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痴漢されたのに「ちょっと触られただけやろ」とバカにした母親の再婚相手もクズだった…!?消えない性被害のトラウマ【作者に聞く】

  • 2025.11.15
スカートの呪いが解けるまで 取材協力:魚田コットン(@33kossan33)
スカートの呪いが解けるまで 取材協力:魚田コットン(@33kossan33)

小学校低学年で見知らぬ男性からお尻を触られたり、小学校高学年のときに義理の父親が布団に入ってきた…性被害のトラウマを抱えた漫画家・魚田コットン(@33kossan33)さんの「スカートの呪いが解けるまで」を紹介したい。結婚・出産を経て、一見性被害の呪縛から解放されたように見えるが、未だ性的な視線には敏感で「自分の子どもにはスカートを履かせたくない」と本書では綴られている。

※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。

「自分たちは全然悪くないんだよ」と伝えたい!

スカートの呪いが解けるまで_01 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ
スカートの呪いが解けるまで_01 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ
スカートの呪いが解けるまで_02 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ
スカートの呪いが解けるまで_02 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ
スカートの呪いが解けるまで_03 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ
スカートの呪いが解けるまで_03 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ

作者の魚田コットンさんは、幼少期からお人形ごっこや女の子向けアニメごっこといった「ごっこ遊び」に興味が持てず、スカートも苦手だったという。祖母や母親が「かわいい女の子像」を求めてフリフリのワンピースやスカートを履かせてくることが、内心では嫌だったそうだ。

低学年の頃、健康ランドで見知らぬおじさんにお尻を触られる被害に遭った魚田さん。勇気を出して母親に打ち明けたものの、母親に「本当に触られてた?」「ちょっと触られただけやろ」と軽くあしらわれたため、魚田さんは「わざわざ言うことじゃなかった?」と恥ずかしさから母親に本音を言いづらくなったそう。さらに、母親のいない隙を狙って義父から身体に触れられるなどの性的被害も受けてしまったという。

そのような性被害のトラウマを抱えてきた魚田さんは、もともとブログでエッセイ漫画を描いており、「いつか自分に起こったつらかったことを漫画にしたいなというのは当初からずっと考えていました」と明かす。投稿を続けるうちに、同様の経験を持つ方からコメントやDMが寄せられ、「私が結婚し子供を育てているというのが、その方たちにとって希望になっている部分もあったようで、とても感謝されて逆に私の希望になったというのが『こういう漫画を描こう』と思った決め手でした」と、実体験を赤裸々に描くことにしたきっかけを教えてくれた。

同じような経験をした人に、「つらかったよね」「でもさ、自分たちは全然悪くないんだよ」と伝えるために描いているという本作「スカートの呪いが解けるまで」は、心がそっと軽くなる内容となっているので、ぜひ読んでみてほしい。

取材協力:魚田コットン(@33kossan33)

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