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「怖くて声出た」「妖怪だ」超巨大タヌキの “錯視画像” にビビる人続出…正体は?「暗いところで見たらビビり散らかす」

  • 2025.11.12

タヌキブームが再発掘した注目画像

Xで発生した空前のタヌキ・ブーム
Xで発生した空前のタヌキ・ブーム

2025年11月、X(旧ツイッター)上で「たぬき」への注目が急激に高まりました。このトレンドは、愛らしいタヌキのモフモフとした姿だけでなく、哀愁漂うエピソードから伝統的な民話に登場する「化け狸」の謎を“解明”するような錯視画像まで、多岐にわたる投稿によって牽引(けんいん)されたものです。

この数日のブームの直接的なきっかけとなったのは、同月7日にあるユーザーが投稿した、クマ用のわなに掛かってしょんぼりしているタヌキのかわいらしいエピソード。タヌキのどこか間が抜けているような愛らしさや哀愁を帯びた目撃談が20万以上の“いいね”を獲得し、広く共感を呼びました。

この投稿を皮切りに、連鎖的に他のユーザーによるタヌキの画像、イラスト、体験談が次々と広がり始めました。多いものでは10万以上のいいねを獲得しており、反響の大きさを物語っています。

この一連のブームの中で再注目されたのが、ちょうど1年前の2024年11月に旭山動物園の公式アカウント(@asahiyamazoo1)が投稿した、複数のエゾタヌキが密集して重なり合った画像です。寒さ対策などで集まったタヌキたちですが、ちょうど中央付近にいる2匹のタヌキが目の錯覚で「1頭の巨大なタヌキ」に見えるというもの。この錯視画像は、初出時も話題となりましたが、2025年11月のタヌキ・ブームで、再び大勢の関心を集めたのです。

鼻の部分が目に見えて、2匹が寄り添うことで1頭の巨大タヌキに見える――。この錯視を体験したユーザーたちは「怖くて声出た」「これは妖怪だ。薄暗いところで見たらビビり散らかしてしまう」「感動した。大きな顔系の妖怪、タヌキの見間違い説あるね」「タヌキが化けるというのはこういうことなのかな」と驚きの声を上げました。

また、「完全に信楽焼だ」と、おなじみのタヌキの置物はこの錯視が元になっているのではと推察する意見も。昔話の「化けタヌキ」伝説をリアルに連想させるとして、あらためて大きな話題となりました。

タヌキ・ブームをめぐるXユーザーたちの反応は、初期の“哀愁”“共感”から、“かわいい”“面白い”、さらに“興味深い”へとダイナミックな広がりを見せました。

特に、「どうデフォルメしたら信楽焼のタヌキみたいになるんだ! とずっと思ってたけど、な、なるほどそうだったのか」と伝統工芸品の謎が解けたような驚きの声や、「タヌキが生き残った理由も、タヌキが化かす(妖怪)の理由も分かったかも」と生態学的な視点での関心まで生まれています。

今回の現象は、まず一つの面白エピソードが火を付け、そこから過去の良質なコンテンツが再評価されるという、SNSの拡散メカニズムを体現しています。愛らしい動物の姿だけでなく、伝統的な民話の謎に現代の視点で迫る楽しさを提供している点が大きな魅力の一つでした。この冬、たぬきのモフモフな姿に癒されたい人や、「化けタヌキ」の仕組みを視覚的に体験したい人は、Xで「巨大タヌキ」を検索してみてはいかがでしょうか。

(LASISA編集部)

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