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【いい歯の日】“お口年齢”と実年齢の平均差「+12.8歳」リモートワーク&間食の“数”が健康に影響?3500人調査で判明

  • 2025.11.8
11月8日は「いい歯の日」
11月8日は「いい歯の日」

11月8日は、日本歯科医師会が1993年に制定した「いい歯の日」です。アース製薬(東京都千代田区)が、口内健康状態を「お口年齢」と用いた調査を実施し、“お口年齢”と実年齢の差が平均「+12.8歳」で、リモートワークの日数が関係していたことが判明したと公表しています。

調査は、同社が独自に開発した、歯や口内の状態・生活習慣などから算出される口内の健康状態を全国7地域(北海道地域、東北地域、関東地域、中部地域、近畿地域、中国・四国地域、九州・沖縄地域)で暮らす20~60代の男女3500人を対象に、チェックシートで実施。

“お口年齢”と実年齢の差は、年代別にみると、実年齢との差が最も大きかったのは40代で「+13.6歳」、一方、差が最も小さかったのは20代で「+11.8歳」で、平均差は「+12.8歳」というが判明。全年代で実年齢を上回る結果となり、全国的にお口の健康状態に課題があることが明らかとなり、同社は「仕事や家庭、日々対応に追われる40代は、忙しさからオーラルケアの習慣が平均的に不足しやすい毎日を送っているのかもしれません」と分析しています。

今回の調査では、間食の頻度が高い人ほど“お口年齢”が実年齢より高くなる傾向もわかったとのことです。最も“お口年齢”が高い40代では「ほぼ毎日間食をする」と回答した人が51.7%と半数を超え、他の年代よりも高い割合に。一方で、実年齢との差が最も小さかった20代では「ほぼ毎日間食をする」と答えた人が40.7%にとどまり、40代と比べて11ポイント低い結果に。同社は「間食の回数が少ないことで、オーラルケアが必要なタイミングでしっかりケアできている可能性が考えられます」と説明しています。

また、リモートワークといった「おうち時間」が長い人ほど、“お口年齢”が実年齢より高くなる傾向もみられています。具体的には、“お口年齢”が実年齢に近い人のうち、「リモートワークは週1回未満」と回答した人が82.4%だったのに対し、お口年齢が実年齢より30歳以上高い人ではその割合が70.1%に上りました。

さらに、「インドア派」と答えた人の割合も、お口年齢が実年齢に近い人では49.8%だったのに対し、実年齢より30歳以上高い人は60%に増加していました。これらの結果から「リモートワークやインドア派といった“おうち時間”の長さが、お口年齢に影響を与えている可能性が示唆されます。こうした生活スタイルも “お口年齢”に影響している」のが示されたということです。

同調査の結果を見た、歯科医師の野尻真里さんは「日々の食生活や生活習慣の積み重ねがお口年齢に大きく影響することがわかりました」といい、「実年齢に近い良好なお口環境を維持するには、毎日の丁寧なオーラルケアと、歯科医院での定期的な専門ケア・検診が不可欠です。特に毎日のオーラルケアでは、歯ブラシだけでなく、舌清掃や歯間清掃も歯ブラシ前に習慣として行うことが重要です」とコメント。

続けて、「歯、歯茎、舌を含めたお口全体を常に清潔に保ち口内環境を良好に保つことで、むし歯や歯周病などのお口の疾患を予防し、全身の健康維持にもつながります。また、糖に偏った食事、頻度の多い間食などの食生活は、全身の健康だけでなくお口の健康にも悪影響を及ぼします」と語っています。

おうち時間やインドア派の人など「会話量の減少がお口の健康に影響を及ぼす可能性も示唆されています」といい、「話すという行為は、唾液腺を刺激して唾液の分泌を促す重要な役割を果たしています。唾液には抗菌作用や自浄作用(お口の中を洗い流す作用)があり、お口の中の細菌バランスを保つ上で欠かせません。しかし、在宅勤務や高齢化、社会的なつながりの減少などによって発話の機会が減ると、唾液の分泌量が低下し、お口の中の自浄作用も弱まります。その結果、口臭の発生や歯周病などのリスクが高まる可能性があるのです」と指摘。

アドバイスとして「お口を健康に保つには、日々の小さな意識の積み重ねが重要であることを示しています。今日からできることから少しずつ始めてみましょう」と語っています。

オトナンサー編集部

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