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誰もがゲームクリエイターになれる!“ゲームを作る”新ゲーム「ワイワイワールド Craft(仮)」プロジェクトが始動!

  • 2025.11.11

自分でゲームを作って、ほかの人に遊んでもらいたい――。そんな夢を叶える新ゲーム「ワイワイワールド Craft(仮)」の制作プロジェクトが株式会社コナミデジタルエンタテインメントで始動した。この記事では、「ワイワイワールド Craft(仮)」のゲーム概要や、その狙いを担当者へのインタビューとともに紹介する。

 誰もがゲームクリエイターになれる新ゲーム「ワイワイワールド Craft(仮)」のプロジェクトが始動!
誰もがゲームクリエイターになれる新ゲーム「ワイワイワールド Craft(仮)」のプロジェクトが始動!

「ワイワイワールド Craft(仮)」とは?

「ワイワイワールド Craft(仮)」は“ゲームを作って、ほかのプレイヤーに遊んでもらいたい”という夢を、誰でも気軽に叶えることができるユーザー生成コンテンツ(UGC)を軸とした新ゲーム。ゲームはゼロからすべてを作る必要はなく、ベースとなる公式ゲームをもとに、「ワールドエディタ」で自由に世界やルールをアレンジして、こだわりの詰まったゲーム作りを楽しむことができる。

ベースのゲームを選び、「ワールドエディタ」で自由にアレンジしてゲームを作成
ベースのゲームを選び、「ワールドエディタ」で自由にアレンジしてゲームを作成
カメラビューはTPS、サイド、トップの3種類
カメラビューはTPS、サイド、トップの3種類

さらに、初めてゲームを作る人や、もっと簡単に始めたい人に向けて、「マジックポッドくん」というお助け機能もついており、いくつかの質問に答えるだけで約3分でゲームが自動生成される。ゲームにはKONAMIの歴代のキャラクターたちも登場予定で、KONAMIのIPを使ってゲーム作りをすることができる。完成したゲームを公開すれば、ほかのプレイヤーに遊んでもらうことも可能。作ったゲームをみんなで「ワイワイ」楽しもう!

作ったゲームで仲間とワイワイ盛り上がれる!
作ったゲームで仲間とワイワイ盛り上がれる!

「ワイワイワールド Craft(仮)」の詳細について担当者に聞いてみた!

――「ワイワイワールド Craft(仮)」のアイデアや狙い、目的を教えてください。

「ワイワイワールド Craft(仮)」は、KONAMIが展開する新プロジェクトである、UGC(ユーザー生成コンテンツ)型ゲームプラットフォームです。本作は、「誰もが簡単にゲームを作り、世界中の人と遊び、つながることができる場を提供する」ことを目的としています。「ゲーム作りは特別な人のもの」という従来の常識を打ち破り、初心者でも3分でゲームを作れる「マジックポッドくん」機能などを通じて、創造の第一歩を誰もが踏み出せるように設計されています。

また、KONAMIの歴代IPやキャラクターを活用し、ユーザーが自由に改造・再構築できる環境を提供することで、過去の資産を未来の創造へとつなげます。本作を通じて、ゲーム制作のハードルを下げ、誰もが「クリエイター」になれる世界を目指します。これは、単なるUGCではなく「ゲーム作りの民主化」を意味します。

――「ワイワイワールド Craft(仮)」をどんなゲームにしたいですか?

「ワイワイワールド Craft(仮)」内ではプレイヤーが作ったゲームを公開でき、ほかのプレイヤーが遊ぶことが可能です。クリエイター支援や応援機能も備え、クリエイターとプレイヤーが共に成功体験できる環境を提供したいと思います。まずは2D・3Dのアクションゲーム制作に対応し、その後、ゲームが辿った歴史のようにRPG的要素など多様なジャンルを展開していきたいと考えています。

――「ワイワイワールド Craft(仮)」のターゲットはどのような層を想定していますか?

ターゲットは、ゲーム制作に興味があるすべての方を想定しています。10代〜30代以上まで、創造意欲がある人なら誰でも対象だと考えています。特に「ゲームを作ってみたいけど難しそう」と感じていた方々に向けて、簡単に始められる環境を整えています。

また、みんなでワイワイ気軽に遊びたい方もターゲットとして考えています。「ワイワイワールド Craft(仮)」は基本はみんなでワイワイと遊ぶマルチプレイをメインに考えています。「AAAタイトルとはケンカしない」という鉄則がありまして、基本的には気軽に楽しめるゲームを想定しています。まだ見たことのない、どのようなゲームが生まれるかはクリエイターとなるプレイヤー次第ですが、いろいろと工夫できるベースを提供していく予定です。

――「ワイワイワールド Craft(仮)」の目玉となる点はどこですか?

「ワイワイワールド Craft(仮)」の最大の目玉は、“誰でも簡単にゲームを作って公開できる”ゲームだということです。公式ゲームというある程度方向性の決まったベースがあるので、ゼロから作る難しさと比べるとかなり簡単に自分のゲームが作れると思います。それも大変という方には、まずお試しで「マジックポッドくん」を使えば、ゲームを作ることができます。

――「ワイワイワールド Craft(仮)」のアイデアが生まれたきっかけはなんですか?

私がはるか遠い昔の子どものころ、ゲームを作りたいと思ってプログラムしても大したものができず、もっと簡単にゲームが作れたら楽しいのに、と思っていました。時が過ぎ、さまざまなアイデアでゲームが生み出されました。これを、ゲームを遊ぶプレイヤーの皆さんも体験できるようにしたら楽しいのではと思い、プロジェクトを開始しました。

――「ワイワイワールド Craft(仮)」の開発で苦労した点はどこですか?

苦労したのは、多様性があるものを作れること、そしてそれがおもしろいと思えるものにすることでした。多様性については、やはりプレイヤーのアイデア次第だと思うので、プレイヤーがいろいろと考えて実現できるが、手間がかからないようにするというところを目指しました。

また作ったものがおもしろいゲームになるようにするのも苦労しました。まずみんなと遊ぶ方がおもしろい、となるものを目指し、そしてレベルデザインやゲームを気持ちよく感じるさまざまなノウハウがきちんと実現されていることが重要だと思っています。

――過去作のキャラが出てくるということでしたが、実際にどのキャラが出てくるのでしょうか?

現時点では、「悪魔城ドラキュラ」シリーズから「シモン」「ラルフ」「デス」「ドラキュラ伯爵」とほかエネミー何体か。そして「魂斗羅」シリーズからは、「ビル」「ランス」です。それ以外は、今後の発表を楽しみにお待ちいただければと思います。

――ベースとなるゲームは何種類くらいあるのですか?

まずカメラビューがTPS、サイド、トップの3種類があります。カメラビューは公式ゲームで基本決まっていますので、クリエイターとなるプレイヤーは別のビューにガラリと変更することはできません。もちろん調整はできます。

そしてゲームの勝利条件が複数あり、また個人対戦、チーム対戦、協力プレイなどもあり、この組み合わせとなります。そのため、用意しようと思うとかなりの数は可能ですが、最初は5種類ぐらいを想定しており、徐々に増やしていければと考えています。

――過去作の「ワイワイワールド」シリーズとはどのような関連があるのでしょうか?

「ワイワイワールド Craft(仮)」は、1988年に発売されたKONAMIの名作「ワイワイワールド」シリーズの直接的な続編ではありません。しかしながら、本作はその精神や魅力を現代のUGC(ユーザー生成コンテンツ)型ゲーム体験として再構築した作品です。

過去作「ワイワイワールド」は、KONAMIの人気キャラクターたちが一堂に会する“お祭り的”なゲームでした。「ワイワイワールド Craft(仮)」でも、「KONAMIのゲームの歴史や業界の流れを踏まえ、自分が“こんなゲームがあればいいな”と思うものを作れるようにしたい」という想いが込められています。

――読者へのメッセージをお願いします。

「ワイワイワールド Craft(仮)」は、単なるゲーム制作ツールではありません。このプロジェクトが目指しているのは、「ゲームを作る楽しさ」をもっと多くの人に届けることです。自分のアイデアが形になり、それを誰かが遊んでくれて「おもしろかった!」と言ってくれる。そんな体験は、創ることの喜びと、つながることのうれしさを同時に味わえる、特別なものだと思います。

また、プレイヤーとして関わる方にも、ただ遊ぶだけでなく、「応援者」としてクリエイターを支えたり、一緒に盛り上げたりする楽しさを感じていただけたらと思っています。まるで学園祭のように、みんなで作って、みんなで遊んで、みんなで盛り上がる。そんな一体感のある世界にしたいと思います。

ぜひ皆さんと共にそのような世界を創っていければと思っております。配信開始はまだですが、皆さんの応援、よろしくお願いいたします。

――ありがとうございました。

誰もがゲームクリエイターとなって楽しさを届ける、そんな体験を――。「ワイワイワールド Craft(仮)」の最新情報から目が離せない。

※配信日は今後の情報をお待ちください。

文=栗原志穏

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