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ユズ香る★焼きカブと生ハムのサラダ

  • 2025.11.14
出典:シティリビングWeb

材料(2人分)

・カブの胚軸(白い部分)…320g

・カブの茎と葉…40g

・生ハム…20g

・ユズの皮のすりおろし…適量

・エキストラバージンオリーブオイル…大さじ1~2

(A)

・ユズの果汁…小さじ1~2

・粗びき黒コショウ…2~3つまみ

・塩…1つまみ

作り方

1.カブの胚軸は縦に2等分に切り、厚さ1cmの半月切りに切る。カブの茎と葉は長さ1cmの小口切りにする。

2.フライパンにエキストラバージンオリーブオイルを加え、1の胚軸を重ならないように並べ、中火にかけて片面を2~3分焼いて裏返し、裏面も2~3分焼く。裏返すときに、カブの茎と葉も空いたスペースに加えて炒める。

3.カブの両面に焼き色がついたら火をとめて、フライパンの中に(A)を加えて味を調え、ちぎった生ハムを加えてあえてから器に盛りつける。

4.ユズの皮のすりおろしを多めに散らし、混ぜていただく。

ポイント

カブは10月~12月に冬の旬を迎え、この時期に特に甘みが増して味が良くなります。カブの胚軸(白い部分)には、デンプンを分解する消化酵素・アミラーゼが多く含まれていて、デンプン質の消化、吸収を促し、胃もたれや胸やけの改善に効果があるとされています。さらに、免疫力を高める抗酸化作用をもつイソチオシアネートも、胚軸に豊富です。

また、葉の部分にも多くの栄養素が含まれています。皮膚や粘膜を守り、免疫機能の維持や抗酸化作用が期待されるビタミンA、胚軸の約4倍もの量を含むビタミンC、カルシウムも含まれ、寒い季節の風邪予防にも積極的に取りたい野菜です。

おいしいカブを選ぶポイントは、胚軸にハリがあり、みずみずしく傷がないもの。ひげ根が少なく、葉の緑が鮮やかでみずみずしいものを。葉付きのカブを購入した場合は、すぐに胚軸を茎から切り分け、葉に水分や栄養をとられないように別々に保存しましょう。生食も含め、胚軸のみずみずしさを味わうためには、購入後3日~4日以内で食べきるのがオススメです。

調理のポイントは、カブの甘みを引き出すために、「炒める」のではなく「焼く」こと。フライパンにカブを並べて火にかけたら、裏返すまで触らずにおきましょう。

今回は、生ハムの塩味をいかして全体の味をまとめるイメージです。生ハムの代わりに、ほぐしたカニカマ、ロースハムを使ってもおいしくいただけます。かんきつ類はユズのほか、レモン、カボス、スダチ、ダイダイなど、季節のものをお好みで。いずれも皮を散らすことで、華やかな彩りと爽やかな風味が増し、少ない調味料でも満足感ある味わいになります。

調理時間

約15分

出典:シティリビングWeb

教えてくれたのは

料理家 依藤 亜弓さん

大学院修了後、大阪あべの辻調理師専門学校に入学。フレンチ、和食の厨房経験を経て、異なるコンセプトで2つの料理教室を主宰。企業やメディアでのレシピ開発、商品開発も行う。地中海料理法をベースに、毎日続けられる体に優しいレシピを提案。発酵、米粉、糖質オフ、腸活の学識も深い。

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