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『踊る。遠野物語』、『クワイエットルームにようこそ The Musical』、『景⾊のよい観光地』【伊達なつめさんの一押しステージ情報】

  • 2025.11.11

演劇ジャーナリスト・伊達なつめさんのおすすめ作品をご紹介。今回は『踊る。遠野物語』、『クワイエットルームにようこそ The Musical』、『景⾊のよい観光地』の3本をピックアップ!

Orchardシリーズ K-BALLET Opto『踊る。遠野物語』 In association with PwC Japanグループ

宣伝美術:横尾忠則

日本のバレエはクラシックへの比重が圧倒的に大きいけれど、社会の動きを察知し時代を表現する意識を持つことは、バレエダンサーにとっても重要な資質。Kバレエ・オプトは、果敢でオリジナルな新作を世に問い、ダンサーと観客双方のポテンシャルを引き出している。今回はあの世とこの世が共存する『遠野物語』の世界を森山開次に託す。

演出・振付・構成=森山開次
出演=石橋奨也、大久保沙耶、他K-BALLET TOKYO、麿 赤兒、尾上眞秀、田中陸奥子、森山開次、村松卓矢(大駱駝艦)、松田篤史(大駱駝艦)、小田直哉(大駱駝艦)、奥山ばらば、水島晃太郎、小川莉伯
2025年12月26日(金)~28日(日) 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場) ※東北・北海道ツアー公演あり
(問)Bunkamura TEL:03-3477-3244

COCOON PRODUCTION 2026 『クワイエットルームにようこそ The Musical』

オーバードーズで精神科の閉鎖病棟に入れられた主人公と、さまざまな病症を抱える入院患者たち。現実と幻覚の境が希薄なことが日常である人々を描くのに、ミュージカルほど適したスタイルはないかもしれない。実は優れたミュージカル・メイカーでもある松尾スズキが満を持して、理想的なキャストにより自作の小説を舞台化する。

作・演出=松尾スズキ 音楽=宮川彬良 振付=スズキ拓郎
出演=咲妃みゆ、松下優也、昆 夏美、皆川猿時、桜井玲香、池津祥子、宍戸美和公、近藤公園、笠松はる、りょう、秋山菜津子 他
2026年1月12日(月・祝)~2月1日(日) THEATER MI L ANO- Za ※京都、岡山公演あり
(問)Bunkamura チケットセンター TEL:03-3477-9999

た組『景⾊のよい観光地』

前作『ここが海』では、トランスジェンダーであることを告白する妻とシス男性の夫と娘という、3人家族の関係の移ろいを描いた加藤拓也。今回は山中で茶屋を営む男性二人と、その常連客の女性や海外からの来訪者など5人の登場人物が、それぞれ複雑かつ微妙に揺らぎながら関わり合う。ひとりひとりの心中波立つ風情が立ち現れそうだ。

作・演出=加藤拓也
出演=平原テツ、⽥村健太郎、安達祐実、宮﨑秋⼈、吳 静依(Jing Wu)
2026年1月17日(土)~2月1日(日) 東京芸術劇場 シアターイースト ※札幌、大阪公演あり
(問)た組 ✉gekidantakumi@gmail.com

文=伊達なつめ

※InRed2026年1月・2月合併号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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