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売り切れ続出! SNSで話題のセザンヌ“ババアの粉”の正体とは? “粉っぽいババア”を回避する塗り方も!

  • 2025.11.8

始まりはTik TokやThreadsから。「ババアは全員これ買え」というキャッチと共に、またたくまに大バズり。現在メーカーが品薄状態を謝罪するほど売れているのが、セザンヌのトーンフィルターハイライト。

そこまで話題になるなんて、「どのくらいすごい粉なの?」「どうやって使うものなの?」とCREA WEB編集部内でも大いに話題になり、普段からセザンヌ商品をあれこれ紹介しているプチプラコスメコーナーでも、急ぎ、お試ししてみました!

ちなみに「ババア」は、あくまで自虐的な意味で面白く聞こえるように、愛ある意味合いで用いられていると思うので、このコーナーでもその呼び方にします。


くすみや顔を暗く見せる影を、ひと塗りでレタッチしたかのようにカバーしてくれるパウダータイプのハイライト。毛穴や赤味、色ムラなどもトータルでカバーしてくれて優秀。皮脂吸着パウダーも配合されているので、ひたいや小鼻などのテカリゾーンにも対応。高保湿で軽い感触の植物性由来のオイルが配合されていて、さらに粒子の細かいなめらかな質感のパウダーなので、粉だけどしっとりした感触の点も好評。美容保湿成分として、スクワラン、ホホバ種子油、ヒアルロン酸Na、パンテノール、アーモンド油を配合。トーンフィルターハイライト 01 フィルターベージュ 693円/セザンヌ
トーンフィルターハイライト。左半分はビフォー、右半分はアフター。※画像はセザンヌ提供

そもそもこのアイテムがバズった理由は、「クマもくすみもこの粉を上から塗れば、なかったことのようにカバーできる」から、隠したいものの多い年代上めの女性にオススメだ、ということのよう。名前の通り、「フィルターをかけたかのように」見えなくする、ということですね。

トーンフィルターハイライト(目元)。左半分はビフォー、右半分はアフター。※画像はセザンヌ提供

だから名前は「ハイライト」ですが、顔の中に高さを出して、高低差をつけて見せるために使うというより、どちらかというとパウダー状のコンシーラー、みたいな感覚でとらえるといいのでは、と思いました。

使い方は、ファンデーションのあと、影を消したい部分に上からブラシで重ねるだけです。

気になるカバー力は、目の下のクマ部分なら、コンシーラー+この粉、だけでも「あ! 消えた」と感じました。パン! と明るくなるので、その2点で十分カバーできると思います。ちなみに40代編集部員は、コンシーラーはなしでファンデ+この粉でクマが目立たないようになったそう。

“昭和二桁ババア”編集部員もお試し。左がビフォー、右がアフター。目の下のクマが薄くなっている。また、まさにフィルターをかけたように全体が明るくなり、肌のあらが目立たないように。

とはいえ、ある程度定着しちゃってるクマの場合は完全に消えるかどうかは人によりますし、ファンデやコンシーラーもなしでこの粉だけ、などにすると荷が重いと思うので、そのあたりはご留意ください。

「ほうれい線も目立たなくなる」と話題になっていたので、ほうれい線にも細く重ねてみましたが、筆者の場合はほうれい線は、完全にカバーできる、とまでは言えないかなという感想。これは、筆者は肌色があまり白くないので、逆に変に目立ってしまうかも、という理由もあるので、肌色が明るい人ならうまく飛んで目立たなくなるかもです。

また、この目の下のクマとほうれい線部分を、顔の片側だけ塗って自撮りしてみたら、確かに塗った方がちゃんと明るくなっていて影が目立たない! ので、色味のカバー効果は高いと思います。

おすすめの使い方&“粉っぽいババア”にならない塗り方

トーンフィルターハイライト(口元)。左半分はビフォー、右半分はアフター。※画像はセザンヌ提供

さて、実際の製品をよく見てみると、ほんのり淡いホワイトベージュに、ものすご~く微細なピンク系パールがぎっしりと入ってます。

そのピンクパールが均一に肌表面につくことで、ツヤが面で輝いて、肌がとてもキレイに見えると感じました。

またパールがピンクなので、塗るだけで顔色を明るく感じさせられるから、常にどんよりくすみがちな顔色の人や、すっぴんの時は基本血色なんてものはない! という人にはとてもおススメです。

ハイライトに多いホワイトパール系よりもギラギラ見えないので、顔の中でなじみながらもハイライト効果を出せるという点でも、“ババア”向きのハイライトだと思います。

そしてフェイスブラシを使えば、顔全体に使う使い方も絶対にNGでもないかなと。

例えば夏頃からオススメしている、コンシーラーとフェイスパウダーのみでベースメイクを仕上げるノーファンデメイクの時のフェイスパウダーを、このセザンヌにするなど。

全顔に塗ると、ちょっとキラキラ過ぎかなと思う方は、広い部分はノンパールのパウダー、顔の中の高い部分にこのセザンヌを塗る、などの使い方もアリかなと思います。

筆者は目の下はクマカバー、頬骨の高い部分と、鼻筋、あご先にハイライトとして使う使い方が最も使いやすいと感じましたが、人によって使いたい箇所が変わってきそうです。

なので、気になる影をある程度消せる、使い勝手がかなりよい、外出先でのお直しアイテムとしても活躍できる、しかもこのお値段で! という総合点で、かなり優秀だと思いました。

付属ブラシ。サイズは、長さ40ミリ(一番長いところで)、幅17ミリ、厚さ4ミリ(ライター調べ)。

ちなみに付属ブラシも、先がとがり気味の山型になっているのがよく考えられていてエライ。狭い、細い部分にしっかりフィットさせられるし、目の下などのある程度幅が必要な部分に塗る時は、寝かせて塗ればOK。

小さいながらもちゃんと意味のある形なところに、作り手の強いこだわりを感じます。

「粉っぽいババア」を回避する塗り方のポイント

最後に、SNSで「粉っぽいババアになった」とのコメントも多くみられますが、おそらく、ブラシで粉をとった後、そのまま直接顔に塗っているため、量が多すぎて粉っぽくなってしまっているのかも。セザンヌが推奨しているように、「ブラシで粉をとった後、手の甲などになじませてから使う」ことを意識するといいかもしれません。

トーンフィルターハイライトの使い方。

または、付属のブラシで、気になるポイントだけではなく、顔の広い範囲に塗ると、やはり粉っぽくなってしまう可能性が。広い範囲に塗る場合は、先述のように、フェイスブラシを使うのがベターです。

突然のバズりにメーカー側も嬉しい悲鳴の最中なので、しばらく品薄状態が続くかもしれませんが、ババアでもそうでなくてもひとつ持っていると相当使える粉、だと思います。

セザンヌ


https://www.cezanne.co.jp/lineup/4939553530299/

斎藤真知子

高級コスメにうっとりしつつ、デイリーメイクにはプチプラコスメも出番多し、の美容メインのなんでもライター。編集プロダクションと美容雑誌編集部を経てフリーランスに。かれこれ20ウン年美容雑誌業界の片隅でお仕事中。肌データは、アトピー持ちの(でも現在はほぼ出ない)基本乾燥肌。……なのに寄る年波で部分的な毛穴の開きやテカリも気になる。スペインとお肉とオヤジ俳優好き。

構成・文=斎藤真知子

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