WEST.をはじめ、INI・木村カエラ・礼賛などが出演！ フードも楽しめる「LIVE AZUMA 2025」をリポート

2025年10月18、19日に、福島県福島市のあづま総合運動公園で音楽フェス「LIVE AZUMA 2025」が開催されました。4回目の開催となった「LIVE AZUMA」には、総勢50組のアーティストが出演。来場者は2日間で過去最多の約4万3000人を記録するなど、着実に人気を集めています。

他のフェスよりもフェス飯が豪華！ 東北拉麺屋台村も大人気に

この「LIVE AZUMA」は、美しく整備されたあづま総合運動公園をフルに活用したフェスで、メインステージとなる「AZUMA STAGE」はあづま球場を使用。さらに、自然が豊かな「PARK STAGE」と入場無料でライブとDJが楽しめる「ECHO STAGE」が用意され、それぞれが移動しやすい距離に配置されているのが魅力です。また、AZUMA STAGEがあるスタジアムのスタンド席もチケット制ながら開放され、ゆったり座りながらライブが見られるのも醍醐味（だいごみ）の1つとなっています。

他のフェスと比べて、フードエリアが充実しているのも「LIVE AZUMA」の特徴です。「フェス飯」に力を入れているイベントで、定番の丼系のメニューから、ピザやカレー、おにぎりや焼き鳥、ギョーザまで、福島県を中心に東北地方の飲食店が多数出店。また、スイーツやコーヒー専門店といった特色ある店も多く、食事を楽しむために参加しても満足できるフェスとなっています。

特に注目なのがラーメン店の多さです。福島といえばラーメンが有名ですが、「LIVE AZUMA」では東北拉麺屋台村として8店舗が出店。それぞれ東北で人気が高い名店ばかりで、どの店も並ぶ価値があるおいしさを誇ります。音楽フェスとしては珍しく、福島県ならではの魅力ある取り組みだといえるでしょう。

WEST.は『ええじゃないか』『週刊うまくいく曜日』などで会場を盛り上げる！

今回、AZUMA STAGEには、ジャンルを超えたさまざまなミュージシャンが参加しました。初日には、BAND-MAIDやOmoinotake、レキシなどが集結。人気が高いグローバルボーイズグループ・INIも、初出演を果たしました。

INIは、『DOMINANCE』やフェス初披露の『Bullseye』などを披露。力強いパフォーマンスで、ファンを熱狂させフェスを盛り上げました。

初日トリのSaucy Dogは最高のパフォーマンスで、『シンデレラボーイ』や『優しさに溢れた世界で』など12曲を披露しました。

2日目には、AZUMA STAGEのトップバッターとして登場した木村カエラが『リルラ リルハ』『Butterfly』などのヒット曲を披露し、会場の熱気が一気に上がりました。

湘南乃風や⿊夢、Dragon Ashなど幅広い世代から人気を集めるトップアーティストも登場。中でも、注目されたのが初登場のWEST.です。

『ええじゃないか』『週刊うまくいく曜日』『ムーンライト』『証拠』など、計9曲の楽曲をパフォーマンス。曲の合間には、観客を楽しませるあおりも行い、しっかり会場を盛り上げます。各地の大会場でライブを行っているWEST.らしく、球場に詰めかけた満員の観客を熱狂させることに成功。人気アイドルグループの存在感を見せつけ、RIP SLYMEへとバトンタッチします。

『STEPPER'S DELIGHT (2025 ver.)』からライブをスタートさせたRIP SLYMEは、『楽園ベイベー』『FUNKASTIC』『熱帯夜』などのヒット曲を連発。さすがのパフォーマンスをみせ、日が暮れた会場にピッタリな楽曲で観客を揺らし続けました。

そして、今回の大トリとして登場したのがsumikaです。

『ふっかつのじゅもん』や『シリウス』、『フィクション』などを演奏して、2日間のフェスを締めくくりました。

そのほかにも、PARK STAGEにはceroや礼賛、SIRUPなどの注目すべきアーティストが多数出演。

ジャンルに縛られないアーティストが勢ぞろいしたことで、まさに「LIVE AZUMA」ならではの空間が生まれていました。

同フェスは、「LIVE AZUMA 2026」の開催を発表。2026年10月17、18日の2日間にかけて行われる予定で、次回もどんなアーティストが出演するのか今から楽しみです。

この記事の執筆者： ゆるま 小林
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

文：ゆるま 小林