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性格がよく見える肌、性格が悪く見える肌って……。

  • 2025.11.15

性格がよく見える顔とは? 性格がよく見えるスキンケアって?

性格がよく見える顔……そう言ったらあなたは誰を思い浮かべるのだろう? 「性格がよさそうな人は誰?」という聞き方なら、おそらく綾瀬はるか、あたりを挙げるのだろうか。でもそれは、にじみ出る内面も含めての話。顔立ちと内面を切り離して考えることは難しい。でもそこを厳密に、顔の造作だけを考えるならば、たとえば長澤まさみ。もちろんこの人も内面の人柄のよさがにじみ出ているタイプと言えるが、単純に初対面の顔立ちだけで判断すると、やっぱりこの人になるのだ。

そこにはいくつかの絶対条件があり、(1)口角が上がっている。(2)笑うと、目尻が下がる。(3)頰のポイントが高く、ふっくらしていてツヤがある。(4)額が広く明るい。(5)顔の輪郭など、丸の印象が強い……。

長澤まさみの場合、正直あまりに美しすぎるために、逆に距離を感じてしまいがちだが、それを差し引いてもいい人に見えるのは、5つの条件すべてを完璧にそろえているから。おそらく同じコミュニティにこういう顔の持ち主がいたら、真っ先に人気者になるはず。そのくらい見事に、性格がよく見える顔なのである。

ただし、5つの条件の中で一番重要なのは何か?というなら、(3)頰がふっくらしていてツヤがあること。これはさまざまな調査から導き出されている結論で、他の条件は持って生まれた天性の顔立ちに頼らなければいけないのに対し、ふっくらした頰のツヤだけは顔立ちに関係なく誰でもがつくれる要素。だから挑んでみてもいいはずなのだ。性格がよく見える顔の条件として。

そこでもう一人、なるほどと納得させられるのが、石田ゆり子という人。もちろんこの人の場合も内面からにじみ出る好感度の高さは抜群だが、同時にエリクシールのミューズを長くやっていることで、いわゆるつや玉印象が私たちの脳裏にしっかりと刷り込まれていることが何より大きい。あの頰の丸いツヤを、誰がなんと言おうとも性格がいい人のトレードマークにしたのは、エリクシールと石田ゆり子だといっても過言ではない。私たちも頰のつや玉を見ると、条件反射的に知らず知らず「この人、いい人」と確信しているはずなのだ。

それも、頰のつや玉が肌ばかりか体の健康も象徴している上に、ふっくらした丸い頰が運勢的にも人望の厚さや幸福感につながってくるから。必然的に笑顔の多い人生になることも意味しており、そもそもが頰にツヤがあると、それだけで微笑んでいるような顔印象をもたらすことも手伝って、前向きな明るさをつくっているのである。いずれにせよ、いい人オーラで人を惹きつけたいなら、ともかく頰につや玉をつくること。これに尽きる。

こんなふうに、顔立ちのみならず、性格と肌にも不思議な関係性があることを知ってほしい。実はそこに「皮脳同根」という考え方が影響している。これは皮膚と脳はもともと、人間の体の中で同じルーツを持つという見方から来たもので、だから肌と脳は密接につながり、日々どのような精神状態で生きているかが肌に蓄積されていくと言えるからこそ、肌と性格がリンクするという事実につながっているのだ。

性格が悪く見える顔って? そして性格が悪く見える肌質って?

逆に、顔印象でひどく損をしている人もいる。言うまでもなく性格が悪そうに見える顔。いや、内面をよく知ると結構いい人だったりするケースも少なくないから、まさにそれは人生レベルの損失と言うべきなのだろう。

周囲にそういう人がいたら、ちょっと思い出してみて。必ず同じ特徴があるはずだ。最大の共通点は、上手に笑えないこと。顔がこわばって笑っているのにそう見えない顔ってあるはずだが、初対面ではそういう人に不安を感じてしまうのが人間。

たとえば、よく“目が笑っていない”という表現をするけれど、それは要するに、ちゃんと笑えていないことを意味する。特に、笑っても目が細くならないのはその典型。また笑っているのに口が歪んでいたり、口元が開ききらなかったりすると、やっぱりそれだけで見る人は不安を感じてしまう。海外では人と目が合っただけでにっこりすることがあるように、人間と人間は笑顔でしか、見知らぬ人との信頼関係をつくれないからなのだ。笑顔に嘘があったら即座に命の危険を感じるのが、究極の人間関係だと言ってもいいくらい。もちろん笑えないことが、ある種のトラウマや精神的な疾患として現れてしまう場合は、決して咎められないけれど、大袈裟ではなく上手に笑えないことは人生の喜びを半減させてしまうので、何らかの対策は打つべきなのだろう。

それこそ、鏡の前で笑う練習を。めいっぱい限界まで笑ったら、自分が一体どういう顔になるのか、何度も何度も試してはそれを顔で記憶するような。

たとえ、普段から口角が下がっていたり、眉間にシワが寄っていたり、それこそ頰がこけていてツヤがなかったりしたとしても、満面の笑みを相手に見せるだけで、性格が悪そうな印象は吹っ飛ぶはずで、心からの満面笑顔がどれだけ大切か、わかってほしいのだ。

ただ、それでも人から怖がられるとしたら、単に眉間のシワや口角の下がりだけではない、そう見えてしまう他の要因があると考えられる。原因は肌。たとえばくすみ、ゴワつき、毛穴の目立ちに、負のエネルギーが出ているから。ゴワつきやたるみがつくる凹凸や毛穴が目立つと、当然くすんでいるように見え、なおかつ笑っていないと、それらがすべて負のエネルギーに見え、なんだか威圧感のある怒った雰囲気を醸し出してしまう悪循環。なんとなく人に怖がられる人は、まずスキンケアからやり直すという方法があるのかもしれない。

透明感があって、なめらかで、明るくて、毛穴の目立たない肌は、決して怖がられない。よほどあごを突き出してツンケンしない限り。

ただ脳疲労やストレスなどで、セロトニンのレベルが低くなると、表情がなくなったり、暗い表情になったりし、同時に肌のくすみやゴワつきが現れる。間接的とはいえ、不機嫌が肌にも乗り移ること、覚えておくべきだろう。

性格は変えられる? しかもスキンケアとメイクで性格は変わる

もし、性格を変えたいという人がいたら聞いてほしい。生まれ持った性格は変えられないという見方がある一方、本気で変える気があるなら変えられる。そもそも人格は、生まれ持った気質と後天的につくられた性格の2つから成り立っていて、後者の性格は、意識の持ち方や習慣で変えられるのだ。たとえばだけれど、完全に夜型だった人が夜明けとともに起きるような朝型に変えると、それだけでまるで血液型が変わったかのように性格が変わることがあるように。これは環境が人を変えるという証。親の育て方によってつくられる性格と同じ、生き方が変わると必然的に性格も変わってくるということなのだ。

そしてもちろん行動パターンを変えることでも性格は変えられる。「習慣は人格を変える」という言葉があるように、“モノを出したらすぐしまう”を習慣にするだけでいつの間にか几帳面な人が出来上がっているというくらい、性格は簡単に変えることができるのだ。

そしてもう一つ、モデリングという考え方がある。憧れの人の行動や話し方を真似ることで理想の人物に近づいていくという研究結果もあるようで、それはメイクにも言えること。こういう人になりたいというイメージをメイクで毎日再現することによって、どんどんそういう性格に近づいていくというモデリングでも人格変化が起きると考えていい。たとえば、きつい目を丸く柔らかい目元に毎日メイクすることで、心優しいまろやかな人になっていくみたいなことって確実に起こり得るのだ。

口紅の色を曖昧なベージュ系から強いレッド系に変えるだけで、また眉を太く濃く変えただけで、何かお腹から力が湧いてきて自分が変わったように感じること、きっとあるはず。形から自分が変わっていく不思議な現象を決して侮らないで。メイクで意識的になりたい人を日々再現するだけで、本当に人は変われるのである。

しかも性格を変えるのは、思っているより時間がかからないことも知っていてほしい。たとえば食習慣を大きく変えるとき、意外なことに食べたいものは3日間我慢するだけで4日目からはどんどん慣れ、1週間後には、すでに体がそれを欲しがらなくなる。実際に人間が性格を変えるのにどのくらいかかるかという研究も結構されていて、新しい習慣によって自分が変われるスピードは不思議なほど早く、平均で約1ヵ月半とも言われる。そして、脳科学的に習慣を変えることによる人格形成も、たとえば何でもネガティブに考える性格を、ポジティブな性格にするのも半年くらいで、いつの間にか……というのが一般的な見方。マイナス思考をプラス思考に変えるのは、幸せに生きていく上で絶対必要なこと。本当に半年やそこらで変えられるなら絶対に試してみるべきなのだ。もちろんそこには心理療法などある程度の専門的なテクニックも必要になるけれど、極端な話、常に常にプラスに自分の心を持っていく努力でも必ず変わる。その時、同時にやってほしいのが3つ。意識して笑顔をつくること、明るくなめらかな肌を持つこと、ちゃんとつや玉をつくることも忘れずに。そして明るい印象のメイク、たったそれだけで人生劇的に変わるのだから。

マイナス思考を、プラス思考の性格に変える。たとえば、気持ちの向きを変えるクセとスキンケアとメイク、それだけで半年かければ可能。顔も肌も性格がよさそうなら、人生すべてうまくいくのだから。

撮影/戸田嘉昭 スタイリング/細田宏美 構成/寺田奈巳

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