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【50代からの自分らしい働き方】趣味のパステルシャインアートで自分も人も笑顔に!

  • 2025.11.10

【50代からの自分らしい働き方】趣味のパステルシャインアートで自分も人も笑顔に!

家族のため、と自分の笑顔を置き去りにしていた日々。そんな毎日を変えたのは、「私が笑えば、みんなが笑う」という、シンプルな事実でした。小さな気づきから始まった、小川正枝さんの「笑顔を生む仕事」をご紹介します。

プロフィール
ゆうゆうフレンド
小川正枝さん 64歳

おがわ・まさえ●1961年生まれ。
結婚後は、子どもの成長に合わせて派遣などの仕事に従事。
50歳でパステルシャインアートと出合い、「小川晏奈」名義で講師および創作活動を行っている。
一男一女の母。

まずは自分を笑顔に。そこから始まった「人を笑顔にする仕事」

5センチ四方の画用紙に、顔料を固めた画材・パステルを削った粉をコットンでのばして描くパステルシャインアート。その魅力を語る小川正枝さんの顔には輝くような笑顔が浮かぶ。しかし、パステルシャインアートと出合う前の小川さんは、心に余裕がなく、忙しさから笑うことさえ後回しにしていたという。

「私が我慢して頑張れば、家族はうまくいく。そう信じて常に自分を犠牲にしていました。でも、我慢の先にあったのは、さらなる我慢。よかれと思ってやっているのに家族に理解されず、答えが見つからない毎日に苦しんでいました」

そんな小川さんの日々に、変化のきざしが現れたのは50代直前。きっかけは、友人から誘われたグアム旅行だった。

「自分だけが楽しみに行くことに罪悪感がありましたが、子どもや夫の声に背中を押されて出かけてみたら、想像以上に楽しくて。心の底から笑っている自分がいたんです。笑顔で帰った私を、家族もまた満面の笑みで迎えてくれました。」

その瞬間、体の奥底から温かいものが込み上げてきたそう。

「私が一番求めていた家族の笑顔は、自分を犠牲にした先にではなく、私自身が笑っている場所にあったんだって、そのとき初めてわかったんです。この気づきが、私の人生の大きなターニングポイントになりました」

子どもの頃から好きだった「絵」を仕事にした小川さん。
「好きなことが見つからないと言う人は、逆に嫌いなことをやめてみるのも手。最後に自分にとって本当に大切なものが残るはずです」

パステルシャインアートがライフワークの一つに

自分を笑顔にすることから始めよう––––。そう決めた小川さんは、「自分の楽しいことって何だろう」と改めて自問する。そこで思い出したのが、幼い頃から好きだった絵を描くことだった。

「いろいろ調べるうちに、身近な画材で手軽に始められるパステルシャインアートにたどりつき、早速スクールへ。インストラクターの資格を取得しました。さらに学ぶうちどんどん面白くなって、講師資格までとってしまったんです」

自分が笑顔になるために始めたパステルシャインアート。しかし講師として教える中で、小川さんはさらに大きな喜びに気づく。

「絵を描いているうちに、どの生徒さんもみんな笑顔になるんです。講師になって初めてその笑顔を見たときのこみ上げてくるような感動は、今もはっきり覚えています。パステルシャインアートは、自由度の高いアート。だから描いているうちに無心になれて、自然と自分の内側と向き合うことができるんです。そこから生まれた絵が癒やしや気づきとなり、笑顔が広がっていく。そんなセラピーのような力が、このアートにはあるのだと実感しています」

活動は、教える現場だけにとどまらない。福祉施設でのワークショップもその一つだ。

「『少しでもアートでお役に立てれば』という気持ちで伺うのですが、そこで生まれる自由でダイナミックな作品に触れると、『私の世界はなんて小さいんだろう』と圧倒されるばかり。毎回、私のほうが生きるエネルギーをいただいている気がしますね」

現在は福祉施設やイベントでのワークショップの他、対面やオンライン講座の講師としても活動。そこで得られる喜びは、計り知れないという。

「自分が本当に好きなことを誰かに伝えて、その人が笑顔になってくれる。こんなにうれしいことはありません。私にとってこれは単なる仕事ではなく、人生を豊かにしてくれるライフワークだと感じています」

パステルシャインアートの世界で、小川さんは「小川晏奈(あんな)」という名前で活動している。その名前は、笑顔を取り戻した証しでもある。

「家族を優先し、自分を抑えて生きてきた私にとって、パステルシャインアートはやっと見つけた自分らしくいられる場所。この名前は『私らしくいていいんだ』という思いの象徴なんです。その喜びを胸に、これからも笑顔の輪を広げていけたらと思っています」

パステルシャインアートは、筆の代わりに化粧用コットンを使って描くのが特徴だ。「コットンを使うと、グラデーションも簡単に描けるんですよ」

趣味・特技や経験を生かした働き方例

ネットを活用して、自分の知識や経験を仕事につなげるのは難しくない。手芸品なら販売サイト、知識や経験はスキルシェアサービスへの登録が近道だ。SNSで自分の活動を発信することも、仕事を得るきっかけになる。

●ハンドメイド作家
●家事・育児代行
●ペットシッター
●筆耕
●趣味や専門知識を生かしたオンライン講師 など

※この記事は「ゆうゆう」2025年12月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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