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カラフルな花が晩春まで繰り返し咲く「プリムラ」の寄せ植え【ガーデニング】

  • 2025.11.14

カラフルな花が晩春まで繰り返し咲く「プリムラ」の寄せ植え【ガーデニング】

冬から晩春まで、半年近く花が楽しめる「プリムラ」。ここでは、英国園芸研究家の吉谷桂子さんにカラフルな寄せ植えを提案していただきました。店頭でびっしりとつぼみをつけたプリムラの苗を見つけたら、ぜひ作ってみて!

豊富な花色がそろう【プリムラ】

かわいいパステル、大人っぽいアンティーク風やビビッドカラーまで、豊富な花色がそろいます。さまざまな花色を選ぶ楽しさはプリムラならでは!

さらに冬から春までプリムラは姿が乱れにくく、葉姿が整っているのも特徴。ローメンテナンスでロングライフの寄せ植えも可能です。パンジーやペチュニアなどに比べ、長く咲き続けても根があまり広がらないから、小さな器でも楽しめます。

プリムラの花を次々に咲かせるコツは、週に1回は液肥を与え、終わりかけた花がらと茎をハサミで切りとること。そのとき、密集して咲く花を少し広げて、株元に光を当てます。次に咲く花芽が上がりやすく、次々に開花します。

【プリムラの寄せ植え①】草丈が低い植物を剪定枝のオブジェで飾る、冬の寄せ植えアイディア

微妙な花色のプリムラ・ポリアンサ ‘センセーション’ から、くすんだ大人っぽい色みを選んでいます。

マツボックリをグルーガンでつけたカラマツの剪定枝のオブジェが、草丈の低い冬の寄せ植えを飾るアイディア。この上から寒冷紗やビニールなどをかければ、耐寒性の低いニューサイランを霜から守ることもできます。

アイビーはポット苗で育った挿し芽をばらして植え込み、すき間をマツボックリでカバー。

苗の配置図

A:プリムラ・ポリアンサ ‘センセーション’
B:ビオラ ‘サンセットオーシャン’
C:ビオラ(赤紫)
D:パンジー ‘天の羽衣’
E:ニューサイラン ‘ゴールデンレイ’
F:ヒューケラ ‘モカ’
G:アイビー

コンテナの大きさ/直径36cm、高さ39cm

【プリムラの寄せ植え②】日照の短い季節に心を照らしてくれる花色をフィーチャーする

花茎が立ち上がり、よく咲くプリムラ‘アラカルト シュシュ’はお気に入り! 中でも日照の短い季節にポッと明かりをともすようなイエローが大好きで、ヒューケラやトリフォリウムの銅葉で引き立てています。

この寄せ植えは5月ごろまで長く楽しめました。‘アラカルト シュシュ’は多年性があるので、うまく夏越しできると2年目はすごいボリュームになるのも楽しみです。

苗の配置図

A:プリムラ ‘アラカルト シュシュ イエロー’
B:プリムラ ‘ゴールドレース’
C:ヒューケラ
D:トリフォリウム(黒葉)
E:トリフォリウム ‘ハッピークローバー フィグ’
F:トリフォリウム ‘ティント ワイン’

コンテナの大きさ/直径39cm、高さ20cm

撮影/川部米応

※この記事は『園芸ガイド』2013年冬号の記事を、WEB用に再編集したものです。

※2024年11月22日に配信した記事を再編集しています。

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