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おなじみの豪華キャストが集結し涙のクライマックスへ!『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』2026年1月公開

  • 2025.11.13

エミー賞、ゴールデン・グローブ賞を席巻した、英国貴族ドラマの金字塔「ダウントン・アビー」の最新作『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』が2026年1月16日(金)より公開されることが決定。あわせて、本作のポスターと予告映像が解禁となった。

【写真を見る】英国貴族たちのファッションの数々も目を引く「ダウントン・アビー」

20世紀初頭のイギリス、ヨークシャーを舞台に、貴族クローリー家とその屋敷で働く使用人たちの人生を描くドラマシリーズ「ダウントン・アビー」。1912年のタイタニック号沈没から第一次世界大戦を経て、時代の変化と英国貴族たちのドラマを優雅に映しだしてきた。緻密な脚本、華麗な美術、衣装、昨年逝去したマギー・スミスをはじめ、イギリスを代表する俳優陣の名演が高く評価され、エミー賞、ゴールデン・グローブ賞など、数々の賞を獲得。2010年9月の放送開始以来2015年のシーズン6までの全52エピソードをもって幕を閉じた本シリーズは、2019年に劇場版として復活し、社会現象を巻き起こした。15年にわたり世界200か国以上で放送された、英国ドラマの金字塔ともいえるシリーズだ。

今作は、世界的な大ヒットシリーズの映画第3弾。脚本は、シリーズの生みの親ジュリアン・フェローズ、監督は前作『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』(22)に続いてサイモン・カーティス。ついに時代は1930年代に突入し、近代社会に足を踏み入れた、クローリー家と使用人たちのドラマを描く。ロイヤル・アスコット、チェルシー・フラワー・ショー、ヘンリー・レガッタが行われる社交界の真骨頂“ロンドン・シーズン”が舞台となる。贅を極めた映像に心酔するなか、シリーズ最大のスキャンダルが暴かれ、ダウントン・アビー存続の危機が迫ることに。

さらに、2008年のテレビシリーズの企画から「ダウントン・アビー」の制作チームを率いてきたプロデューサーのギャレス・ニームによれば、「先代伯爵夫人バイオレットの並外れた人生に美しい幕を引いた第2作で完結とせず、第3作では、他の登場人物たちの人生に深く踏み込み、次の世代へ『ダウントン』がどう受け継がれていくかを描いた」という。そして、バイオレットを演じたスミスが第2作と第3作の間に逝去したことで、特別な感傷のある作品として完成した。

今回解禁となったポスタービジュアルでは、夕日を背景に屹立する荘厳なダウントン・アビーと、真っ赤なドレスをまとった長女メアリーを中心に、クローリー家と使用人たちが大集合。どこか感傷的な雰囲気がただよっている。「ついにお別れの時が参りました。共に過ごした日々を胸に、最後のひとときをご一緒ください。」のコピーとあわせ、まるで日本中のダウントニアン(「ダウントン・アビー」シリーズファンの呼称)へお別れを告げに集まったかのようだ。

同じく解禁された予告は、美しく着飾ったクローリー家がロイヤル・アスコット(イギリス王室が主催する競馬開催)の会場に現れるシーンから華々しくスタート。時代は1930年に突入し、上流階級が集い贅を極めるこの季節、長女メアリーが真っ赤なドレスに身を包み舞踏会で踊っている。しかし彼女の離婚スキャンダルが報じられ、会場は騒然。その場でメアリーたちは追いだされてしまう。「ダウントン・アビーの未来は、いまやメアリーにかかっている」というグランサム伯爵の一言と、いまは亡き先代伯爵夫人バイオレットの肖像。一族が時代の変化のなかで、決断を下す時が迫っていた。「すべての思い出を胸に」というメッセージ、屋敷の壁面にキスを送る伯爵の姿には、とうとう訪れるダウントン・アビーとの別れの瞬間を予感させる。

変わりゆく時代のなかで、受け継がれてゆく伝統と、挑戦から生まれる革新。「ダウントン・アビー」の愛が、次の世代へとバトンをつないでいく。誇り高き彼らが下した“最後の決断”をぜひ劇場で確認してほしい。

文/鈴木レイヤ

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