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娘と叶えたかった夢…! 息子を育てるママが自分がお姫様として生きるために間違った選択をしてしまった話

  • 2025.11.14

ママ友の中には、人のことをバカにしてマウントをとる陰湿な人もいますよね。そういう人とは距離を置きたいものの、子どもと同級生だったり習いごとが一緒だったりすると、嫌でも関わらないといけません。今回は、息子を育てるママが自分がお姫様として生きるために間違った選択をしてしまった話をご紹介いたします。

主人公・繭美は、小4の娘の癒奈を育てるアラフォーの主婦です。癒奈はバレエを習っており、繭美もレッスンの付き添いをしていますが、一つ悩みのタネになっていることがあります。それは、癒奈の同い年の秀一と弟の秀二の母である、秀代の存在です。
長時間レッスンがある日のランチタイムになると、秀代のお弁当自慢が始まります。秀代が作るお弁当は、デパ地下食材を詰め込んだ映え弁当です。自慢だけならまだしも、繭美の作るお弁当をチェックしてダメ出しをしてくることにイラッとしていました。
すると秀代は、自分の弁当を引き立たせるために、わざと繭美の弁当が映り込むように写真を撮り、それをインスタに勝手に投稿していました。次の日、バレエ教室のママ友たちは繭美を気にかけてくれますが、なぜここまで秀代は嫌がらせをするのか……。一人のママ友が「秀ママが娘がほしかった」というのを聞いたことがあると話します。理由を聞いた繭美は、バレエが上手な女の子のママである自分のことを、ライバル視しているのではないかと考えます。
すると、投稿にいいねを押してもらっていないことを不満に感じた秀代が、繭美に詰め寄ってきました。繭美は絶対にいいねをするつもりはないと伝えた上で、「私をあなたの自慰行為に巻き込まないで」と言い返しました。
その週末、配役が発表されて主役は秀一、ヒロインは癒奈に決まりました。息子が主役に選ばれて浮かれる秀代は、癒奈にまで嫌味を言ってきて、繭美は呆れ果ててしまいます。その後も秀代からの嫌がらせは続いたため、繭美は言い返すものの効果ナシ。秀代は自分の惣菜弁当を認めてもらえないことに苛立ちをあらわにしますが、繭美はスルーしてその場を去りました。
しかし癒奈から「秀一くんたちはお惣菜弁当キライなんだよ」と聞かされて、繭美は衝撃を受けます。お惣菜そのものはおいしくても映えを重視しているため、お弁当には適さない食材を入れられたり、文句を言うとキレられたりするため、無理をして食べているとのこと。癒奈から秀一の話を聞いてあげてほしいと頼まれた繭美は、できれば秀代に関わりたくないものの、秀一のために話を聞くことにしました。
秀一は、本当は手作り弁当が食べたいことや、バレエよりもプログラミングをやりたいことなど、普段母親には言えない本音を話します。父親は家にいないことが多く、秀代も夫の前ではぶりっ子キャラになるため、母親の話をしても信じてもらえないと嘆く秀一。その日の夜、繭美は秀代のSNSをチェックすると、夫の収入でマウントをとる投稿を見てドン引きしてしまいました。
ある日、デパ地下のヤンニョムチキンを入れたお弁当を用意した秀代は、いつものように繭美にマウントをとります。しかし、辛いものが食べられない秀一たちはそのお弁当を食べずに、癒奈を誘ってファーストフード店に向かいました。
ファーストフード店での様子を、隠れて見ていた繭美と秀代。おいしそうにハンバーガーを頬張る秀一は「弁当は捨てた」「母さんのマウントさえ終われば価値はない」「あんなマズい弁当食べたくない」と、癒奈に本音を漏らします。繭美は、他人にマウントをとる暇があるなら、自分の子どもの声を聞くように諭しました。

私は3人のナイトに守られるお姫様

娘と叶えたかった夢を息子にやらせる

娘ができたらバレエを習わせたかった秀代でしたが、その夢が叶わなかったことで、自分がお姫様として生きる道を選び、息子たちに無理やりバレエを習わせ始めたのでした。子どもの意思を無視して、自分の夢や理想を押し付けるのは、親として控えたいところですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

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