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『匿名の恋人たち』のモテ男がハマり役に!【赤西仁】18年ぶりに日本ドラマ出演、その演技力は?

  • 2025.11.10

現在テレビ各局では秋ドラマが放送中で、数多くの話題作を楽しめます。そんな中で、配信ドラマでも注目作が登場。人気となっているのがNetflixシリーズの『匿名の恋人たち』です。

小栗旬さんが主演を務めるドラマで、原作はフランス映画の『Les Émotifs anonymes(邦題:匿名レンアイ相談所)』。30~40代の登場人物がメインで、大人たちの恋を描くロマンティックコメディーとなります。小栗さんのほかには、韓国人俳優のハン・ヒョジュさん、中村ゆりさん、佐藤浩市さんなどが出演しているのですが、中でも注目されているのが赤西仁さんです。
 
同ドラマは、小栗さんが『リッチマン、プアウーマン』(フジテレビ系)以来13年ぶりに王道ロマンティックコメディー作品にカムバックしたことで話題ですが、赤西さんはなんと18年ぶりに日本のドラマに出演。久しぶりに赤西さんの演技を見た視聴者が多く、大反響を呼んでいます。
 
そこで、この記事では『匿名の恋人たち』の魅力を解説しつつ、赤西さんの演技力を検証します。

話題のドラマ『匿名の恋人たち』はどんな内容?

まず、『匿名の恋人たち』のストーリーを解説します。ドラマは、人気チョコレートショップ「ル・ソベール」を舞台として、小栗さん演じる有名製菓メーカーの御曹司・藤原壮亮が店の新代表に就任するところからスタート。順風満帆な人生を送っているように見える壮亮ですが、過去の出来事が原因で“人に触れられない”という特別な秘密を抱え、仕事にも私生活にも支障をきたしています。

一方で、ハンさん演じるイ・ハナは、チョコレートづくりの天才ながら“人の目を見ることができない”秘密を抱えるヒロイン。それぞれが秘密を抱える2人ですが、なぜか壮亮はハナに触れることができ、ハナは壮亮の目を見ることができるという小さな奇跡が起こります。この奇跡をもとに2人は互いを認め合うようになり、「ル・ソベール」を発展させていく、というドラマです。
 
作品の魅力としては、昔のトレンディードラマのようなベタな展開が次々と起こるところにあると考えます。性格が正反対でたびたびぶつかり合う主人公とヒロインが、さまざまな試練を共に乗り越え絆を強めるストーリーは、昔の月9ドラマを見ているような気分です。

ここ最近では、複雑な伏線を張り巡らせたドラマがブームで、正統派なラブコメディー作品は少なくなりました。ラブコメディー作品でも、現在放送されている『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)のように、少し変わった題材を取り上げたドラマがヒットする傾向に。そんな中で『匿名の恋人たち』は、40代以上の視聴者が懐かしく感じながら見られるドラマとしてヒット中です。

赤西仁のブランクを感じさせない名演技

そんな『匿名の恋人たち』で、赤西さんは高田寛を演じています。寛は主人公・壮亮の親友で、「ル・ソベール」の近くにあるジャズバーのオーナー。キャラクターとしては、ワイルドな風貌ながら女性にとことん優しく、キザな言動も様になってしまう“モテ男”です。

下手すればギャグっぽくなってしまう難しい役ですが、赤西さんは完璧に寛を演じハマり役となっています。まず、現在はアーティストとしての活動が多い赤西さんに、ジャズバーのオーナーという設定がぴったり。作中ではピアノを弾く場面もあり、男性目線でも格好いいと感じる演技を見せました。
 
さらに、長年不眠症に悩まされ深く眠ったことがほとんどないという秘密もうまく演じています。どこかいつも気だるそうな雰囲気を醸し出す寛を、繊細な演技で丁寧に表現。久しぶりに日本のドラマへ出演したとは思えない演技力の高さで、作品に不思議な彩りを与えることに成功しました。

民放ドラマも出演なるか? 主役に負けない存在感の赤西仁
赤西さんといえば、かつて『ごくせん』『anego[アネゴ]』(ともに日本テレビ系)など、ヒットドラマで活躍したことで有名です。しかし、KAT-TUNの脱退と事務所の退所を経てアーティスト活動がメインとなり、俳優業はほとんど行わなくなりました。
 
ブランクがある赤西さんですが、『匿名の恋人たち』では完璧な演技を見せ、俳優としてのポテンシャルの高さを証明しています。また、40代ならではの色気も出て、魅力が数段増しました。今後、俳優としても多くの作品にキャスティングされそうで、民放ドラマでも赤西さんの活躍を見ることができそうです。
 
久しぶりの演技で主役にも負けない存在感を見せた赤西さん。次回はぜひ、主役としてドラマへの参加を期待します。
この記事の執筆者: ゆるま 小林
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

文:ゆるま 小林

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