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【実話ベース漫画】夜逃げ当日にDV被害…怪我を乗り越え、親友の助けでDV彼氏から解放された依頼者の物語【作者に聞く】

  • 2025.11.12

子どものころから漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチさん(@Chameleon_0219)。X(旧Twitter)にて公開された『夜逃げ屋日記』は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれた人気漫画だ。今回は、Xに投稿されているなかから「夜逃げ屋日記」の44~45話を紹介するとともに、著者に今回の夜逃げについての感想を聞いた。

※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。

DV被害者と親友の「精一杯支え合ってきた」過去

「夜逃げ屋日記」44-1 画像提供:宮野シンイチさん
「夜逃げ屋日記」44-1 画像提供:宮野シンイチさん
44-2 画像提供:宮野シンイチさん
44-2 画像提供:宮野シンイチさん
44-3 画像提供:宮野シンイチさん
44-3 画像提供:宮野シンイチさん

夜逃げ当日に依頼者の今野さんがDV彼氏に暴力を振るわれ、怪我の治療のため、荷物の運び出しは翌日に親友の橘さんと夜逃げ屋の社長、スタッフの3人で行われた。

作業を終えた橘さんは社長に迷惑をかけたことを謝罪する。すると社長は、橘さんが以前悪態をついた日に、依頼者・今野さんから電話があったことを話し始める。

今野さんは家族との関係が良くなく、兄と弟は親から学費を出してもらえたが、今野さんは奨学金の半分を家に仕送りさせられていた。日々お金に困っていた今野さんを、橘さんがルームシェアを提案し、学生時代はずっと支えていたという。だから、橘さんの態度は許してほしいと今野さんは社長に言ったのだ。

「心から助けてくれる人」を羨む社長の過去

社長も親とは疎遠で、元旦那には暴力を振るわれた過去がある。当時の社長の周りには心から助けてくれる人はいなかったので、橘さんのような友達がいたら心強かっただろうと羨ましく思う。

その話を聞いて泣き出してしまう橘さん。社長は、「これからも精一杯友達として今野さんを支えてやりなさい」と言葉を掛けるのだった。

作者の感想:「命が助かったのはよかった」

今野さんが夜逃げできてよかったですね、という問いかけに、宮野シンイチさんは、「これ関しては、自分はほとんど何もしてないのでなんとも言えないところが多いんですが、それでも命が助かったのはよかったと思います」と、安堵の気持ちを述べた。さらに、「もしかしたら、どこかで今野さんの今後を描くことがあるかもしれません」と語った。

橘さんの助けもあり、DV彼氏から離れられた今野さん。『夜逃げ屋日記』は待望の第3巻が発売され、著者と夜逃げ屋の社長との対談(前編/後編)も実現した。夜逃げ屋に興味がある人は、ぜひ一度読んでみて。

取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)

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