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【異性の友達を作りたい人、必読】マッチングアプリとSNS、友人作りに向いているのはどっち?

  • 2025.11.11

2025年10月、Instagramに連携するSNS・Threadsに「消える投稿」が追加されて話題になった。Threadsは以前から「バズらせやすい」とも言われており、ネガティブな内容を含まない一般人の投稿も伸びやすいとされてきた。

そんな特性もあってか、Threadsではよく「〇〇友達が欲しい」という投稿がバズっている(おそらく筆者のタイムラインだけではないはずだ)。ついたコメントが周囲に見えないという仕様のおかげか、消える投稿がローンチされてすぐ、さらにその投稿数は増えたようだ。以前にも、Threadsの“出会いやすさ”を検証する企画を実践したことがあるが、現在はカフェ友、婚活仲間、〇〇区在住の人、今日飲める人……など、とにかく幅広い“友達募集”の投稿を見かける。

そのバズりっぷりをみるに、人々がいかに「友人」を求めているのかが分かる。そしてより作るのが難しいのが異性の友人だ。

同性の友人と、異性の友人は役割が異なるが、異性だからこそ自分をさらけ出して話せたり、相手の悩みに共感できることがある。ということで、今回はマッチングアプリを使って「異性の友人を作る」を実践できるか、試してみたい。

「友人が欲しい」と思っても…リアルの友人にはバレたくない!

Threadsでの友人募集が気軽に投稿できるのは、その匿名性の低さゆえだろう。Instagramのアカウントが連携されているため、人によってInstagramでは、自分の顔写真や経歴などが分かる投稿を載せていたりする。

しかし、匿名性が低いがゆえのトラブルもある。まず、匿名性が低いことが信頼の担保にはならない場合がある。友人作りのためのマッチングアプリよりは匿名性が低いとはいえ、SNSもブロックされてしまえばそれまでだ。よく、女子会やカフェ会を募集した人が「ドタキャンされた」と怒っている投稿も目にする。

さらに、人によっては「ネットで友人募集していることをリアルの友人には知られたくない」という人も多いだろう。特に異性の友人募集は、リアルの友人にはなんとなく知られたくないという人がほとんどだろう。Instagramとの連携を解除することで匿名性を高めることはできるが、それでは新しく出会う人にとって、信用に足るアカウントにならない。ゴースト投稿は24時間で消えるので恥ずかしい投稿もしやすいが……バレる可能性は0ではない。

そこで、今回実践してみたいのが「マッチングアプリを使った友人作り」だ。推し活向け、ママ友作り向けなど、ニッチな層のみでつながるマッチングアプリも多く存在するが、今回使ってみたのはかの有名な「Tinder」だ。

実はTinder、ここ数年は日本でも「ソーシャル系マッチングアプリ」として、友人作りにも使えるマッチングアプリとしてのブランディングを強めている。

プロフィール設定では、自分の利用目的についてのタグ表記を選べる項目があり「友人がほしい」と明記することができる。今回はこのタグを選んでスワイプ、実際に会って話せる友人が作れるかを試してみる。

Tinderで「異性のリア友」は作れるのか︎

スワイプしながら、丁寧にプロフィールもチェックしていく。1日に50人ほど、1週間ほどスワイプしてみたが、タグ設定を「友だちがほしい」に設定している人も結構いた。しかし「友人がほしい」を明記していても「いい人がいれば付き合いたい」「恋人がほしい」とある人からもLikeが来る。Tinderはあまりに気軽なマッチングアプリであるため、真剣にプロフィールを見ている人が少ないことが想定できる。

とはいえ、丁寧にプロフィールを見ていくと、やはりTinderは他のSNSと比べて明らかにノリの軽そうなユーザーが多い。しかも、自分がいる位置からの距離でスワイプするユーザーを絞ることができるので、会って遊ぶハードルが低いのもメリットだ。

一応、男女でマッチできる数を比べるために、知人にも頼んでマッチ数、メッセージが返ってきた数を集計してみた。

女性A(32) マッチ数40 メッセージ返信数30

女性B(28) マッチ数20 メッセージ返信数17

男性A(30) マッチ数15 メッセージ返信数11

男性B(34) マッチ数9 メッセージ返信数6

全員、タグは「友だちが欲しい」に設定した。やはり女性のほうがマッチングは簡単だが、男性もプロフィールを工夫したところ(清潔感のある他撮りの写真、ノリはよくも下心を感じさせない文章など)、メッセージの返信率はまずまずといったところだ。

メッセージ以降も、目的が合致している場合「話が早い」印象だ。しかし、いくつかの問題も出てきた。

メッセージをしてみると、短文メッセージが多くコミュニケーションが取りづらい、という人もままいた。こういったユーザーは全体的にプロフィール文が短めで雑な自己紹介だったので、いくら友人づくりとは言ってもマッチングを避けるべきかもしれない。

ただ友人を探したいだけなので、メッセージの時点で会話が噛み合わない人はすぐにマッチングを解除していく。ブロックすればメッセージの画面からは消えるし、匿名性の低いThreadsより罪悪感がない。

Tinderで1週間スワイプしてみて分かった「友人づくりとの相性」

こうして、1週間のスワイプでなんと2人の異性とご近所飲みをすることに成功した。誰でもいい、と割り切ればもう少したくさんの人と会えそうだったのだが、より近所でサクッと会える人を絞っていった結果の人数だ。うち1人とはかなり仲良くなり、継続して関係が続いている。朝一緒に川沿いを散歩し、コーヒーをすする仲だ。

さて、実際にTinderで異性の友人を探していった結果、分かったこともまとめていく。

・プロフィールやメッセージで人を判断する力がある程度必要

・男性は清潔感のある写真とウィットに富んだプロフィールで友人マッチ率がアップ

・女性はポジティブに「友人探し」をアピールするとかなりマッチしやすい

・家の場所が遠いと会う場所で揉めやすい

・いかがわしい出会いを求める人は意外とすぐ見抜ける(大抵初回メッセージからおかしい)

・初対面は安めの居酒屋が安全(ご飯代をタカる人に対する対策になる)

・会ってみたら全く気が合わないこともある(仕方ないと割り切る力が必要)

まず、目的が「友人作り」だとしても、通常のマッチングアプリ利用時と同じように、マッチ後やアポイント後に気が合わないことに気づき、関係が白紙に戻る可能性があることは前提として理解しておく必要がありそうだ。だが、友人は気が合いさえすれば作れるので、恋人を探すよりも要件が少ない。そういう意味では、恋人探しよりは友人探しのほうが簡単だった。

また、Tinderは設定で同性を表示することもできるので、異性の友人だけでなく同性の友人も探すことができる。印象としては、以前実践したThreadsでの友人づくりよりも、Tinderのほうがイージーに友人が作れそうだということが分かった。

Tinderでのコミュニケーションのコツについては、こちらの記事でも解説している。友人作りにも役立つ、マッチングアプリ上での“いい人の見抜き方”など、参考にしてみてほしい。

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