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疲れない【キッチン掃除】の最新裏技! 油汚れ・五徳・シンクの簡単お手入れ法をプロが伝授

  • 2025.11.11

疲れない【キッチン掃除】の最新裏技! 油汚れ・五徳・シンクの簡単お手入れ法をプロが伝授

「令和の掃除は、疲れない、汚れないが基本です」と話すのは、掃除業界歴38年の掃除のプロ、お掃除職人きよきよさん。今回はキッチンの五徳、シンクなどを疲れずに掃除するコツを教えていただきました。

ユーチューバー
お掃除職人きよきよさん

おそうじしょくにん・きよきよ●ハウスクリーニングやビルの清掃など、さまざまな場所の掃除を長年行ってきた掃除のプロ。
フォロワー35.2万人のYouTubeで紹介する掃除の技は、簡単で効果が高いとプロからも支持を集めている。
著書に『やみつき掃除術 市販洗剤4本で感動的に汚れが落ちて家じゅう試したくなる!』(SBクリエイティブ)他。

【キッチン】の疲れない大掃除のコツ

きよきよさんいわく、コンロまわりのこげは単なる油汚れではないそう。「油が炭化して固くなったものなので、洗剤で表面をとかすなどの工夫が、疲れない掃除のポイント」

油の特性を理解して
「油や皮脂は温度が上がるとやわらかくなり、固形のときよりも洗剤の成分が浸透しやすい状態に。つまり、温めることで汚れが落としやすくなるというわけです、油汚れは温度を利用して、賢くラクに落としましょう」

魚焼きグリル

こげた部分もこすらずキレイに
グリルの網にこびりつくこげは、食材から出た油がこげたもの。「こげた部分に『こげとりぱっとビカ』をはけで塗り、30分~1時間おいて洗い流すと、簡単に落ちますよ」

グリルの網の汚れを放置すると、上記の方法では落ちないことも。その場合、はけで洗剤を塗布したあと食品用ラップで覆い、洗剤が乾燥するのを防止。こげの内部まで洗剤を浸透させてから洗い流して。

油汚れ対策

換気扇には不織布フィルターがマスト
換気扇には、料理をするたび空気中に混ざった油が付着し、蓄積していく。「放置すると換気機能が悪化して、料理中のニオイや煙が部屋に充満してしまうので、不織布フィルターをつけて汚れを防止しましょう」

五徳

洗剤+アルコールで汚れを一掃
コンロの火であぶられ、こげた五徳周辺の油汚れにはアルカリ性洗剤に消毒用アルコールを加えたものを使用。「アルコールの作用で洗剤の浸透度がアップ。汚れを土台から崩します」

❶アルカリ性洗剤を容器に入れ、同量の消毒用アルコールを加える。アルコールはキッチン用や手指の消毒用でもOK。

❷汚れにはけで①を塗布し、30〜60分放置後、ブラシでこする。汚れが落ちない場合は、再度①を塗って30〜60分放置する。

五徳のこげはお湯の力で落とす
①を塗布した五徳をポリ袋に入れ、ボウルにためた湯の中へ沈めると、空気が抜けてポリ袋が五徳に密着。熱の効果も加わり、洗剤の浸透度がアップする。

シンク

ゴム手袋も掃除道具に変身
シンクについた白いくもりの正体は水あか汚れ。「アルカリ性の汚れなので、酸性洗剤を使ってオフ。さらに研磨剤入りのクレンザーで磨けば、輝きがよみがえりますよ」

❶スポンジに食器用洗剤などの中性洗剤をつけ、シンク全体についている油汚れを落とす。

❷クエン酸など、酸性洗剤をシンク全体に塗布して、30分ほど放置。水あかをゆるませたあと、スポンジでこすり洗いする。

❸それでもシンクのくもりが取れない場合は、研磨力の高いクレンザーを使用。スポンジを使うと研磨剤が吸収されてしまうため、ゴム手袋を使用する。

❹「カネヨンS」など、研磨剤入りの洗剤をゴム手袋をつけた手にたらし、シンクを磨く。ラップを丸めたものを使っても可。

さらにピカピカにしたいときは
「シャイネックス サンドシート」や、研磨剤を塗布したスポンジで仕上げ磨きを行えば、新品のような輝きに。

※この記事は「ゆうゆう」2024年12月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

撮影/西山直克

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