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事後報告はダメゼッタイ! 「家族のもの」を片付けるときの鉄則とは

  • 2016.6.1
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【女性からのご相談】

46歳主婦です。夫と二人暮らしです。主人は、片付けなどはまったくしないので、家の中は私が片付けをしています。

先日、主人の趣味のものが置いてある部屋を掃除し、部屋の隅にお菓子の箱に入った新聞紙があったのでまとめて捨てたところ、 後から「部屋に置いてあった箱がない」と主人が言い出し、捨てたことを告げたらすごい勢いで怒られました。

いつも片付けをさせられている私の身にもなってほしいです。勝手に捨てずにいちいちお伺いをたてなければならないのでしょうか?

●A. 「捨てておいた」の事後報告はご法度です。

ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。

「自分の部屋ぐらい自分で片付けてよ!」と思いながらも、家の中の片付けを一手に引き受けている相談者さま、ご苦労さまです。

しかしながら、親切にご主人の部屋の片付けをしたら怒鳴られてしまったというのは、不本意な気がしますよね。

多分、箱に入っていたのはご主人さまの趣味に関連した新聞の一部だったのでしょう……。集まったところでスクラップブックでも作る予定だったのではないでしょうか。

●自分の部屋は自分で片付ける

本来であれば、自分の部屋は自分で片付けるのがベストです。

相談者さまが「そろそろ片付けしたら?」と旦那さまに一声かけてあげて、それでもなかなか取りかからないときには整理するというふうにワンクッション置いた方が良かった のかもしれません。

奥さまにとっては“捨てるべきもの”にしか見えなくても、旦那さまにしてみれば“宝物”かもしれません……。価値観は、一緒に暮らしていても簡単には変わらないものです。

●家族の部屋を片付けるとき注意したいこと

(1)旦那さまの趣味の部屋や思春期を過ぎた子どもの部屋の片付けは基本的には自分でやるようにする。

(2)(子どもがいる家庭では)子どもの部屋は、コミュニケーションを取りながらどれをとっておくかを本人に決めさせる。

(3)旦那さまの部屋を片付けるときは、ゴミ箱以外のものは捨てる前に確認をとる。

「捨てておいたわよ!」と後から報告するのはNGです。

旦那さまや子どもさんが片付けをしたくないのは、普段奥さまがすべてやってあげているため、しまう場所が分からない のかもしれません。

家族全員に、衣類を入れる場所や食器類の収納場所をあらかじめ教えておくようにましょう。

奥さまが全部やってあげているご家庭で、突然入院するなどの緊急時に困るのは旦那さまやお子さんです。

●家族にも領域がある

家族だからこそ、「片付けてあげた」という気持ちが落とし穴になりかねません。次の2つのルールは、忘れず心にとめておきたいものです。

・同じ家に住んでいても、相手の領域に黙って踏み込まないこと

・家族が片付けないときは、「片付けをしてほしい」と言葉に出していうこと

日頃から「片付けをやらされている」という気持ちを抱いていると、相談者さまのようによかれと思ってした行動が思わぬ結果を招いてしまうこともあります。

【参考文献】

『捨てる勇気 残す覚悟』土井けいこ・著

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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