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「トラブルの末にクラブを退団することになった」5名のスター選手

  • 2025.11.7
「トラブルの末にクラブを退団することになった」5名のスター選手
「トラブルの末にクラブを退団することになった」5名のスター選手

Text by 石井彰(編集部)

サッカー選手はそれぞれのクラブと契約を結んでいるが、ときには規律や規約に違反したことによってそれが解除されることも。

トラブルが続出したために退団を余儀なくされた選手もいる。

今回は『FOOTBALL DAILY』から「不名誉のうちにクラブを去った選手たち」をご紹介する。

セルジ・グアルディオラ

「トラブルの末にクラブを退団することになった」5名のスター選手
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退団したクラブ:バルセロナ

2015年にバルセロナへの加入が決定したセルジ・グアルディオラ。クラブのレジェンドであるジョゼップ・グアルディオラと同じファーストネームを持つこともあって話題を集めたものの、僅かな時間で解雇されることになった。

若い頃は様々な下部リーグのクラブを渡り歩いていたセルジ・グアルディオラは、2015年12月にバルセロナへの移籍が決定。Bチームに登録されることが決まっていたものの、それから数時間で問題が発覚した。

彼が持っていたTwitter(現:X)の過去の投稿のなかに、バルセロナとカタルーニャ地方を侮辱するようなコメントがあったほか、レアル・マドリーのファンであることも発覚した。

彼自身は「友人が書き込んだもの」と主張したものの受け入れられず、バルセロナは彼を即刻解雇。後にバジャドリーに所属したときにカンプ・ノウで試合をした際には、バルセロナのファンから大きなブーイングが浴びせられていた。

カルロス・テベス

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退団したクラブ:マンチェスター・シティ

2009年夏にマンチェスター・ユナイテッドからマンチェスター・シティへと移籍した際にも大きな騒動を巻き起こしたカルロス・テベス。ユナイテッドにはウェストハムからのローンで所属していたとはいえ、10年ぶりの「ライバル間移籍」にファンは過敏に反応した。

しかし、マンチェスター・シティからユヴェントスに移籍するときにも彼は大きなトラブルを経験している。2011年夏に移籍を志願したと伝えられている彼は、その後の試合で途中出場することを拒否。それによって処分を受けたが、謝罪を拒否してアルゼンチンに無断で帰国した。

最終的には数カ月後にテベスが謝罪をすることで事態は収まったものの、2013年夏にはシティを退団することが決定。イタリア・セリエAのユヴェントスへと移籍することになった。

ディミトリ・パイェット

「トラブルの末にクラブを退団することになった」5名のスター選手
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退団したクラブ:ウェストハム

インド洋に浮かぶ小さな島レユニオンの出身ながら、リーグアン屈指の攻撃的ミッドフィルダーとして活躍し、フランス代表でも司令塔としてレギュラーを掴んだパイェット。正確無比のパスとフリーキックを武器に、類稀な攻撃センスをピッチで発揮した。

育成の名門と言われるナントの下部組織で育ち、2011年にリールへと移籍。さらに2013年には名門マルセイユへ加入し、チームの中心的な存在として君臨した。

そして2015年にはイングランド・プレミアリーグのウェストハムへと移籍し、加入初年度からPFA年間ベストイレブンに選ばれるなど活躍を見せたものの、2年目には監督やクラブとの関係が悪化。

最終的にはパイェット自身が練習や試合への合流を拒否するようになり、ファンも彼に対しての反感を高めていった。そして2017年1月には古巣のマルセイユへの移籍が決まり、ウェストハムはすぐに彼を称える壁画をアンディ・キャロルの絵に塗り替えている。

パトリス・エヴラ

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退団したクラブ:マルセイユ

ディディエ・デシャンが率いたモナコでブレイクし、マンチェスター・ユナイテッドで長く活躍したフランス代表DFパトリス・エヴラ。さらにその後ユヴェントスでも力を発揮するなど、世界屈指の左サイドバックとして知られる存在だった。

ただ、2017年1月に加入したマルセイユでのキャリアは彼にとっての汚点になり得るものになってしまった。

しばらくは順調に過ごしていた彼であったが、11月に行われたヨーロッパリーグでの試合に向けたウォーミングアップ中、彼を侮辱していたファンの頭を蹴るというトラブルを起こしてしまった。

その結果クラブから無期限の出場停止処分を受けることになり、UEFAからも罰則を言い渡された。最終的にマルセイユは彼との契約を解除することになり、エヴラはウェストハムへと去っていった。

アダム・ジョンソン

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退団したクラブ:サンダーランド

イングランドにおいて育成の名門といえるミドルズブラが輩出したウインガー。トップチームで活躍した後、2010年にはマンチェスター・シティへと引き抜かれ、イングランド代表にも選ばれるなど飛躍した。

その後2012年には自身の生まれ故郷であるサンダーランドからの誘いを受けて移籍し、チームの中心的な存在としてプレー。クラブや監督からも大きな信頼を寄せられていた。

しかしながら、2015年3月にショッキングな事件が発生する。ジョンソンが「15歳の少女と性行為をした」という疑いで警察に逮捕されたのだ。

ジョンソンは当初全ての容疑を否定していたものの、2016年に行われた裁判で自身の罪を認め、懲役6年の有罪判決を受けた。サンダーランドからも契約解除となり、サッカー選手としてのキャリアは実質的に終焉を迎えた。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

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