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豆腐を固めるだけじゃない! にがりの健康と美容の効果

  • 2025.11.14
出典:シティリビングWeb

健康や美容のために、積極的に取り入れたい大豆製品。豆腐の専門家がおいしく楽しく日常に取り入れる“豆”知識を伝授します!

江戸野陽子さん

野菜と豆腐の料理家。日本豆腐マイスター協会認定料理講師。著書「すごい豆腐の最高においしい食べ方」(笠倉出版社) 豆腐の魅力を伝えるべく、選び方やおいしいレシピを紹介

出典:シティリビングWeb
豆腐を固めるだけじゃないにがりの健康と美容の効果

豆腐を固める際に必須のにがり。実は海水由来のミネラルが豊富で、美容に嬉しい効果があることで注目が高まっています。

ところで、そもそもにがりって何でしょう?

にがりは海水から塩を作る際にできる副産物で、その際できた透明の液体のことです。漢字で書くと「苦汁」のように、とても苦い液体で、これがないと豆腐が作れません。豆腐を作るときだけではなく、お米に入れてごはんをつやつやの炊きあがりにしたり、肉と一緒に煮込んで柔らかく仕上げたりと、意外な使い道でも活躍しています。

にがりの主成分は塩化マグネシウムです。マグネシウムは必須ミネラルのひとつで、生命維持に関わるはたらき(エネルギー産生や代謝、筋肉の収縮、神経系の機能維持、心機能の維持など)があります。

その他、熱中症の予防、高血圧対策、睡眠の質の向上にも役立つことが分かっています。豆腐からしか摂取できないのか…と思われがちですが、ミネラルが豊富な塩や、海苔やわかめなどの海藻、ココアやナッツ、ミネラル入り飲料水などからも摂取可能です。

さて、食べものでしか効果がないと思われてきたマグネシウムですが、近年の研究で皮膚からの吸収で効果を発揮することが分かってきています。以下がその一部です。

保湿効果

皮膚のバリア機能を果たすセラミドに作用し、バリア機能を回復させ、乾燥肌の予防に。

保温効果

塩化マグネシウムに含まれる塩類が皮膚の表面にあるタンパク質と結合して膜を形成。熱の放散を防ぎ、保温効果が。

ぜひ注目してみてください。

出典:シティリビングWeb

にがりの役割に注目してみよう ※写真はイメージ

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