1. トップ
  2. ママタルト檜原、シャクティマットを初体験!痛みは快感に変わるのか?

ママタルト檜原、シャクティマットを初体験!痛みは快感に変わるのか?

  • 2025.11.15

「M-1グランプリ」にて2022年から2年連続で準決勝に進出し、2024年には悲願の決勝進出と着実に認知度を高めているお笑いコンビ・ママタルト。独特な言い回しの長尺ツッコミが癖になるツッコミ担当・檜原洋平さんは、持ち前の陽気な性格とハッピーオーラで笑顔を届けるご機嫌ボーイだ。「ママタルト檜原の楽しみ日記」では、そんな檜原さんの生活にある“お楽しみ”を皆さんにおすそ分け!

第24回「シャクティマット」

第24回の更新です。

俺がここまでエッセイを更新するとは誰が予想したやろう。小さい子供がなにか賢い行動をした時、周りの大人が「こりゃ将来は医者か弁護士だな。いや、エッセイを24回更新する芸人か?」と言いだすようになる日も近いやろう。

24回目ともなれば、「ママタルト檜原のお楽しみ日記」といえどもさすがにお楽しみばかりというわけにはいかなくなります。今回は特別に、年に一度だけ訪れる「ママタルト檜原の苦しみ」を紹介させてもらいましょう。

そう、その苦しみとはクリーニングの苦しみ。

この前クリーニング屋さんにスーツ2着(1着はジャケットのシミ抜きもオプションで追加。なぜならお弁当のおかずをスーツにこぼすことがよくあるから。あと歯を磨いた時に歯磨き粉がスーツに付いて、それを水で洗ったらでかいシミになったものもありました。まさか大人になってもこんなに服を汚すとは思わなかった)と今年の夏に着た半袖シャツを5着預けたのです。

そしたらなんとお会計5700円。ひっくり返りました。

「このお会計の荒波を世の中の人間は乗り越えてるっていうのかよ、しかもお子さんのいる人はさらにクリーニングしないといけない服が増えるんとちゃうんか、ハア、東京で生き残るのはサバンナで生き残るよりも厳しい」

コンビ名をこれに変えるか悩みました。

お会計こそ本物の出費という感じでしたが、クリーニングしてもらったスーツはパリッとしてシミもなくなっていて最高でした。クリーニングしたスーツでたくさん漫才をさせてもらうやろう。

今回のお楽しみはシャクティマット。

ある日SNSで古代インドの健康法シャクティマットの投稿が拡散されていて、普段なら「へぇそんなんあるんですか」とスルーするんですが、「ママタルト檜原の楽しみ日記」連載中の身である俺はすかさず購入。その効果を体験しました。

シャクティマットとは、マットに剣山のような針山がたくさんついていて、そこに寝転ぶことでリラックスできるというような健康アイテムです。本気で知りたい人は自分で調べてみよう。

初めて寝転んだと時はあまりの痛さにパニックになりました。押しピンくらい尖った針が6000個ついたマットに寝転ぶわけですから、一人で「ギャオ!」と叫んでしまいました。肩甲骨のあたりが痛くて、そこを庇うように浮かすと他の部位に深く針が刺さり、永遠の苦しみが続きました。インペルダウンに入れられたのかと思いましたね。

「これはあかん、俺はシャクティ体験をするまでに挫折してしまいそうや…」と諦めそうになったんですが、YouTubeで他の人のシャクティ体験動画を見ているうちに、「なんだか俺もやれる気がする」と自信が湧いてきて、2回目は15分寝転ぶことができました。

序盤こそかなり痛いのですが、途中から血行がよくなってきたのか背中がポカポカしはじめ、終盤になるともっと刺激が欲しくなってブリッジの体勢をとってグッと身体をマットに押し付けるようにまでなっていました。

効果は人によるのですが、サウナに行ったみたいな気持ちになれました。

数日後、俺のInstagramのストーリーズの投稿を見たしょっちゃんとZAZYが我が家にシャクティ体験をしにきてくれました。15分ずつ寝転んだあと「あぁこれはええわぁ、買うわぁ」と購入を決めていました。

シャクティマットのホームページを見ていたしょっちゃんが「もっとえぐい使い方あるでぃ」と、“シャクティマットの上に立ってヨガをしている海外男性”の写真を見せてきました。

「これはやるしかないでぃ」とシャクティマットの上に足を乗せようした瞬間、脳みそに稲妻が走りました。ファニーボーンを思いっきり打った時のような衝撃が脳みそに直撃したのです。

これは自分の意思でシャクティマットの上に立つことはできない。まずは椅子に座った状態でシャクティマットの上に足を置き、そこから椅子を抜いてもらう作戦を編み出しました。

その作戦でシャクティマットの上に立ったZAZYはあまりの痛さに悶絶し、「はよ椅子戻してくれ…!あかん!これはあかん!」と助けを求めたのですが、過去の恨みを思い出してしまったのか僕としょっちゃんは椅子を元の位置に戻してあげることはできませんでした。

ZAZYが「死ぃぬぅぅぅゔゔゔ!」と言ったとき、さすがに“ゔ”が3回も入ったら戻すかとなり椅子を戻してあげました。

皆さんも究極の足つぼを体験してみるのはどうやろう。

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる