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トンネルを行き来しながら多様な草津の魅力を満喫できる「界 草津」が2026年6月7日開業決定

  • 2025.11.13

星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」は、2026年6月7日(日)に群馬県・草津温泉に「界 草津」を開業する。専用トンネルで「温泉街のにぎわい」と「静謐(せいひつ)な温泉宿」をつなぐ、新たな宿泊体験を提案。トンネルにより滞在中の選択肢が広がり、特に連泊することで草津の多様な魅力を余すことなく発見できることも特徴のひとつだ。

草津温泉街と専用のトンネルでつながる「界 草津」
草津温泉街と専用のトンネルでつながる「界 草津」

客室は群馬の絹や織物文化を表現したご当地部屋「シルクアートの間」。大浴場では草津の名湯・万代鉱源泉など2種の酸性泉を堪能し、食事は上州の食文化を味わう会席料理と、界に併設して誕生する「蕎麦割烹 SAI」から選択できる。予約は2025年10月23日より受付中。

「界 草津」について

施設のコンセプトは「トンネルがつなぐ木立の湯宿と温泉街」。草津のシンボルの1つである、草津白根山の麓に広がる高台に位置し、94室の客室を有する宿泊棟の前には木立に囲まれた中庭が広がり、大浴場のある湯小屋棟、ラウンジ棟などが点在。豊かな自然に囲まれた空間で、湯浴みや湯涼みを楽しむ、くつろぎの滞在を提案する。

館の大きな特徴は、草津温泉街に直結する宿泊者専用トンネルにある。トンネルを抜けると、大露天風呂で知られる西の河原公園のすぐ横に出ることができ、湯畑周辺の散策にも便利。「界 草津」での滞在と、日本三名泉の歴史と活気を感じる温泉街の街歩き、趣の異なる2つの雰囲気を自由に行き来して、草津の魅力を余すところなく満喫できる。

連泊で発見する草津の奥深さ

首都圏からアクセス良好な草津温泉は、年間を通して多彩な魅力をもつ観光地。「界 草津」では、その魅力をより深く体験するために連泊での滞在をおすすめしている。施設は草津温泉スキー場まで徒歩約3分と至便なほか、草津エリアではゴルフやツーリング、新緑や紅葉狩りなど四季折々のアクティビティが充実。今後、こうした地域の特性や専用のトンネルを活かして、多彩な連泊プランも展開される予定だ。宿泊者と地域をつなぎ、エリアの多面的な魅力を発見する機会を創出していく。

【「界 草津」の特徴1】客室:布の持つやわらかさに包まれるご当地部屋「シルクアートの間」

「界」では、地域の文化に浸る滞在を叶えるご当地部屋を用意。「界 草津」のご当地部屋は、かつて養蚕が盛んだった群馬の歴史にちなんだ「シルクアートの間」。一番の特徴は壁面の布のアートで、雄大な山並みを背景に、温泉の湯けむりが立ち上る草津の情景が1枚の織物で描かれている。織物の色彩のグラデーションで山並みを、細かく刻んだ絹糸で湯けむりを表現。遠目では草津の湯けむりを描いた1枚の絵画のように、間近では絹糸が織り成す繊細な表情や立体感を堪能できる。

このアートをはじめとした布の装飾は、国際的に活躍するテキスタイルデザイナーの須藤玲子さんがデザインを担当。織物の産地・桐生の技術によって生み出されており、絹糸や繭の素材を使って作られたランプシェード、草津の高原植物をイメージしたクッション、ベッドライナーなどのインテリアが心地よい空間を演出する。

【写真】草津の自然をイメージした布のインテリア
【写真】草津の自然をイメージした布のインテリア
客室露天風呂
客室露天風呂
草津の山並みと湯けむりを描いたアート
草津の山並みと湯けむりを描いたアート
絹糸のランプシェード
絹糸のランプシェード

■テキスタイルデザイナー・須藤玲子さん

【プロフィール】

茨城県石岡市生まれ。株式会社布代表。東京造形大学名誉教授。日本の伝統的な染織技術から現代の先端技術までを駆使し、新しいテキスタイル作りを行う。作品はニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ロサンゼルス郡立美術館、ビクトリア&アルバート博物館、東京国立近代美術館など国内外の美術館に多数収蔵されている。

【コメント】

「群馬県上州地区は養蚕・製糸・織物・刺しゅうなど絹産業で栄えた染織産地です。現在も、国内外のクリエイターを魅了する素材、技術、技法の宝庫です。この館内には、草津地域の自然環境や歴史などをモチーフに、私たちNUNOがデザインしたテキスタイルが随所に使われています。土地柄を重視し、群馬県産の素材、技術を多用し、環境に配慮した糸作り、布作りに取り組みました。界 草津のために、20以上の事業者の方々の知恵と手と技が結集したテキスタイル空間を体感していただけますことを願っています」

須藤玲子さんポートレート(Photo by Masayuki Hayashi)
須藤玲子さんポートレート(Photo by Masayuki Hayashi)

【「界 草津」の特徴2】温泉:草津温泉の2つの酸性泉を楽しむ大浴場

中庭の自然を感じる内観
中庭の自然を感じる内観

自然湧出量日本一(※1)を誇り、毎分3万2300リットル以上もの温泉が湧き出る草津温泉。「界 草津」の大浴場では、豊富な湯の恵みを感じられるよう、趣の異なる2種類の酸性泉を引いており、ひとつは草津温泉のなかでも随一の湧出量・高温・強酸性を特徴とする「万代鉱(ばんだいこう)源泉」。もうひとつは引湯する施設が限られる、希少でやや穏やかな酸性の「西の河原(さいのかわら)源泉」。内湯には3つの浴槽が設けられ、泉質の異なる湯を泉温を変えて楽しむ、湯巡りのような体験ができる。窓を広くとった開放的な空間からは中庭の豊かな自然を望むことができ、源泉豊富な草津温泉ならではの入浴を心ゆくまで堪能できる。

※1:草津温泉旅館協同組合サイトより

【「界 草津」の特徴3】食事:滞在スタイルにあわせて選べる食事

■食事処で味わう「上州豊伝(ほうでん)会席」

「上州豊伝会席」(イメージ)
「上州豊伝会席」(イメージ)
湯畑、湯もみをイメージした器の先付け
湯畑、湯もみをイメージした器の先付け

夕食はプライベート感が保たれた半個室の食事処で、ご当地の食文化を活かした会席料理。草津温泉の湯畑と湯もみをイメージした器で供される先付けから始まる「上州豊伝会席」は、群馬の豊かな食の魅力を存分に引き出した品が並ぶ。メインの台の物は「上州常夜鍋」。鍋の出汁の中には丸ごと煮込んだ鶏のモモ肉を入れて提供。群馬名産のほうれん草や柔らかく煮込まれたモモ肉を、鶏の旨味が溶け込んだ出汁とともに味わおう。

■敷地内に誕生する「蕎麦割烹 SAI(さい)」

地粉・生粉打ちの蕎麦(イメージ)
地粉・生粉打ちの蕎麦(イメージ)
ナチュラルワインと一品料理
ナチュラルワインと一品料理

「界 草津」の敷地内に、「蕎麦割烹 SAI」が誕生。主役となるのは、地粉・生粉打ちにこだわった十割蕎麦と、カツオ、昆布、干しシイタケから引いた風味豊かな三段つゆ。蕎麦を味わう前の一品料理も豊富に用意される。地元の日本酒やクラフトビール、ナチュラルワインと合わせて楽しめることも特徴。会席料理とは異なる軽めの夕食としても利用でき、滞在中の食事の選択肢を広げる。

施設概要

施設名称:界 草津

所在地:群馬県吾妻郡草津町大字草津字白根464番地690

電話:050-3134-8092(界予約センター)

客室数:94室(露天風呂付き客室18室)

料金:4万6000円~(2人1室利用時1人あたり、夕朝食付き)

付帯施設:フロント、ショップ、スキーロッカー、食事処、湯小屋棟、ラウンジ棟、ご当地楽棟、中庭、ドッグラン、トンネル、蕎麦割烹

アクセス:軽井沢駅より車で60分、長野原草津口駅よりバスで20分

開業日:2026年6月7日(日)

予約開始:2025年10月23日

「界」とは

星野リゾートが全国に23施設を展開する温泉旅館ブランド。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を活かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求している。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴。2026年には「界 草津」(群馬県・草津温泉)、「界 宮島」(広島県・宮島口温泉)、「界 蔵王」(山形県・蔵王温泉)の3施設の開業、「界 松本」(長野県・浅間温泉)のリニューアルオープンを予定。

「界」について
「界」について

※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

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