き

太刀魚に背びれと背骨が残っているときは、背骨に沿って切り込みを深く2 本入れてから、背びれごと背骨をグッと引っ張って取り除きましょう。
魚は焼く前に塩をしっかりとまぶして旨みを引き立たせ、生唐辛子を効かせた、しょうゆベースのヤンニョムで香ばしく焼くと美味です。

材料(2人分) ・太刀魚(切り身)…2切れ(約250g )
・塩…2.5g( 太刀魚の重量の1%)
・すだち…1個 【A】
・赤唐辛子(生・みじん切り)、青唐辛子(生・みじん切り)…各1/4本分
・万能ねぎ(小口切り)…1本分
・しょうゆ…大さじ1
・酒、ごま油…各小さじ1
・白いりごま、みりん…各小さじ1/2
・粉唐辛子(韓国産)…小さじ1/4

作り方

  1. 【A】は混ぜ合わせる。太刀魚はあれば背びれと背骨を除き、塩を全体にまぶす。
  2. 太刀魚を魚焼きグリル(両面焼き※)に並べ入れ、強めの中火で熱して色づくまで8~10分焼く。太刀魚の上面に【A】を適量塗り、中火にして1分ほど焼く。器に盛り、すだちを半分に切って添える。

    ※魚焼きグリルは「両面焼きタイプ」を使用しています。「片面焼きタイプ」の場合は、途中で食材の上下を返し、様子を見ながら焼き時間を調整してください。

作り方1

作り方1

作り方2

副菜 ほうれん草とわかめのナムル

乾燥わかめは水でもどしたあと湯通しすることで、臭みが抑えられて食感や色みがよくなります。
香ばしい白ごまも加えて和えれば、みんなが大好きな王道のナムルに! ナムルはさやいんげんを加えて食感をアクセントにしたり、豚しゃぶしゃぶ肉を加えて主菜にアレンジしたりするのもおすすめ。

材料(2 ~ 3 人分) ・ほうれん草…1束
・わかめ(乾燥)…5g 【A】
・白いりごま…大さじ1
・しょうゆ…小さじ1
・ごま油…小さじ1/2

作り方

  1. わかめはたっぷりの水に浸し、表示どおりにもどす。水気を絞り、食べやすい大きさに切る。
  2. 鍋に湯を沸かし、ほうれん草を入れてさっとゆでる。冷水にとって水気を絞り、長さ4cmに切る。
  3. 2の鍋をきれいにして再度湯を沸かし、わかめを入れて湯通しして、水気をきる。
  4. ボウルにほうれん草、わかめ、【A】を入れ、和える。

作り方4

料理/李 映林、コウ静子 撮影/福尾美雪 構成・文/中田裕子

※素敵なあの人2025年12月号「食べて元気になる! 李家の日々ごはん vol.74」より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

教えてくれた人 コウ静子さん

料理家、国際中医薬膳師。薬膳や韓国料理をベースにした、滋味深いレシピ提案が好評で、『季節に寄り添う韓国茶』(グラフィック社刊)などの著書も多数。

教えてくれた人 李 映林さん

料理家。韓国・済州島出身。幅広い知識と経験による、愛情たっぷりの料理にファンも多い。著書に『李映林、季節の仕込みもの』(グラフィック社刊)。

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